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令和元年(2019年)6月12日の記者会見で使用した資料の説明
会見項目「災害対策について」で使用した資料
背景
- 背景について、昨年6月に発生した大阪府北部地震では、通勤・通学時間帯に発災したが、多くの事業者において発災時の出勤ルールが未整備であったため、出社・帰宅抑制がうまく機能せずターミナル駅等で多くの滞留者が発生した。
- 平成30年台風第21号等では、暴風により屋外での死傷者が多く発生した。
- 自分は災害に遭わないという思い込み(正常性バイアス)が働き、人は身を守る行動に移さないケースが見受けられる。
- 府民や事業者等に、事前の備えや次の行動をとるために、これまでにない強いきっかけが必要であり、災害モード宣言を行う。
災害モード宣言とは
- 災害モード宣言の位置づけは、広域自治体の長として、広域的な大規模災害が発生もしくは迫っていることを府民や事業者等に呼びかけ、日常のモードから災害時のモードに切り替えてもらうことを促すものである。
- ただし、府民や事業者等に防災対応を動機づけるもので、強要するものではない。
- 概要は、台風と地震の態様に応じたタイミングで呼びかけ、適切な行動をとっていただくことを促す。
- 台風は、接近前の注意喚起を行うもので、台風の接近が見込まれる場合に、府民に不要不急の外出を控えていただくことや市町村から発信される避難情報等に注意するよう、事前の備えを促す。
- 地震は、発生後の適切な行動の呼びかけを行うもので、地震発生時、迅速かつ適切な行動をとっていただくため、事業所にBCPの発動や出勤・帰宅の抑制など災害時の対応への切り替えを促す。
発信の目安
- 台風の場合の発信目安は、気象台予測での大阪府域における陸上での最大風速が30m以上の台風、気象庁発表「強い台風」以上相当が、府域に上陸・最接近することが見込まれる場合で、府域への最接近予測時刻に応じた内容の呼びかけを、府域上陸・最接近の前日18時までに実施する。
- 過去の該当ケースは、昭和36年台風第18号、第2室戸台風や平成30年9月の台風第21号、同月の台風第24号である。
- 地震の場合は、府域に震度6弱以上を観測した場合。なお、震度5弱・5強の場合は、被災状況等に応じて発信する。
- 過去の該当ケースは、平成30年6月の大阪府北部地震である。
- その他自然災害等により、府域が重大な危機事態となったとき又はおそれがあるときは状況に応じて発信を行う。
発信内容
- 台風の発信内容は、自分の身の安全確保を行うことで、不要不急の外出は控え、安全な屋内でいること。増水した河川や用水路など、危険な場所には近づかないこと。台風が接近する時間帯や、暴風の最中の屋外作業は絶対にしないこと。公共交通機関に影響が出る可能性があるため、交通機関等の運行状況の確認をすること。
- 翌日の台風に備え、出勤・通学の抑制をしていただくこと。
- 今後の市町村長からの避難勧告等の発令に従って、適切な行動をしていただくこと。
- 地震の発信内容は、自分の身の安全確保を行うことで、続発地震に備え、安全な場所で待機すること。津波警報発表時は、頑丈な建物の3階以上に避難すること。
- 自分の身の安全確保後、周りの方への声かけ等で、近所での助け合いを行うこと。
- むやみに移動すると緊急車両等の通行に影響がでるため、安全な場所で待機すること。
- 出勤時間帯に発災した場合は、出勤・通学の抑制をしていただくこと。
- 文例は、平日は休日、時間帯に応じた内容で宣言を行う。
府HP・防災情報メール配信イメージ
- 発信手段は、大阪府緊急情報トップページへの掲載や大阪府防災情報メールに登録されている方にメール配信する。
アプリ・SNS等発信イメージ
- ヤフー社の防災速報アプリで配信、おおさか防災ネットやもずやんツイッター、府のフェイスブックで配信する。
災害時における庁内の情報伝達および共有について
- 「LINE WORKS」を導入し、災害時における知事と幹部職員間で情報共有を図り、初動段階から迅速かつ適切な災害対応につなげる。
6.18地震災害対策訓練について
- 昨年の大阪府北部地震から1年が経過した。この地震の教訓を生かし、南海トラフ地震等に備えるため、新体制による発災直後の初動体制の確認を行う。
- 訓練は、6月18日火曜日午前9時30分から。災害対策本部会議は午前10時30分から開催。
- 場所は、新別館北館1階災害対策本部会議室において。
- 休日の午前9時30分に直下型地震が発生したと想定する。
- 内容は、発災直後の府民・事業者への災害モード宣言の実施、LINE WORKSを活用した発災直後の災害対策本部長を中心とした幹部職員間の情報共有、大阪府職員参集・安否確認システムを活用した安否確認等の試行実施である。
会見項目「今夏の暑さ対策について」で使用した資料
大阪府の暑さ対策について
- 昨年の夏は、気象庁が「災害並み」と評価するほどの暑さであり、府内では7,138人が熱中症で救急搬送された。これは、例年の2倍の規模で、このうち12名がお亡くなりになっている。
- 府では、猛暑は命に係わるものとして、夏の暑さに備えていただくよう啓発を行っている。
暑さから身を守る3つの習慣
