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更新日:2024年10月28日

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令和6年(2024年)5月29日知事記者会見内容

記者会見項目

  • いくぞ!万博 大屋根リング見学ツアー(中学生・高校生向け)
  • 「ワクワクEXPO with第19回食育推進全国大会」
  • 特殊詐欺被害の防止について
  • 「大阪府介護生産性向上支援センター」をオープンします!

動画の31分13秒から31分14秒において職員の映り込みにより、見づらくなっています。ご了承ください。

職員

 ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。
 初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。

いくぞ!万博 大屋根リング見学ツアー(中学生・高校生向け) ※この項目で使用した資料はこちら

知事

 私からは4点です。
 まず、1点目についてです。万博の大屋根リングについて見学ツアーを行います。府内の中高生を対象にした万博大屋根リングの見学ツアーを開催いたします。
 大阪府市で、協会とも連携しまして、まさに「未来社会の実験場」、次の未来社会をつくるという万博の地において、次代の担い手である中高生を対象にしまして、大屋根リングの見学ツアーを実施いたします。ぜひ、この機会に圧倒的な存在感のある世界最大級の木造建築物となる大屋根リングを中高生に体験してもらいたいと思います。
 対象ですけれども、府内に在住または在学・在勤する中学生、高校生等が対象です。府民に限らず、隣接の府県の方でも、府内の中高に通われている方も対象になります。2024年4月1日現在で12歳から17歳の方が対象です。基本的に中高生ということになります。府内に在住、あるいは在学している中高生が対象になります。
 日程ですけれども、6月30日から10月27日までの間の、それぞれここにあるとおり、日曜日が対象になります。日曜日はほぼ工事が止まっていますので、その工事がほぼ止まっている日曜日に限った開催になります。そして、10月27日以降は、工事もかなりヘビーテールになってきますので、恐らくこれ以降に開催するのは難しいということで、6月、来月から10月の末まで合計6日間開催をし、1日で各日3回開催をいたします。工事の状況等により変更になる場合があることはご了承いただけたらと思います。基本的にこの計画で進めていきます。
 1回当たりの参加人数は25人となります。ですので、合計6日間、各日3回ということで、450人募集をいたします。応募者が多数の場合は抽せんをさせていただきます。抽せんについては、ランダム抽せん、無作為抽せんを行います。参加費は無料です。申込みはインターネットからの申込みをお願いします。
 応募方法ですけれども、毎月1日から10日に当月分を募集します。6月から10月、来月の1日から10月まで毎月1日から10日まで募集を行います。8月4日分については、時期との関係上7月1日から7月10日の募集分で8月4日の参加の方を決めさせていただきます。ですので、例えば6月30日のここに行きたいなということで、6月1日から10日の間に応募をしていただくと。そして応募していただいた方が、残念だけど外れてしまったという場合は、今度は7月28日か8月4日、これどちらかに行きたいなとなれば、7月1日から7月10日まで募集をいたしますので、そこでまた再応募も可能です。毎月毎月応募して、毎月毎月結果をお知らせしながら、このツアーを開催いたします。
 そして、博覧会協会におきましても、対象者を限定しない一般の方向けツアーを実施いたします。日にちはこれと一緒です。協会のほうが、その日における回数は多いということになると思いますが、日にちは一緒です。理由も同じです。基本的に日曜日は工事ストップしますので、工事に弊害が生じない日にちは日曜日だということで、協会もこの日程で行います。
 協会は、中高生に限るのではなくて、一般の方向けのツアーを行うという予定にしています。ここでしっかりとすみ分けもしながら、より多くの人に大屋根リングを、工事中であるんですけども、見学をしていただこうというふうに思っています。詳しくはこちらから応募になります。最初は、まずは6月1日から、来月の頭から募集が始まりますので、ぜひ興味のある方は応募していただけたらなと思います。

