ここから本文です。
令和7年(2025年)1月29日知事記者会見内容
記者会見項目
- 「子どもたちへのお米・食料品配付(第4弾)」について
- 令和6年度国民保護共同訓練について
- アプリを活用した脱炭素行動促進の取組について
- 「健活キッズしんだん」で生活習慣の意識を向上!!
職員
それでは、ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。
初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
「子どもたちへのお米・食料品配付(第4弾)」について ※この項目で使用した資料はこちら
知事
私からは4点です。
1点目は、お米クーポン第4弾を行います。子どもたちの、お米、食事、食の支援として、第1弾から第3弾までお米クーポン、そしてECサイトということで、お米10キロ相当の支援をするということをこの間、やってまいりました。また、お米の価格も上昇する中ではありますが、物価も高騰するその対策として、子どもたちはよくご飯を食べる、また子育て世帯の家計の負担というのが大きいところでもあります。まだ十分ではないとは思いますが、これまでお米クーポンというのをやってまいりました。
今回、第4弾を実施したいと思います。そして、今回は物価が上昇もしていますので、なかなかこれまでの5,000円ではお米10キロというのは難しいというふうに判断しましたので、この第4弾については、大阪の子ども全員に対して1人当たり7,000円のお米クーポンの支援をやりたいと思います。
その中身についてです。子どもたちへのお米・食料品配付第4弾ということで、物価高騰の影響が長期化する中で、家計に占める食費の割合が多い子育て世帯におきまして、その影響を強く受けているという状況を踏まえて、令和7年度も大阪府子ども食費支援事業を行います。大阪府の全ての子どもたちが対象です。おなかの中にいる赤ちゃんも対象です。お米、その他食料品を支援いたします。準備が整い次第、申請受付を開始いたします。
まず対象者ですけれども、申請日において大阪府内にお住まいの、平成19年4月2日以降に生まれたお子さん、あるいは妊娠している方が対象です。もう少し平たく言えば、新年度ですから今年の4月以降、高校3年生になられるお子さん、0歳から、今年の4月に高校3年生になられるお子さんが対象になります。あるいは妊娠している方です。学校に行かれていない方も、今年の春で高校3年生相当の方はもちろん対象になります。
申請の時期ですけれども、まだ今は決まっていませんが、これから予算審議に入ります。第3弾とほぼ同じ時期になると思いますので、6月に申請受付開始になる見込みです。まだこれは正式には決まっていません。
そして中身ですけれども、給付物品といたしまして、1.2.のいずれかの選択制です。仕組みは一緒です。お米PAY大阪ということで、お米の電子クーポンです。これは、今回違うところは、これまで10キロ相当で5,000円ということにしていましたが、お米の価格が値上がりをしている中で、5,000円ではもう今、市場では10キロは買えないという状況になってきています。ですので、ここは予算を拡充いたしまして7,000円といたします。お米クーポン、子ども1人当たり全員を対象に7,000円のお米クーポンを支援するということにいたします。
取り扱い店舗は米穀店・スーパー等、よく皆さんが目にするスーパーであったり、お近くの米穀店でも使えているところが非常に多くなってきていると思いますし、また、これは第3弾までやりましたので、これまでも使われているところで、ほぼやり方は、仕組みは一緒ですから、お米を購入するというパターンが1.つ目です。
2.つ目は食料品ということで、食料品選択のECサイトがありますので、そのページから選択をしていただきます。このECサイトの仕組みもこれまでと一緒です。ただ、違うところは、送料込みで7,000円相当としますので、この第3弾実績は450品目ですが、品目の中身は2,000円分上がることで少し変わるということになると思います。ただ、仕組みは一緒です。
また加えて、被災地支援としまして引き続き、第3弾と同じで石川県の産品(食料品)、これをECサイトで食料品選択ページの中に掲載をして、能登半島の被災者支援の一環として石川県の食料品も選択できるようにいたします。選択するかどうかは対象の皆さんの判断ということになりますが、選択できるようにいたします。
これから予算審議に入りますけれども、これは新年度の事業ということで、恐らく6月から受け付けを開始するということになります。お米の価格も上がってきている中で、お米10キロ相当を購入できるように7,000円分のお米クーポンを全ての大阪の子どもたちに支援をいたします。第4弾を開始します。そして、子どもだけじゃなくて、おなかの中にいる赤ちゃんも対象にいたします。
