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更新日:2019年5月24日

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令和元年(2019年)5月22日 知事記者会見内容

記者会見項目

  • G20大阪サミット開催に向けた取組みについて
  • 第9回大阪マラソンのランナーのエントリー状況等について
  • 質疑応答

職員

それでは、知事の記者会見を始めさせていただきます。
最初に、知事からお願いいたします。

G20大阪サミット開催に向けた取組みについて

知事

僕からは2点です。
まず1点目ですけども、G20大阪サミットに向けた取り組みについてです。
報道の各社の皆さんにおかれましては、交通規制の情報であったり、あるいは特集の記事の掲載とか、本当に周知・広報にご協力をいただいています。ありがとうございます。
本日は、新聞社とも連携した子ども向けの理解促進についてのご紹介をいたします。
まず、G20大阪サミットを開催します。これは大阪にとってもちろん初ですし、日本にとっても初、世界の30を超えるトップ首脳が大阪に集結すると。まさに国際政治のダイナミック、世界が動く、そういった国際会議がG20です。そのダイナミックさをぜひ大阪の子どもたちにも僕は知ってもらいたいし、肌で、触感でもいいので、感じるものを得てもらいたいなというふうに思っています。
そのために、G20の理解促進、特に子どもたちへの理解促進を深めていこうということで、開催の意義であったり、あるいは参加国の概要も含めて、グローバルな視点をぜひ学んでもらいたいなと思います。そのために、理解促進のツールを制作いたしました。
まず、一つ目ですけども、このタブロイド版の20ページの新聞です。これはまだ原案ですけど、世界のリーダー集結、G20サミット大阪開催へということで、これは全部で20ページ、ここから、こっちは小学生バージョン、こっちは中高生バージョンということで、全部で20ページになりますけども、これを大阪府下の小学生に全て配布をいたします。大阪府内の小・中・支援学校の児童・生徒に74万部、これは全ての子どもたちに学校で配布をいたします。
そして、もう一つ、大阪府内の小・中・高校、支援学校を含めて1,800校にDVD、G20大阪サミットの意義なんかを紹介したDVDを配付します。ですので、学校でホームルームであったり、あるいは授業であったり、そういったところで学校で使ってもらえるように、各校1枚を配付いたします。
中身ですけども、小学校の低学年用、高学年用、それから中高生用の三つに分けて、それぞれの子どもたちの年代に、三つに分けてDVDを作成しました。これについて配付をしていきます。もちろん大阪府のG20の協議会のホームページでも、動画としても公表する予定です。
小学校の低学年用のDVD、どんなものかというのを少しだけ紹介させてもらいたいと思います。これは学校だけではなくて、家庭でも見られるように、ホームページで紹介していますので、少し見ていただきたいと思います。

(DVD放映)G20理解促進動画(小学生低学年用)(外部サイトへリンク) ※会見では冒頭部分のみ抜粋して流しました

この後、続いていくわけですけど、なぜG20が行われるかというのを、これは低学年用にわかりやすく紹介したDVDです。
これについて、5月24日から、順次、学校に配付をしていきます。あわせて、協議会ホームページでも公開しますので、ぜひ、それぞれの学年に応じてですけども、ご家庭でもご利用いただきたいなと思います。
続きまして、三つ目ですけども、このサミット開催に当たりまして、大手前の庁舎、咲洲庁舎はもちろんサミットの開催場、まさにずばりそこですけれども、大手前庁舎においても交通規制等が行われる予定です。大阪城においてサミットの関連行事が行われることを検討されています。あわせて、大阪府庁本館においても関連のプログラムが行われる予定になっています。これは検討中ということですけども、その可能性が高いという状況です。
ですので、咲洲エリアと同様に、交通規制、検問、警戒というのがこの大阪の大手前庁舎付近で行われることが想定されます。ですので、咲洲庁舎もそうですけども、特に大手前庁舎、咲洲庁舎について、サミット期間中も通常どおり府の業務はやっていますが、例えば申請業務とかそういったものについてはできる限り、サミット開催の6月27、28日は極力避けていただきたいと思います。それから、24日から26日、これはサミット直前ですけども、できる限り控えていただきたいと思います。
例えばですけども、大手前庁舎でいくと旅券、パスポートセンターであったり、あるいは府税の申告等の44窓口があります。それから、咲洲でいくと、産廃の許可申請であったり、宅建の免許申請、64窓口あります。窓口は開きますけども、そういった交通規制、検問等、警戒が実施されるということが想定されていますので、27、28は極力控えていただきたいと思います。
この点については、それぞれの業界、関係団体にも周知の文書でお願いもしますが、広く住民の皆さん、事業者の皆さんにご協力をお願いしたいと思います。
対象となる窓口の詳細については、本日、一覧表をお配りしていますので、ぜひごらんいただきたいと思います。