「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会」 ※この項目で使用した資料はこちら

 二つ目です。「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会」のお知らせです。この食育推進の全国大会は、全国の都道府県で毎年行われますけれども、大阪府においては第1回の全国大会を開催したぶり以降、2回目となります。今年は万博の前年度ということで、大阪府で開催いたします。この食育を進めていくことと併せて、万博のテーマは「いのち」ですから、そことも非常に密接に関係するということで、ワクワクEXPO with 食育全国大会を開催いたします。
 食を通じた心と体の健康づくりというのが基本的な食育のテーマになりますけれども、それを今回、6月1日と2日のイベントで皆さんに食育を楽しんでいただければというふうに思っております。国が定める食育月間は6月ということで、全国大会を大阪で開催すると。そこで食育の理解の推進、それから実践に向けた普及啓発、また大阪・関西万博の機運醸成も図っていきます。
 この食育全国大会の内容ですけれども、6月1日と2日、2日間行います。場所はATCのホールです。テーマですけども、「いのち輝くミライ食育」ということでテーマを設定させていただきました。万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」ですので、今回食育のテーマは、「いのち輝くミライ食育」ということで開催をさせていただきます。
 内容ですけども、180以上のブース出展、ステージイベントが行われます。おおさかキッチンカーコーナーでは、大阪産(もん)の名物であったり名店が出展をされます。有名店のスイーツの移動販売等も行われます。180以上のブース出展等も行われるということで、多くの大阪のおいしいものが集まる、そういった機会になりますので、ぜひ多くの方に参加をいただけたらというふうに思います。
 その他としまして、各種の食育のセミナーであったり、あるいは空飛ぶ車の模型の展示もあります。入場は無料です。
 2日間ありますが、様々なイベントを開催いたします。その中で主なものといたしまして、6月1日、まず最初にこの開幕が行われますけど、その際に午前11時45分から、私と横山市長の朝食クッキングショーというのを開催いたします。どういうものになるか、もう全く分かりませんけれども、頑張って朝食を作ってみたいなと思います。横山市長が得意ということなので、横山市長の肝煎りのショーになります。僕はおまけみたいなものです。
 1時15分から大阪湾の地魚について、さかなクンが入ってもらってますので、さかなクンのトークショーが行われます。大阪湾の魚についてさかなクンがトークショーをしてくれるということで、1時15分からそれを行います。
 そして、15時からは小山先生と門上さんの、食をテーマとしたトークセッションを行います。この小山先生は、万博のテーマパビリオンのうちの1人でもあります。門上さんはあまから手帖の編集顧問をされているということで、2人とも食について非常に造詣が深い方でいらっしゃいますから、食をテーマとしたトークセッションを開催します。ぜひこちらもご参加いただけたらなと思います。
 そして、2日、翌日ですけれども、おおさかEXPOヘルシーメニューコンテストを行います。これは学生さんが大阪産(もん)を使った健康的な丼もののレシピを紹介して、コンテストを行います。
 そして、12時からはトークセッションということで、NMB48のメンバーと食文化を学ぼうというトークセッションが行われます。
 そして、13時50分からは豪快!大起水産の「マグロ解体ショー」を実施いたしますので、ぜひ6月1日、6月2日、両日様々なイベントも行いますし、またいろんなキッチンコーナーでイカ焼きとかタコ焼きとか大阪産(もん)の名店名品、様々有名店のスイーツの出展もいたしますので、ぜひ6月1日・2日、ATCに遊びに来ていただけたらと、そしてそこで食育を学んで知っていただけたらなと思います。
それから、こちらが食育全国大会の案内のチラシになります。6月1日、2日、両日で行いますので、ぜひご参加いただけたらと思います。いろんなイベントも行いますし、くまモンも来てくれるということで、アンパンマンショーもあったり、食育スタンプラリーとかいろんなイベントを開催いたします。いか焼き、たこ焼き、大阪の名店も大集合するということです。裏面ですけれども、予定があるんですけど、本当にいろんな、私が先ほど申し上げたもの以外の様々な豊富なコンテンツ、イベントを予定しています。ブース出展を楽しむだけじゃなくて、いろんなイベントがありますので、ぜひ参加していただけたらなと思います。災害食とか宇宙食を考える機会であったり、本当にいろんなイベントがありますので。大阪のだし文化のセミナーなんかもありますし、非常に多彩ですので、ぜひ参加いただけたらなと思います。