令和6年度国民保護共同訓練について ※この項目で使用した資料はこちら
2点目です。国民保護訓練を実施いたします。万博開催を見据えまして、先日は大規模な災害対策訓練を行いましたが、今回は国民保護訓練ということで、テロ対策についての共同訓練を行います。国、大阪府、大阪市、自衛隊、消防、堺市、万博協会の関係者が一体となりまして、万博開催中にテロが起きた時の対策ということについて訓練を行います。国民保護共同訓練として実施をいたします。2月4日に行います。
想定ですけれども、夢洲駅で化学剤を散布するテロが起きたという想定です。緊急対処事態が発生したという想定のもとで、万が一の事態に備えて対応の訓練を行います。まず、図上訓練と、それから実動訓練を両方行います。自治体と、国と、博覧会協会、また救助機関をはじめとしまして、関係機関が一体になって連携手順等を確認いたします。
想定ですけれども、まず発生までということで、テロ組織が万博開催中に万博中止を唱える声明を発表し、そしてテロを行う予告が行われたということ。そして、実際に化学剤の散布テロが行われたという想定をやります。
まず、発生までということで、万博中止を唱える声明をテロ組織が発表したと。それに関しまして情報収集であったり、あるいは関係機関が連携を高めて即応体制を確保するという訓練がまず一つです。もう一つは、事案が発生したと想定いたしまして、大阪メトロ中央線の夢洲駅で何らかの液体がまかれて、複数人が倒れる事案が発生したという想定です。また、同時刻に堺市内の堺万博のパーク&ライドの駐車場に爆破予告の電話が入ったという事案の想定をいたします。
これを想定いたしまして、まず午前中には、災害本部の事務局訓練ということで図上訓練を行います。発生直後の情報収集ということで、大阪府、大阪市、堺市、博覧会協会の間で、テロ容疑の事案発生直後の情報共有の手段の手順、そしてその対応を確認いたします。
午後は、実際に実動訓練を行います。化学剤を散布するテロが発生した。その時の対応訓練になります。事案発生現場での初動対処を行います。まず、夢洲駅において液体散布による化学剤の散布テロ容疑事案が発生。そして、駅員による避難誘導であったり、あるいは消防、警察による救出・救助活動、原因物質の特定、そして医師との救護活動等についての初期の対応について、関係機関が連携手順等について実際に確認をし、実動訓練を行います。この実動訓練のほうには私自身も参加をいたします。
前回は災害対応訓練でしたけれども、今回は、万一テロが起きた場合にどのように対応していくのか。関係機関と協力をして、その対応訓練を行います。これを通じて、万一の事態に対処できるように、しっかりと準備とか、関係機関と対応についての訓練、そのレベルを高めていきたい。そして、いざという時に備えたそれぞれの機関の対応、そういったことをしっかりとこの訓練を通じて確認をしたいというふうに思います。
アプリを活用した脱炭素行動促進の取組について ※この項目で使用した資料はこちら
アプリを活用した脱炭素行動促進についてです。大阪府においては、この万博を契機に脱炭素の行動を広げる「おおさか脱炭素アプリプロジェクト」を展開しています。アプリを通じた脱炭素の行動を広めていこうというものです。これは、カーボンニュートラルの実現に向けて、府民一人ひとりの脱酸素行動を促進していこうということになります。行動変容を起こすというために、楽しくお得で、CO2の削減量も可視化されるアプリの利用拡大の促進をしています。その一環です。
まず、「おおさか脱炭素アプリプロジェクト」といたしまして、先ほど申し上げたアプリを活用した脱炭素行動変容を促進する取り組みを進めています。そして、その過程で、気軽にCO2削減に取り組んでいただけるように行動変容を促していく。また、府民お一人おひとりに、少しずつでもいいので、その対応をお願いすることによって大きな結果が得られる、そういったものをアプリを通じて広めていこうということです。アプリの利用拡大キャンペーンであったり、アプリと連携したダッシュボードによる脱炭素貢献量の可視化等を実施していきます。このプロジェクトを通じた脱炭素行動の実感、あるいは行動促進の取り組みを万博のレガシーとして定着させていきたいと思います。
アプリとしましては「EXPOグリーンチャレンジアプリ」と「SPOBY」の今、この2つを進めているところです。脱炭素行動変容アプリとして、個人の行動でいかに温室効果ガスを削減したか、それを見える化していく、そして行動変容を促していくアプリです。「SPOBY」と「EXPOグリーンチャレンジアプリ」になります。このアプリにおいては、さまざまな脱炭素行動によるCO2削減量に応じてポイントが付与されたり、あるいはプレゼントの抽選に応募できる等、生活の中で楽しみながら脱炭素行動を促していくというものになります。