第9回大阪マラソンのランナーのエントリー状況等について

続いて、二つ目です。二つ目は大阪マラソンについてです。
大阪マラソンは今大会から大阪城公園にフィニッシュ地点、いわゆるセントラルフィニッシュを実施する初めての大会となります。その大阪マラソンのランナー受け付けが5月17日に終了いたしました。
フルマラソン、3万2,000人の定員に対しまして応募があったのは、昨年を3,000人上回っていますけども、13万人です。それから、国外からのエントリーが1万5,000人ということで過去最高数になっています。抽せんの結果は6月21日にお知らせをいたします。
それから、大阪スポーツ応援ランナー、いわゆる寄附金制度等もある、チャリティーをしてという部分ですけども、そこの応援ランナーとチャリティーランナーについては、それぞれ、応援ランナーは6月28日まで、チャリティーランナーは8月30日まで募集をしています。
あわせまして、ボランティアの募集についてです。団体のボランティアについては6月6日から、そして、個人のボランティアは7月11日から募集を開始いたします。大阪マラソンは今回セントラルフィニッシュになりますし、非常にボランティアの皆さんも、これまでも熱心に支えていただいていますけども、ぜひ新しいコースになった大阪マラソンもボランティアという形でも参加をお願いしたいと思います。一緒にこの大阪マラソンを盛り上げていきたいと思いますので、団体ボランティア、個人ボランティアへの応募というのもよろしくお願いいたします。
僕からは以上です。

質疑応答

職員

それでは、ご質問をお受けいたします。
最初に、幹事社の日経新聞さんからお願いいたします。

大阪マラソン関連について

記者

幹事社の日本経済新聞です。
大阪マラソンについて、2点伺えればと思います。
エントリー状況について、先ほど数字が出まして、海外から過去最高の1万5,082人がエントリーされたということで、年々注目度が高まっているなと感じられるデータですけれども、知事はなぜ海外からの注目度がこれほど高まっているというふうにお考えでしょうか。