特殊詐欺被害の防止について ※この項目で使用した資料はこちら

 特殊詐欺被害の防止についてです。令和5年の特殊詐欺被害ですが、発生件数2,649件、被害額は約36億940万円と過去最多になっています。発生件数は過去最多です。特徴として、特殊詐欺の被害者の85%が65歳以上の高齢者の方になっています。大阪府の被害件数がありますけれども、令和元年は1,800件で、令和2年度、これはコロナで外に出るという機会がぐっと減りましたから下がりましたけれども、そこで1,100件、その後はもう右肩上がりになってきています。そして、令和5年度速報値ですけれども、2,649件ということで、過去最多の件数になっています。被害金額も非常に多くて、大阪府でいくと毎日1,000万円の被害に遭っているという状況でもあります。今日も1,000万円、明日も1,000万円、平均すれば毎日1,000万円の被害が生じているという状況です。
 還付金詐欺をはじめとして、中身としては電話で指示をしてATMを操作させるというケースが非常に多いということです。また、全国の被害件数も今、右肩上がりで増えていっているという状況です。大阪府の手口で、速報値で一番多いのは還付金詐欺になります。その次に多いのが架空料金の請求詐欺。この還付金詐欺と架空料金の請求詐欺が今、半数以上を占めているというのが実態です。
 被害を防ぐポイントですけれども、役所とか税務署とか年金事務所等々、公的機関の名を偽って、保険料が返ってきますといった電話がかかってくる場合が多いですが、それはもう信用しないでください。役所や税務署、年金事務所など公的機関が電話してきて、保険料が返ってきますと言うことはありませんので、それはもう詐欺です。その電話がかかってきても信用しない。これは非常に注意をしてください。そして、もしそういった電話があれば、1人で判断するのではなくて、一旦電話を切って警察とか、あるいは家族とか身近な人に相談をしてもらえたらと思います。そこで詐欺に気づけば、詐欺の被害に遭わないで済むということになります。誰かと相談するということが非常に大切になります。
 また、最初は1本の電話から始まりますので、そもそも最初にかかってくる電話、自宅の固定電話が多いんですが、その固定電話に、これからこれは録音しますというような自動録音機能、アナウンス機能であったり、あるいは着信拒否の機能であったり、防犯機能つきのものに交換をしていただけたらと思います。自宅の固定電話を防犯機能つき、あるいは自動録音機能つきのものに変更してもらえたらと思います。その交換のための補助制度も大阪府が、準備をしておりますので、これは市町村と共同の事業になりますので、全ての市町村がやっているというわけではありませんが、大阪府と市町村が共同して、上限はありますけれども、10分の10の補助をしていますので、自宅の固定電話で最初、これは録音させていただきますというのがあると、その段階で、犯人が電話をそのまま続けるということはあまりないということですから、最初の入り口の部分で防ぐということも非常に重要だと思います。
 そして、こういった特殊詐欺が非常に多いということを、我々大阪府としても、府警と協力して、どんどん広げて周知をしていきたいというふうに思っています。ですので、ターゲティング広告による周知啓発をこのたび行います。YouTubeを利用した府内在住の65歳以上の高齢者を対象としまして、詐欺の危機は身近にあるということの啓発を行います。防犯機能つき電話の設置を推奨します。YouTube、65歳以上の人は利用しないんじゃないのと思われるかもしれませんけれども、大阪府で分析しますと、約300万人いらっしゃる高齢者のうち約96万人の方はYouTubeを見られているという状況でもあります。そして、YouTubeの場合はターゲティング広告等が可能でありますので、集中したターゲティング広告を実施いたします。
 また、大阪府警のYouTubeチャンネルでもあります安まち公式チャンネルでもやっていますので、大阪府外の方も見ることができるというものになります。スキップ機能がついていない15秒のYouTubeの啓発動画広告、これを約288万回配信させていただきます。YouTubeの利用者ですけれども、府内の高齢者、約238万人おられる中で、約96万人の高齢者の方がユーチューブを利用しているという計算にもなりますので、そういった方々に288万回配信すること、かなり短期的に集中的に配信することによって、特殊詐欺がこういうことで起きているんです、そしてそれを注意してくださいという周知を行っています。
 参考に、周知啓発の動画がありますので見ていただきたいと思いますが、実施期間として、5月29日から7月31日までの間にターゲティング広告を配信いたします。製作として、放送芸術学院専門学校の皆さんにご協力いただきまして、ありがとうございます。そして、撮影協力として劇団大阪シニア演劇大学の方にご協力いただきました。重ねてお礼を申し上げます。
 ATMの前で携帯電話を使っている人を見かけたら、ぜひ皆さんも声かけをしてもらえたらなと。ATMの前で、携帯電話を使いながらしゃべって操作している高齢者の方を見かけたら、特殊詐欺に引っかかっていないですかという声かけをぜひしてもらえたらなと思います。動画を見ていただけたらと思います。
(動画上映)