そしてまた、この啓発キャンペーンとしまして、おおさか脱炭素アプリプロジェクトinグラングリーン大阪を開催します。2月8日の土曜日11時から、グラングリーン大阪のロートハートスクエアうめきたで行います。
内容ですけれども、脱炭素の行動変容アプリであったり、取り組み企業の脱炭素の行動の紹介です。ステージコンテンツとしまして、かつみ♥さゆりさんにご協力をいただきます。かつみ♥さゆりさんの脱炭素トークライブを行います。また、1日サポーター、YouTubeチャンネルめるぷちさんのメンバーとじゃんけん大会を行います。めるぷちさんは、YouTuberとして非常に若い方に人気のある皆さんです。そのじゃんけん大会を行います。
ワークショップとして、キッズエコバッグ作りであったり、脱炭素に関するアンケート、スタンプラリー等も行います。2月8日に行いますので、ぜひ多くの方にこのキャンペーン、この活動に気軽に参加していただければなというふうに思います。
ちなみに、このめるぷちさんは、「カワイイをスタートしよう」というのをコンセプトに、女優やモデルなど、芸能の夢を抱いて加入された女子小中高生21名が在籍するインフルエンサーのグループになります。ぜひ多くの皆さんに参加をいただけたらと思います。
「健活キッズしんだん」で生活習慣の意識向上!! ※この項目で使用した資料はこちら
「『健活キッズしんだん』で生活習慣の意識を向上!!」というものについてです。これは、子どもの生活習慣を少し変えていこうじゃないかというものであります。それを簡単に面白く進めていって、より肥満であったり、高コレステロールであったり、そういったものを減らしていって、子どもの時からそういった慣習をつけることによって、将来大人になった時も生活習慣によって疾病を引き起こさないようにということで、子どもの頃から食生活とか、運動とか、睡眠であったり、そういったところを少し改善すべきところは改善していこうじゃないかといった、そういった気付きをここで気付いてもらうというものでもあります。
これはもう一つ、家族性高ステロール血症という病気がありまして、そのチェックもできるようにはなっているんですけれども、そういった家族性高コレステロール血症の発見をし、そして生活習慣を変えていこうということにもつながるものにもなります。
まず、府において第4次大阪府健康推進増進計画に基づいて、健康寿命の延伸ということを大きく取り組みに考えています。その中で、子どものライフコースアプローチのきっかけになる「健活キッズしんだん」というものを健活10のサイトで公開します。それがこの内容になります。
小児期から生涯にわたる生活習慣の意識向上を図る、そのことによって健康寿命の延伸につなげていこうというものです。ライフコースアプローチというのは、人生が100年時代になる、その中で人の生涯を考えた時に経時的に捉えた健康づくりを行っていこうということです。乳幼児期からの日常的な受動喫煙であったり、あるいは子どもの肥満であったり、高コレステロールであったり、働く世代の過食や運動不足などによる取り組みと、それが重要になってきます。人の生涯を経時的に捉えた健康づくりをやっていこうと。その経時的の一番最初にある子どもの時期についても、生活習慣、あるいは健康状態について、より健康に進めていこうじゃないかというものになります。
まず、「健活キッズしんだん」についてどういうものかというと、その子どもの生活習慣、それから健康状態について簡単にチェックできるインターネット上の回答フォームを準備します。その回答に応じて10種類の動物のキャラクターが出てきて、「健活アニマル」として生活習慣を把握します。そして、これについては、先ほど少し申し上げました家族性高コレステロール血症についてもチェックが可能になります。小児期から生活習慣の改善であったり病気の治療を行うことによって、健康寿命の延伸につなげていこうということです。主な対象は小学生(高学年)になります。
利用方法ですけれども、サイトにアクセスいただきまして、そこで簡単なチェックに答えていただきます。約3分間ぐらいです。親が子どもと質問に回答します。食生活であったり、運動であったり、あるいは睡眠であったり、そういったものの簡単なチェック項目に3分程度回答をいただきます。そして、その結果、健活アニマルと生活習慣の改善等のメッセージが表示されるということになります。
例えば食生活であれば、これ今、ちびちびナマケモノが出てきていますけれども、「バランスよい食事で健康な体を作ろう」と、そういったナマケモノが出てきたり、あるいは、こっちはノロノロカメということで「少しずつ体を動かす習慣をつけよう」とか、こっちはキリンさんが出てきますが、そういう動物が出てきて、こういった、その子に合わせた健康な生活習慣というのはこういうものですよというのをアドバイスして、改善をしていこうというものになります。そして、最終的に「健活キッズしんだん」により、小児からの健康づくりを促進していこうというものになります。