知事

まず、大阪マラソンの魅力自体がどんどん回を重ねるごとに海外の皆さんに広く伝わってきているんだというふうに思います。沿道の声援も含めて、大阪の名所を楽しみながらマラソンができるという、大阪マラソンが独自に持っている魅力がやはり海外にどんどん広がってきているんだと思います。もう一つが、2025年の大阪万博もそうですし、今回のG20もそうです。大阪の海外の認知度というのが非常に僕は広がってきていると思います。まさに大阪の知名度自体が世界において広がってきている証拠なんだろうと思います。海外のお客さんも、今、右肩上がりで増えてきていますけれども、やはり大阪が本来持っている魅力が世界に伝わってきている、そして、海外のお客さんも増え、インスタも、いろんなSNSも発展する中で、大阪の知名度が広がってきているというのが一つの大きな理由と。もう一つが、やっぱり大阪マラソン自体が本来持っている魅力と。
大阪マラソンはシカゴマラソンとの提携もしていますし、それから、ハンブルクマラソン、あるいは上海マラソンとの協力関係というのも築いています。大会のグローバル化を図ってきていることが一つの成果になってきているんじゃないかなと思います。シカゴマラソンなんていうのは、招待選手をそれぞれ交換もしたりもしていますし、僕は、大阪市長のときにハンブルクに行ったときと上海に行ったときに、それぞれ、そこの市の責任者の人にマラソンで提携しましょうというふうにお話もしました。これは、大阪マラソンの会長の松本会長から、ぜひそういった連携を広げる活動を首長という立場からもやってほしいという依頼もありましたので、やはり松本会長を中心に大阪マラソンの組織のメンバー、これは僕も松井市長も入っていますけど、世界に発信していこうという取り組みが徐々に実を結んできているんじゃないかなと思います。
ですので、参加人数だけじゃなくて、注目しているのは参加国の数自体が増えているということです。昨年は44の国と地域が参加申し込みをされましたけども、今回は62の国と地域が参加申し込みをされていると。つまり、絶対数だけではなくて、いわゆる横の広がり、参加国数、参加国・地域自体が44から62に大幅に増えていますから、大阪マラソンの知名度というのが世界的に広がってきているんじゃないかと。そして、1回来たら、やっぱりおもしろいマラソンなので、それが継続的に広がってきているんじゃないかなと思っています。
今後もさらに、もちろん台湾とか参加者が多いところもありますけども、より多くの国に広がっていくということの活動をしていきたいと思います。

記者

ありがとうございます。
もう1点、ボランティアの募集も始まったということですけど、知事はどういう思いを抱いた方に応募してもらいたいなとお考えでしょうか。

知事

やっぱり大阪マラソンに対して熱い思いを持っている方ですね。大阪と大阪マラソンに熱い思いを持って一緒に盛り上げようという熱意を持っている方にぜひご参加をいただきたいと思います。ランナーの受け付けであったり給水であったり、あるいは、コースの誘導であったり語学のボランティアであったり、さまざまありますけど、非常にボランティア業務は多岐にわたっていますが、大阪マラソンをぜひ盛り上げていこうという熱い思いを持った方にぜひ参加していただきたいなと思います。その熱量は多分大会そのものの魅力になって、参加者に僕は伝わると思います。

記者

ありがとうございます。
幹事社からは以上です。

G20大阪サミット関連について

記者

読売新聞の山崎といいます。
G20関連で、まさに日本では初めての世界最高峰の会議というところで、子どもたちにこういったことを感じてほしいだとか、こういったことを吸収してほしいだとか、何か期待とか子どもたちへのメッセージがあれば、お聞かせいただきたいと思います。

知事

世界は非常に広くて、その中に日本があるんだ、大阪があるんだということをぜひ知ってもらいたいなと思います。世界にはいろんな人種の人がいて、国があって、いろんな考え方がある、そういう広い世界の中で日本があるんだというのをぜひ感じてもらいたいですし、そういった子どもが将来そういう広い世界に出て活躍したいなということを少しでも持ってもらえるような、そういったグローバルな視点というか、未来に希望を持つような、そういったことを肌で感じてもらえたらありがたいなと思います。
もちろん学年、年齢によって、例えばG20で会議の中身とか、そういうのはなかなか中高生、高校生、大学生ぐらいでないと難しいかもしれませんが、世界のトップが大阪に集まって世界をよくするために一生懸命いろんな取り組みをして、その取り組みというのをまさに自分が住んでいる地元で見ることで世界に思いをはせてもらいたいと思いますし、大阪とか日本という中で全てが完結しているんじゃないんだというのをぜひ僕は理解してもらいたいなと思います。
世界の人口は80億人ぐらいかな、今。世界の人口は80億人で、日本の人口は約1億2,000万人。世界には80億人の人がいると。その中で日本は1億人やと。周りは日本の友達ばかりでしょうけど、でも、世界で見ると自分は80億人中の1人なんだという中で、よりグローバルな視点を持って、世界で活躍したいなとかいうのを何か直感でもいいから感じてもらいたいなと思います。まさにそれをする本当にG20というのはいい機会なんじゃないかなと僕は思っています。まさに目で、すぐそばにいるわけですから、そこで肌で感じる。そのときに衝撃とか、感動というか、何かあっという思いをするということ自体が、僕はそれだけでも十分大きな価値はあるだろうと思っています。
例えば1970年万博も、あのとき小学生だった世代の人、京大のiPSの山中先生もそうだし、誘致も引っ張られた世耕大臣なんかもそうだし、松井市長なんかもそうですけど、やっぱり行って、何かインスピレーションを受けて、将来に向けて頑張ろうという思いがまさに自分につながっているとおっしゃる方も多いですから、まさにそういった子どもたちが直感で感じるものというのは、僕らみたいなおっさんになったらそういう感覚もなくなってきますけど、そういう子どもたちが直感で感じるものをぜひ感じてもらいたいと思いますし、世界に向けてぜひ活躍してもらえるといいなと思います。
何でこういうのが行われているのかというのは、さっき言ったいろんな新聞であったりDVDとかでちょっと興味を持ってもらえるようにしてもらいたいと思いますが、興味を持ってもらった上で、ぜひ生でその世界の首脳、トップの人たちがやっていることというのを感じてもらいたいと思います。