知事

 15秒間ということで、スキップできない広告の配信をさせていただきます。まだまだ情報量が少ないと思われるかもしれませんけど、これをきっかけとして、より多くの人に特殊詐欺、固定電話にかかってきて危険ですよということを知ってもらえたらと思います。そして、それをきっかけに、じゃあ、自分の自宅の固定電話も交換しようかと、自分の市町にはそういった交換の補助があるかというのを知ってもらえたら、よりスムーズだというふうにも思いますので。また、市町で支援事業がなくとも、やはり詐欺被害に遭うと金額が非常に大きいですから、そういった意味では、固定電話の防犯機能強化をぜひお願いしたいと思います。

「大阪府介護生産性向上支援センター」をオープンします! ※この項目で使用した資料はこちら

 最後ですね。大阪府介護生産性向上支援センターをオープンいたします。その案内についてです。介護現場においては、生産性を向上させていく必要がやはりあります。どうしても人手不足であったり、大変な作業もある中で、いかに生産性を高めていくのかというのが非常に重要な視点になってきています。その中で、介護現場における生産性向上をワンストップでサポートする大阪府介護生産性向上支援センターをオープンいたします。これからも進む高齢化の進展で、介護需要はさらに高まると思います。その中で、介護現場の課題解決、働きやすい職場を目指していくのが目的です。大阪府介護生産性向上支援センターの概要ですけれども、6月5日に開設をいたします。住之江のATCビル、ATCエイジレスセンター内で開設をいたします。開設時間ですけれども、午前10時から午後5時まで、利用対象は、府内に事業所を有する介護事業者の方、あるいは開発企業の方が対象になります。
 主な取組、どういう取組をしていくかということですけれども、まずは相談窓口の開設です。どうすれば介護現場の生産性が上がりますか、生産性向上の相談であったり、あるいは介護人材がなかなか確保できないということで、介護人材の確保についての相談であったり、現地窓口やオンラインで相談等の対応をいたします。
 二つ目ですけれども、このセンターにおいて、介護ロボットの展示をしていますが、その体験展示であったり、あるいは試用の貸出し、試しに貸し出すということもいたします。実際に触れてみて、体験することで、これは便利だなということを体感してもらえたらと思います。展示スペースであったり、介護ロボットなどの試用貸出しを行います。そして、生産性向上に関するセミナー等も開催いたします。介護ロボット、ICTを使った事業の効率化、事業者向けに必要な準備、活用のステップ、補助制度の説明会を開催します。介護の現場での生産性の拡大というと、介護ロボット、アシストスーツのようなものを思い浮かべる方も多くいらっしゃると思います。もちろん代表的なものとして、アシストスーツというのは非常に便利なものになるわけですけども、それだけではなくて、例えば最新型の見守りセンサー、これを使うことによって、夜も見回り活動の、職員の負担を減らしながら、入所されている方の変化を瞬時にキャッチをするというような便利なものもあります。
