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特色ある学校づくり「松原市立松原中学校」(きょういくニュース 第251号 7ページ)
松原市立松原中学校について
〒580-0015
松原市新堂1-604-1
電話番号:072-339-2501
学校ウェブサイト(外部サイトへリンク)
学校概要
在籍生徒数407名(1年生142名、2年生134名、3年生131名)各学年4クラス編成。
1947年に松原町立中学校として開校した。
中学校区は松原小学校・松原西小学校・河合小学校の3小学校からなる。
校訓
「自主協同」「感謝報恩」「研究」
教育目標
『自分に負けるな、未来を切りひらこう』
- 規律ある学習集団をつくり、学力を向上させる。
- 自己肯定感を育み、温かい集団をつくる。
- 地域・保護者と共に動き、共に育てる関係を築く。
松原中学校区めざす子ども像
『自らの力で未来を切りひらいていける子ども』
〈つけたい力〉
- 自分を大切に思い、他者を大切にする力
- 人・社会の役に立ちたいと思い、行動する力
- 自分を律し、正しく判断し、最後までやりぬく力
- 人・社会とつながり、発信する力
1.インターナショナルセーフスクール(I S S)の取組み
インターナショナルセーフスクールとは、WHO(世界保健機関)が推奨する、体および心のケガ、その原因となる事故、いじめ、暴力を予防することにより、健康で健やかな学校づくりを進める活動のことです。松原市内にある全小中学校(小学校15校、中学校7校)が取り組んでおり、令和3年度にすべての小中学校が国際認証を取得しました。
令和4年度以降は、各学校ごとの取組みからさらに発展させ、中学校区を単位とした取組みに発展させています。
参考:世界初!インターナショナルセーフスクール市内全校認証(松原市役所ホームページ)(外部サイトへリンク)
(1)体の安心・安全
1)環境の改善(ベンチ・カーブミラーの設置、バリアフリー化)
不注意による生徒同士の衝突を防ぐため、廊下にはベンチを設置して、廊下を走る生徒を少なくすることを目指しました。
また、階段にはカーブミラーを設置することで、すれちがうときに、相手が見えるようにしています。
身体が不自由な生徒のために、また、生徒が転倒して大きなケガをするリスクを減らすために、バリアフリー化を進めています。
2)安全に移動するためのルート設定
給食の運搬時に、一斉に各クラスの生徒が移動するため、重量のある食缶を持った生徒同士が衝突するリスクがあります。安全に通行できるよう、配膳室までのルートを設定し、各学年・クラスが一方通行で移動できるようにしています。
特別教室への移動の際にも、生徒の人数が過密になることを防ぐために、学年によって移動ルートが決められています。
3)校内清掃ボランティア
長期休暇中に、生徒が清掃ボランティアとして、校舎の清掃を行います。
運動場の石拾いや水路の掃除もしています。
安全チェックも兼ねており、ケガにつながりそうな場所は情報共有しています。
(2)こころの安心・安全
1)あいさつ運動
生徒会を中心にあいさつ運動をおこなっています。毎週月・火曜日は地域の方にも来ていただき、にぎやかにやっています!
校区の小学校のあいさつ運動などに中学生が参加し、校区のつながりを大切にしています。
2)校区I S S交流会(オンライン)
松原中学校区の3小学校とオンラインでつなぎ、I S S(インターナショナルセーフスクール)の取り組みの交流をおこないました。中学校生徒会がリーダーシップをとり、今以上に安心で安全な校区や学校づくりについてたくさんの意見を出し合いました。
3)情報モラル教育
S N Sが関係するいじめを防止するため、情報モラルを学習する授業を行っています。
L I N E株式会社から講師を招いての聞き取り学習や、「S N Sノートおおさか」などの教材を活用し、グループL I N Eのトークや写真をS N Sにアップロードすると、どのようなトラブルの可能性があるのかを考えました。
4)教育相談・クラス会議(班長会議)
毎学期に生徒と教職員の懇談の機会を設けています。
クラス会議では、リーダーを集めて、クラス内での様子を交流し、クラス内での心のケガのリスクを把握しています。
2.SDGsの取組み
(1)「わくわく・どきどきSDGsジュニアフォーラム2022」に参加しました
「レッツトヨティBand!」と題して、地元企業の聞き取りから事故のない世の中をめざしてアイディアを発表し、銀賞を受賞しました。
(2)フードドライブの取組み
SDGs学習の一環で、フードドライブの取組みを行いました。地域のNPOと連携し、集めた食品を地域の子ども食堂へ引き渡しました。引渡しの際には、今回の取組みで集めた食品が多くの人に役に立つようにとの思いを伝えることができました。
(3)服のチカラプロジェクト
ファーストリテイリング社主催のプロジェクトに、1年生を中心として、服の持っているさまざまなチカラを学んだうえで、世界の難民の子どもたちに古着を送りました。校内だけでは集まる服の数に限りがあるため、校区全体に協力を呼びかけました。
地域教育協議会の役員会で中学生によるプレゼンを行い、校区の皆様から協力をいただきました。「松中フェスタ」で回収B O Xと専用のブースが設置されました。集めた服は最終5054着(43箱)にもなりました。プロジェクトの様子は、2019年11月22日『読売新聞』(朝刊)河内面でも紹介されました。