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生駒の森運営協議会が森づくり活動を実施しました(平成30年3月10日)!
活動の概要
生駒の森運営協議会が、平成30年3月10日(土曜日)に森林づくり活動(スギ、ヒノキ林の間伐、森林内の排水改良)を行いました。
活動のフィールドは、東大阪市善根寺町1丁目地内の「やっかんばの森林(もり)」です。「やっかんば」とは、活動地の森林一帯の古来からの呼称で、「神武天皇御東遷聖蹟孝」勝井純著(昭和14年)など文献にもその記述が見られます。
- 参加人数 : 25名
- 参加会員等 : 大阪産業大学、小泉産業株式会社、タツタ電線株式会社、ミズノ株式会社、株式会社都市樹木再生センター、東大阪市山地保全協議会(東大阪フォレストクラブ、日下山を市民の森にする会)、NPO法人日本森林ボランティア協会、東大阪市、大阪府(事務局)
生駒の森運営協議会とは(大阪府みどり推進室のページへ)
対象となる森林の概況
府民の森くさか園地に近い、かつての谷地田跡に植林されたスギ、ヒノキの若齢林(じゃくれいりん)。植栽木の成長に伴い林内は過密気味になり、早期の間伐が必要な状況です。
また、水田だった土地に植林しているため、湿地状になっている箇所があり、排水の改良も必要です。
活動の様子
今日は、間伐と林地内の排水改良(溝堀)をします。二手に分かれて作業します。
間伐作業の指導は、NPO法人日本森林ボランティア協会さんにご協力いただきました。切り倒す方向の狙いを定めて、受け口を作り、追い口を切っていきます。
伐倒時に木を引っ張るときは、ロープと滑車を使って安全に。
倒した木の枝を払い、一定の長さに切りそろえます(玉切り)。
玉切した間伐材を運び出します。乾燥していない丸太は、思ったより重量があります。
こちらは、森林内排水改良のための溝堀作業。地味な重労働ですが、湿地状のまま放っておくと立木が枯れてしまいます。
溝を掘り直すと、森林内に溜まっていた水が勢いよく流れだします。
作業前後の比較。水位がかなり下がりました。
作業後は、龍間食堂へ移動。東野 協議会監事から、協議会の活動経緯などを説明いただきました。
龍間食堂には、本格的な石窯があります。釜の中に薪をくべて加熱します。
石窯で焼かれたピザ。完璧な焼き加減でとても美味しいです。
美味しい食事に話も弾みます。
お腹が落ち着いたところで、少しの勉強と、
今日の間伐材を利用して、薪作りをしました。斧でスパッと割れるので意外と楽しいです。
最後に集合写真を撮影。
前迫 協議会会長から閉会の挨拶をもって、本日の活動は終了!