その中で、家族性高コレステロール血症についてもチェックを行っていまして、それは何かというと、いわゆるLDLコレステロール、悪玉コレステロールをうまく肝臓に取り込むことができなくて血中のLDLコレステロール値が高くなる。そのことによって動脈硬化が進行して、狭心症や心筋梗塞等の冠動脈疾患を15年~20年早く発症するとされる疾患であります。この疾患は、自覚症状に乏しいため見落としやすいといわれています。
藤田ニコルさんからの啓発メッセージを頂いています。この家族性高コレステロール血症を患いながら活躍をされておられるのが藤田ニコルさんです。藤田ニコルさんから、この家族性高コレステロール血症に関するメッセージと、そしてまた、健康で過ごす必要性のメッセージを頂いております。子どもの頃から健康でいようねということのメッセージを頂いておりますので、これも展開をしてまいります。
まず、藤田ニコルさんの啓発メッセージを実際に見ていただきたいと思います。この啓発メッセージにご協力いただいた藤田ニコルさんに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
<動画開始>
こんにちは。藤田ニコルです。大阪府の小学4年生が主に対象の健康意識の向上と、家族性高コレステロール血症の早期発見を目的とした、大阪府の健活キッズの取り組みに参加させていただきます。
私自身、今現在も家族性高コレステロール血症と闘っているので、一人でも多くのお父さん、お母さんに、この病気の認知が広がり、早めにお医者さんに足を運んでいただけたらいいなと思っています。早くから治療を始めると、そんなに怖くはない病気だと思うので心配しなくても大丈夫です。この病気の人もそうでない人も、たくさん食べて、たくさん遊んで、たくさん寝て、健康に気を付けながら過ごしてください。
特に今、小学4年生はスマホを持っている子が多いのかな。テレビにゲームにスマホと、いろんな楽しいことがあると思いますけど、遊ぶ時間をお父さんとお母さんと決めて、やり過ぎないように注意してください。
また、お父さん、お母さんも子育て大変だと思いますが、家族で健康に気を付けて、支え合って、今後も子育て頑張ってください。応援しています。
それでは、藤田ニコルでした。ばいばーい。健康にね。
<動画終了>
藤田ニコルさんからのメッセージ、本当にありがとうございました。先ほど申し上げました人生100年時代で、人生の将来を経時的に捉えた健康づくりというのがこれから重要になってくる中で、子どもの頃のいわゆる生活習慣、それは将来の大人の生活習慣にもつながってきますので、そこは改善すべきことは改善していく、改善すべき点があれば改善をして、よりよい生活習慣をしていこう。また、家族性高コレステロール血症についても、これはチェックができます。早く見つかればその対応ということもできますので、この疾病も含めて、健康寿命の延伸につながればと思います。また、楽しく子どもたちが生活習慣を改善できるように、この「健活アニマル」と一緒に健康な生活づくりができればというふうに思います。
私から以上です。
職員
ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願い申し上げます。
それでは、幹事社のNHKさん、よろしくお願いします。
質疑応答
「子どもたちへのお米・食料品配付(第4弾)」について(1)
記者
NHKの高柳です。お疲れさまです。
お米券の第4弾ということですけれども、2,000円増額して予算規模はどれぐらいのものになるのかということをまずお願いします。
知事
予算規模は100億円です。前回が75億円でした。今回は2,000円増額となりまして、全て合わせて100億円の予算になります。137万人が対象になります。
記者
吉村知事の家ではどれぐらい消費されるんですか。
知事
結構、お米はすぐなくなります。びっくりするぐらい。子どもは3人いますので。
記者
10キロってどれぐらい持つんですか。
知事
10キロは、結構すぐなくなります。思ってるよりすぐなくなります。
記者
お米は炊かれていないですか。
知事
お米は炊いています。
記者
あ、そうですか。ありがとうございます。
知事
お米も炊いていますし、おひつも洗っています。でも、早くお水に漬けないと米がへばりつくから。かちこちになったら洗いにくいねん。ちょっと最初に、すぐ水に漬けておくことがポイントです。
記者
おひつも使われているんですか。
知事
あ、釜ね。
記者
分かります。
知事
いやいや、料亭みたいなこんな釜じゃないよ。炊飯器の中のやつあるやん。あれをおひつって言う。違う?