 また、介護保険料を請求するに当たって、インカムでしゃべったら、話すことによって、より簡易に、この事務、介護保険料の請求をすることができる。こういったことも非常に人気があるものでもあります。これは介護事務所の方の事務量を負担するというものでもあります、もちろんアシストスーツもありますけども、それ以外にも様々、ICTや最新の機能を使って、介護事業所の生産性を高める、職員の皆さんは負担を減らしていく、そういったものが多数ありますから、ぜひ、これを機会に体験をしてもらえたらと思います。
 また、ここにありますとおり補助金制度の説明会も開催します。大阪府において、そういった介護事業所における負担を減らす、生産性を向上することに補助制度をつくっています。今年度は補助額を2倍に増額をいたしました。13億円の予算を組んでいます。より多くの事業者の皆さんにそういうのを知っていただいて、介護職員の皆さんの負担を減らす、生産性を高める、これから非常に重要な視点になってくると思いますので、この補助制度も活用していただけたらなと思います。
 それにも関連しますけれども、伴走支援型研修も実施をいたします。それぞれの介護現場において、どうやって、どういうふうにしたらいいかよく分からない。介護ロボットはどうやって導入するんですか、あるいはどうやって業務を改善したらいいんですかって悩んでおられる事業者も多いと思います。年5回の研修会を通じて、伴走的に支援していくということも実施をいたしますので、ぜひ府内の介護事業者の皆さん、伴走型の支援もいたしますから、ぜひ研修にも参加をしていただけたらなと思います。介護現場で抱える、介護事業所の皆さん、あるいはその職員の皆さんの負担を減らす、生産性を高める、そのためのステーションですので、お気軽にセンターをご利用いただけたらなと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

職員

 ありがとうございました。
 それでは、府政公務に関しますご質問をお受けいたします。質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いをいたします。
 それでは、幹事社のNHKさん、お願いします。

いくぞ!万博 大屋根リング見学ツアー(中学生・高校生向け)(1)

記者

 幹事社、NHKの馬場と申します。
 中高生向けの大屋根リングの見学ツアーについて、2点ほどお伺いします。知事、先ほどおっしゃるとおり、機運醸成につなげるという意味があると思いますが、まず、1点目としてこのタイミングで行う狙いというのはどういったところにあるのか。そして2点目として、この次世代を担う中高生にリングを見てもらうということで、どのような効果を期待するのか、この2点お聞かせください。