記者

毎日の松浦です。
このタブロイド判、それからDVDというのは何ぼぐらいかかっているんですか。

知事

予算額はちょっと僕はわからないな。

職員

ちょっと事務方から。

知事

うん、事務方から。

記者

それと、もう1点なんですけど、大阪の物産をですね。
大阪の物産に関して、サミットで紹介したいというお話だったんですけど、そのあたりってどんなふうに進んでいますか。

知事

これは、大阪産(もん)と言われる大阪のすばらしい食材、物産がありますから、これについてはぜひG20で紹介してもらいたいということを国に対しても働きかけもしています。G20のサミットの協議会の中でも、やっぱり大阪で開催する以上、大阪の大阪産(もん)と言われるようなもの、例えば首脳が来られたときの晩さん会であったり、あるいは大阪が行う前日のレセプションであったり、そういったおもてなし行事のところでぜひ実際に利用したいと思いますし、最後決めるのは国ですから、例えば大阪の主催のレセプションじゃないほうは国が決めますので、国が主催するいろんな招待行事であったり晩さん会なんかでも、少しでも大阪産(もん)を使っていただきたいというお願いはしています。国にやっています。
あとは、サミットの会場であるインテックスにおいて、そういった大阪産(もん)の紹介、情報発信のブースというのをつくります。そこで若い大学生にも入ってもらって、大阪産(もん)の魅力を世界に発信する。これは合計3万人の海外のメディアの方もいらっしゃいますから、海外のメディアの方向けにそういった、ツアーじゃないですけども、そういった紹介のブースを設けて、世界に発信してもらえるような、そういう大阪産(もん)の発信、特産品の発信というのも、そういう仕掛けを今つくっています。

職員

費用ですけども、ツールの費用なんですけども、タブロイド判につきましては読売新聞社さんが実施主体ということで、作成、配布までお願いしておりまして、そちらのほうにつきましては、費用は、中に広告欄に交通規制の関係とか広告を載せさせていただいておりますので、広告料だけは一部お支払いすることになりますが、基本的には費用は負担しないということで、ご協力いただいています。
それから、DVDにつきましては、ちょっと今、手元に数字はないんですけども、こちらは事業者が協議会、地元の協議会ということになっております。こちらにつきましては協議会が作成するということで、タブロイド判と関連した内容になっておりますので、これも作成についても読売さんのほうに委託をして作成させていただくという形をとっております。金額のほうは、ちょっと申しわけないんですけど。

記者

わかりました。ありがとうございます。

職員

ほかにご質問はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、これで終了させていただきます。ありがとうございました。

記者会見で使用した資料

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