記者
お釜?
知事
お釜でもええ。
記者
すいません。
知事
お釜に米がへばりつくと硬くなるから、洗うの大変なのよ、あれ。だからちゃんと水に漬けとかなあかん。
記者
どれぐらいなくなっていくのかっていうのを、日々体感で伺えたらなと思ったものですから。
知事
もうすぐ、すぐなくなります。子どもが3人いれば。中学生ぐらいから一挙に食う量が増えてきますので。スーパーでは5キロが多いですけど。10キロになると、なかなか持ち運びが大変になってきますから。5キロ、安売りの時もいろいろ探せばあると思うんですけれども、今は3,000円~3,500円ぐらいで。スーパーが大体価格帯だと思いますので、7,000円あれば10キロは確保できるかなと。10キロ確保しても、子どもはすごいよく食べますね。
記者
ありがとうございます。
では、各社さんどうぞ。
職員
すいません。先ほどの人数の訂正だけをすいません。134万9,000人が令和7年度の対象人数の推定になります。
知事
失礼しました。137万人は第3弾。第3弾が137万人で、今回は134万人。
職員
134万9,000人となっております。
知事
ということとです。
記者
各社さんからありますか。じゃあ、産経さん。
「子どもたちへのお米・食料品配付(第4弾)」について(2)
記者
産経新聞の山本です。よろしくお願いします。
今のお米クーポンに関してなのですが、前回、第3弾は、対象のうちどれぐらい使われたのか。実績の辺りをお伺いできますでしょうか。
知事
前回の対象は136万9,000人。まず137万人が対象でして、申請件数は114万件、83.4%が申請です。そして、そのうち給付決定は113万9,000件、99.8%が給付決定で、ほぼ全ての方が、給付決定に対して99.4%の方が実際にお米クーポン、あるいは商品に交換したということになります。なので、ざっくり言うと8割強の方が申請をされているということです。
第2弾も、81.8%ですので2%ぐらい上がっていますが、ほぼ変わらずですので、約全体の方の80%強が申請をされるというものになっています。申請された方は、ほぼ給付決定を受けて、お米クーポン、あるいは商品に交換をされているというのが実績です。
ちなみに、使われなかった分については予算執行しませんので、いわゆる予決乖離の対象になるということになります。
記者
分かりました。あと、関連してなのですが、政府のほうで、以前知事のほうから要望されていた備蓄米の放出の方針が決まりましたけれども、その辺りについて、このタイミングで放出ということになることへの受け止めというか、どのようにお考えでしょうか。
知事
昨年8月の段階で、もう米不足は生じていましたので、あの段階で放出すべきだったと思います。そして、その後の見込みを見ても、新米が出ればということでしたが、その状態のままで新米が出ても、恐らく価格は右肩上がりに高騰するだろうと予測もしていました。なので、そういったことも踏まえて、この状況であれば備蓄米を放出すべきだという実際の要請もいたしました。
当時は、備蓄米は放出はしない、お米はあるはずだと、流通の問題だということでその判断が行われました。また、多くの国会議員からも必要ないというようなことも発信をされて、メディアからもそういう発信をされていたと思いますが、私は必要だということで要望を出しましたし、その後も要望いたしております、大阪府から。今回、遅きに失した感はありますけれども、備蓄米の放出をするという判断をしたのは僕は適切だろうというふうには思っています。
価格が非常にお米は上がっていますので、急激な値上がりの状態です。ですので今回、ECサイトでの10キロというのは、恐らく少し難しいのではないかというので、そこはちょっと今、最終調整ですけれども、ECサイト上の10キロというのは掲示はしない、できない可能性のほうが高い。
今後、またさらにお米の価格が上がる可能性もありますし、あるいは備蓄米によって少しそこは落ち着くこともあるかと。なかなか予測が難しい状況でもありますし、国がどういう方針を取るかもなかなか分からないので。基本的にはECサイトは難しいとは思っていますが、ただ、クーポンとして7,000円分ということであれば、これは先ほど申し上げたスーパーの価格帯を見ても、ちょっとこの先どうなるか分からんところはあるんですけれども、10キロ相当は確保ができると判断いたしましたので、その予算を確保したというところです。