- 府民のみなさまには、暑さから身を守るため「気づく」、「備える」、「涼む」をキーワードに3つの習慣に取り組んでいただきたい。
- 特に、1つ目の暑さに気づくための『暑さ指数』の活用について、詳しく説明する。
暑さ指数の利用促進
- 『暑さ指数』とは、気温だけでなく、湿度なども考慮した熱中症予防のための数値である。
- 府民のみなさまに、この『暑さ指数』を知り、身近に感じていただけるよう、電光表示パネルを本館正面玄関に設置した。
大阪府暑さ対策情報ポータルサイト
- ここで紹介した『暑さ指数』に関する情報のほか、暑さに関する情報を取りまとめた、「大阪府暑さ対策情報ポータルサイト」を新たに開設しているので、ぜひご覧いただきたい。
- また、登録すれば無料のメール配信サービスやスマートフォンアプリにより情報を取得することが可能。ぜひ活用して暑さに備えていただきたい。
会見項目「海洋プラスチックごみ問題について」で使用した資料
おおさかプラスチックごみゼロ宣言について
- 大阪府では今年1月に大阪市と共同で「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を行った。
- 宣言に基づき、使い捨てプラスチックの削減、3Rの推進、ポイ捨て防止、代替プラスチック製品の活用に取り組んでいる。
海洋プラスチックごみ問題から考えるSDGsシンポジウム
- 6月11日(火曜日)に、関西広域連合と共催で「海洋プラスチックごみ問題から考えるSDGsシンポジウム」を開催した。
- 企業、団体、行政関係者など多数の方に参加いただき、海洋プラスチックごみ削減の取組み推進に向けた情報交換、事例紹介を行った。
大阪府と象印マホービン(株)との事業連携協定とこれからの取組み
- 「マイボトルユーザーにやさしい街おおさか」をコンセプトに、象印マホービン株式会社と事業連携協定を締結した。
- G20大阪サミットでも海洋プラスチックごみ問題はテーマとなる予定であり、プラスチックごみ削減に向けた取組みをさらに進めていく。
会見項目「G20大阪サミット開催に向けた取組みについて」で使用した資料
阪神高速の規制
- 高速道路の交通規制は、6月27日から30日までの4日間、記載のエリアについては、深夜・早朝を除いてほぼ全面通行止めの予定。
一般道の規制
- 6月27日から30日までの4日間は、大阪市内において、会場とホテルを結ぶ高速道路や一般道、大阪城周辺等の9エリアについては、要人が移動することに伴い、頻繁な交通規制が実施される。
(交通規制の詳細については、大阪府警のホームページへ)
関西国際空港の利用(1)
- 6月27~30日は、関西国際空港では、空港連絡橋を含む高速道路や空港島内において、大規模・長時間の交通規制が予定されている。
とりわけ、4日間のうち、29日(土曜日)の午後~30日(日曜日)の離日時は、りんくうタウンから関西国際空港方面が通行不可となる可能性が高い。車では、関空に入れなくなるので、事前に情報を確認し、電車の利用の徹底をお願いする。
関西国際空港の利用(2)
- 空港の旅客ターミナル入口において、警察が航空予約券や手荷物等の確認を行うほか、空港内のコインロッカーや一部のゴミ箱も24日~30日の間は閉鎖する予定。
- 大阪国際空港においても、同様の規制や、当然市内の交通規制も考えられるので、両空港を利用される方は搭乗までには余裕を持った行動をお願いする。
駅のコインロッカー・ゴミ箱
- サミット開催期間中における鉄道駅等での警戒・警備の強化のため、近畿圏の主要な鉄道駅等に設置されたごみ箱やコインロッカーは24日~29日の間は、使用が中止される。
府民への呼びかけ
- G20大阪サミット期間中は、交通規制の実施にご理解をいただくともに、期間中の電車の利用やマイカー利用の自粛、業務用車両の運行調整などのご理解・ご協力を、お願いする。
- 大阪府庁への来庁も、6月27日(木曜日)・28日(金曜日)のご来庁は極力避けるとともに、6月24日(月曜日)から26日(水曜日)までの間についても、出来るだけ控えてほしい。
- 今後も、各国首脳が集まるサミットという性質上、警備は、要人の行動に伴い判断されるため、直前に規制情報が明らかになることも多い。27~30日は、大阪がそのような状況であることに、ご理解・ご協力いただきたい。
子ども招待及び寄附
- 大阪府では未来に向かう子どもたちの多様な体験の機会の創出などに取り組んでおり、このたび、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの公民連携の取組みとして、キッズフリー・キャンペーンの中で以下を実施。
- 小学生以下の子どもたちをパークへ無料招待
児童養護施設等の子どもたち及びその引率者をパークへ無料招待 - 大阪府「子ども輝く未来基金」への寄附
感謝状贈呈式
- 「キッズフリー・キャンペーン」により、多くの子どもたちをパークへ招待し、子ども輝く未来基金に寄附してくださることに対し、感謝状贈呈式を行う。
- 感謝増贈呈式概要
日時:令和元年7月2日(火曜日)11時30分?
場所:パーク内
出席者:大阪府知事、社長CEOJ.L.ボニエ氏 - 子ども輝く未来基金に寄附してくださることに対し、感謝状贈呈式を行う。