記者
ほかは。ABCさん。
大学入学共通テスト時の試験監督者による不適切行動について
記者
ABCテレビの宮本です。発表事項とはまた別件なのですが、公立大学のほうで共通テストを実施された際に、受験生に対して、試験監督の男性がトイレの個室の中まで入ったという事案がありました。こうした事案が実際に起きてしまったことについてのまず受け止めと、今後、もし再発防止策として取るようなことが知事の中であるのであれば、そういった対策についても伺いたいです。
知事
これについては不適切だと思います。不適切であり、この受験生、また保護者におわびを申し上げます。
大学からは、既におわびをしているところでもありますが、やはり個室の中までに入るというのは明らかに不適切だと思います。もちろん、この試験官が言ってるように、不正を何とか防止しようという思いがあったのかもしれませんが、また、カンニング等の不正をできるだけ防ぎたいというのは試験官の思いとしてあるのは分かりますが、ただ個室の中までに入るというのは、やはり不適切です。
また、マニュアルもありまして、そういった場合は個室の前まで付き添うというのがマニュアルです。そのマニュアルが徹底されていなかったことが原因だと思いますので、今後はこのマニュアルを徹底して、再発防止に努めていきたいと思います。
2025年大阪・関西万博関連について(1)
記者
ありがとうございます。またちょっと別件なのですが、万博チケットについてなんですが。転売も一部報道等で話題になっていますけれども、弊社のほうでも金券ショップであるとかフリマサイトで実際に転売されているのも拝見しました。万博協会は改めて転売禁止しているところだと思いますけれども、実際に一部チケットがこのように販売されていることについての知事としての受け止めをお願いします。
知事
転売チケットは不正チケットとして利用できませんので、転売をやめてもらいたいと思います。また、転売チケットは利用できないということを徹底して、転売をできる限り防いでいきたいと思います。また、転売チケットは購入しないようにお願いしたいと思います。
記者
今、転売チケットを利用できないとおっしゃったのですが、実際にチケットが、それが転売されたものなのかどうかというのをどのように見分けるのかというのと、万博協会に伺っても、そういった転売チケットは無効化しますと、無効化されるものですというふうにお話を聞いたのですが、見分ける手法と無効化する手法をもしご存じだったら教えていただいてもいいですか。
知事
まず、転売サイトであったり金券ショップで売られているのは、これはもう転売のものだということだと思います。基本的には。なので、こういう転売チケットを購入しないようにお願いしたいと思います。
ただ、その見分け方は実際は難しいと思います。何か番号が振ってあるわけでもないですし。これを防ぐ、これが転売チケットか、あるいはいわゆる企業として購入をしたチケットなのかということの区分けは、実際問題は難しいと思います。
記者
となると、転売されているものは買わないようにということの呼びかけを徹底していくというのが防止策ということになるでしょうか。
知事
それしかないんじゃないかなと思います。それ以外に方法があれば働きかけていきますけれども。
記者
分かりました。あと、実際に定価よりも安く売られているケースというのがほとんどだと思うんですけれども、転売チケットがこうやって出回ることで万博の機運がどんどん下がっていってしまうだとか、懸念される影響はあるでしょうか。また、実際に影響を感じていれば。
知事
機運が直接というのは。機運というよりは、それはルールと違いますので、万博の機運醸成という意味では、当然、万博のコンテンツであったり中身を発信したりということだと思います。もちろん転売チケットは違法で使えないチケットですから、これはやめてくださいと徹底するしかないかなというふうには思っています。
職員
転売サイトの事業者に直接アプローチをしたりとか、販売しないようにということとか。IDがサイトに上がっていたら、そのIDを使用できないようにという形も取られていると聞いていますので。全てが全てかどうか分かりませんが、多少はそれで使えないようにということでは協会は対応されていると聞いています。
知事
なので、協会としても、これはできる限りの対応をしているところでもありますので。これは、できる限りの対応を徹底していくしかないのかなと思います。IDが、番号が出ているのであれば。
職員
出ているのであれば、もうそれは使用できない番号。
知事
とは聞いていますけれども、なかなかそれが出ていないところが。
職員
ところもあると。
知事
実際は難しいのかなとは。でも、できる限りの転売防止策というのは、協会として問題意識を持っていますので取っていくということになると思います。
記者
分かりました。ありがとうございます。
記者
ほかありますか。どうぞ。
第60回沖縄「なにわの塔」慰霊追悼式について
記者
共同通信丹伊田です。お願いします。
2月6日の、なにわの塔慰霊式への参列についてお伺いします。吉村知事と横山市長が参列されるということですけれども、前回は約10年前に当時の知事らが参列されて、今回、吉村知事は参列するのは初めてかと思いますけれども、戦後80年を迎える中で、どういった思いで参列したいかというところをお願いいたします。
知事
戦後80年を迎えて、そして沖縄では日本で唯一地上戦が行われたところでもあり、その沖縄のわれわれの先人に対する慰霊の思いを持って、哀悼の誠をささげたいというふうに思います。
記者
ほかよろしいですか。じゃあMBSさん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(2)
記者
初めまして。MBSの森と申します。清水の後任で、またこれからよろしくお願いします。
さっきチケットの転売についての質問があって、その関連なんですけれども。チケットの転売というのが、正規のチケット購入の複雑性というのも一つ起因しているんじゃないかというふうに指摘もあるんですけれども。以前、IPMでチケット購入の複雑さの指摘があった時に、知事も、もう少しシンプルにならないかということを協会に意見しているというふうにおっしゃっていたと思うのですが、その後の進捗だったり、お考えについてあれば教えてください。
知事
これについては私も申し上げているとおりで、その考え方は今も同じです。そういったIPMで意見も出ていますし、いろんなところから意見も出ていますので、私もそう思います。修正すべきところは修正すべき、もう少しやっぱりシンプルに買いやすいようにするべきだと思うんです、お客さん目線に立って。それをより徹底すべきだと思うので、今、協会においてネットでの購入方法をシンプルにするということについての改善の作業に取りかかっていると報告を受けています。
まだ最終完了ではないですけれども、その問題意識は協会にもきちんと伝わって、協会の実務担当のほうで、できる限りシンプルに分かりやすくチケットを購入することができることを今、改善作業を行っているというところです。
記者
もう一点だけ。例えば具体的にどこの部分をもうちょっとシンプルにすればいいかなというふうに知事は思いますか。
知事
とにかく買う側からして、今どきどれだけクリック数を少なくして買うかっていうのを、ものすごくみんな追求しているところです。そこまで収益事業ではないとしても、やはり消費者目線、お客さん目線に立って改善をしてもらいたい。できるだけシンプルに。いろんな情報があると分かりにくかったりもしますし、分かりやすい情報でシンプルに購入していけるように、そこを徹底してもらいたいと思います。今、そこを、いろんな人の意見も聞きながら実務的に改善をしているというところだというふうに聞いています。
記者
ありがとうございます。これからよろしくお願いします。
知事
はい。
記者
では、よろしいですか。じゃあ時事さん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(3)
記者
時事通信の梅垣と申します。転売の関係なんですけれども。ちょっと機運のところは関係ないかもしれないというふうなお話だったと思うのですが、今、実際に前売り券の売り上げが低迷している中で、こういうチケットが出るということが、いわゆる前売り券の販売にどういう影響を与えているかについてはどういうふうにお考えでしょうか。
知事
それはいい影響を与えていないと思います。機運に全く影響ないと言っているわけではなくて、機運の醸成というのはわれわれが当然やっていかなきゃいけないことだし、そしてこの転売、違法なチケットで使えないチケットですから、これが転売されているというのは良くないに決まっていますので、マイナスだというふうには思います。
ですので、こういったことをわれわれもやっぱりやめてほしいと思うし、そういった意味で、協会からあらゆる手段を、取れ得る手段を取っているというところです。醸成に関係ないとかそういうつもりは全くありませんという前提でも、マイナスであることは間違いないし、これはルール違反であることも間違いないので、できる限り協会として、転売の事業者への働きかけであったり、あるいはこの転売チケットというのは使えないよということの情報発信に努めていきたいというふうに思います。
記者
どうぞ。
日帰り教育旅行の輸送に関する検討会について
記者
何度もすみません。産経新聞のヤマモトです。
明日の話になってしまうのですが、大阪府・市と万博協会のほうで日帰り教育旅行の検討会が予定されています。改めて、万博の教育的な意義についてお考えをお聞かせください。
知事
まずこれ、大元をたどれば、実は万博というのは、万博の条約で定められて、世界各国がこの条約の目的に基づいて進めていこうというものでもありまして。その万博の条約には、教育の目的があるということも明確にうたわれているところでもあります。
その中で、実際、今回2025年の大阪・関西万博においては、世界の最新技術であったり、あるいは日本にはない、いろんな国々、日本ではなかなか学ぶことが難しい他国の価値観であったり、文化であったり、技術であったり、考え方であったり、そういったことを学ぶことができる絶好の場面だと思っています。また、世界にはいろんな社会課題があり、その社会課題を解決するための、万博というのはそういう目的になっています。
ですので、世界に多くある社会課題はどういう課題があり、その課題を解決するために技術者や国々はどういうことを考えているんだろうかということに直接肌で触れることができる万博は、非常に教育的な意義が高いと思っています。日本にいる子どもたちがこの万博で、世界の課題というのはどういうのがあるんだろう、世界の技術というのはどういうものがあるんだろうと、決して日本だけではない価値ってどういうものがあるんだろうというのを肌で触れて、そして直接五感で感じてインスピレーションを受けるというのは、机の上の勉強ではなかなか体験できないことです。そういったことをぜひ、学校の机の上の勉強ではなかなか体験できないことを、ここで。世界各国集まるわけですから、しかもせっかく大阪に集まりますので、なかなかこういう機会も少ないと思いますから、ぜひここを機会に、その場に触れて、そして自分の将来について考える、あるいは日本や世界の未来について考える、あるいはそれを五感で感じる、そういったことをぜひ子どもたちにキャッチをしてもらえたらなというふうに思います。
今回、実際に動くiPS細胞の展示をしますけれども、iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中教授も、かつて、小学校5年生だったと思いますが、その時に万博に行って世界のいろんな技術を見て、それが自分の科学者としての礎になったというふうにおっしゃっています。そういった、今回の万博に行って、これすごい技術だなと、こんなものがあるのかっていうのを感じた子どもたちが将来技術者になりたい、科学者になりたい、医学者になりたいと思う子が1人でも増えたら、僕はそれが万博の成功だというふうに思っていますし、教育的な意義だと思っています。
それを実現するためにも、子どもの招待事業というのをやっていますし。ただ、実際やるとすれば、どうやって安全に行くんですか、休憩所はあるんですか、先生方の事前の下見はできるんですかとか、いろいろ実務的な課題がもちろん生じます。これは当たり前です。引率の先生方からすると、安全に引率するというのは大事なことなので。それに対する課題をこの間、私自身も直接入りながら解決をしてきたというところでもあります。
なので、いよいよいろんな実務者の協力も、関係者の協力、その背景にあるのは、やはりここに大きな教育的な意義があるんだというふうに教育者の皆さんも思っていただいているから8割の学校が参加しようとなっているわけで。そういった教育的な目的が達成できるように、あとは実務的な課題をこの会議体等でクリアをして、大阪の子どもたちが普段は感じられない世界の価値に直接触れて、自分の未来や将来に役立ててもらえたらなと思います。
記者
以上、公務について、ほかありますか。大丈夫ですか。では、公務についての質疑を終了させてもらいます。