知事

 リングについては8割から9割方組立ては完了しているという状態です。恐らく、秋頃には全てがつながるというものになります。リングは8割方、9割方組立てが完成していると、進んでいるという状態であるということを、リングの全容も見えてきていますので、より多くの皆さんに、まだ開幕前ですけども、どういったものがあるのかというのを知ってもらえたらなと思いますし、見てもらえたらと思います。
 リングについては、当然様々なご意見もありますし、いろんな報道もあります。ただ、実際に見たことがない人がほとんどでありまして、僕も現場で本物を見ると、これは本当にすごいなと、圧倒的な存在感を感じるところでもあります。百聞は一見にしかずというものになろうかと思いますので、ぜひ、この木造建築物の技術のすばらしさ、また、この万博のリングというものが、どういうものが出来上がっているのかというのを、ぜひ体感をしてもらえたらなというのが目的です。
 また、なぜこの時期にということですけれども、この時期にしかできないというものになると思います。この時期以降はもう開幕後になります。秋以降、恐らく工事がヘビーテールになってきますから、様々な内装関係も含めて、いろんな事業者が入ってくることになりますので、そういった意味では、そういう状況になる前の今しかできない、ちょうど10月ぐらいまでが限度だろうということで、6月から10月まで、そして工事がほぼストップする日曜日に実施をいたします、協会と一緒に実施をいたします。
 全体とすれば協会も含めて、僕も、こういった万博リングを見学するツアーなんかをやってもらったらいいんじゃないかというのは、かねてから協会に提案をしてきました。それが実現したということになります。いろいろ報道を見聞きしたり、あるんですけども、実際に見てもらうのが一番いいというふうに僕自身が見て思ったので、それはメディアの皆さんとか我々関係者だけではなくて、一般の方にも見てもらえたらなということは協会にも投げかけをしていました。それを実現するということです。ですので、協会からは一般向けのツアーを行います。詳細は協会から発表することになると思いますけれども、これは同じ日にちで発表します。回数も、大阪府の中高生向けは3回ですけど、協会はたしか同じ日に6回やってもらうことになるかなと思います。そこでは一般の方向けのツアーをする、こちらは、我々行政としてやりますから、大阪府市で開催することになりますので、まさに、未来社会をつくっていく現場を見てもらいたいということで、未来の担い手、次代の担い手である中高生を対象に見学ツアーを実施できればと思っています。時期は今しかできないということと、秋以降は難しくなる、11月以降は難しくなるので、今できるときに、8割9割完成しているので、その状態を中高生に見てもらえたらと思います。その中で、いろんなものを感じ取れるものもあろうかと思います。現場でいくと木造建築のすばらしさ、また、その技術の高さ、そして圧倒的な存在感を知ってもらえることになると思いますので、それをぜひ多くの中高生にも体感してもらえたらなと思います。もちろん人数に限りはありますけれども、一般の人も含めて、ぜひ体験をしてもらえたらと思います。工事に支障が出ない範囲で、一般ツアーと中高生向けツアーを開催いたします。

職員

 ほかにご質問ございませんでしょうか。読売新聞さん、どうぞ。

いくぞ!万博 大屋根リング見学ツアー(中学生・高校生向け)(2)

記者

 読売新聞の山本です。
 大きく2点質問ありまして、1点目はこの見学ツアーについてなんですけれども、ちょっと細かい部分にはなりますが、協会のほうでも一般向けツアーということで、これは、協会のほうは中高生を対象にしているのか、それとも、今回、府市のようにすみ分けているのかという点と、初回が6月30日ということで、申込みが毎月1日から10日にということなので、初回の申込みはこれ6月1日から始まるという理解でよろしかったか、その点確認できますか。

知事

 まず、初回の申込みは6月1日から始まります。ですので、来月1日から始まるということになります。それが初回分です。これは6月30日分になります。協会も対象者を限定しない募集になりますので、これ、中高生が駄目というのは特にないですよね。

職員

 協会は対象者の限定は全くないというように聞いておりますが、詳細は協会の発表のほうでご確認いただければと思います。

知事

 特に対象者を限定せずに一般向けのツアーを行うと。中高生は駄目ということにはならないんじゃないかなと思いますが、そこは詳細を確認してもらったら。基本的には我々は中高生に限定する、協会は広く一般の方向けにもツアーをするということで話をしながら今進めています。

小林製薬の紅麴にかかる健康被害について

記者

 ありがとうございます。
 あともう1点、別件で小林製薬の紅麹の問題なんですけれども、昨日、国のほうが青カビ由来のプベルル酸というものが腎臓に影響を及ぼすということが確認されているということで、問題発生から徐々に原因究明といいますか、少しずつ明らかになってきたと思うんですけども、その点についての今の進捗に対しての受け止めと、小林製薬さんのほうは大阪パビリオンに協賛という形だったかと思いますけれども、されているということで辞退ですとか、そういった動きは現状ないのか、その点について教えていただけますでしょうか。

知事

 原因究明については、原因究明の最中だと聞いていますけれども、再発防止と原因究明が非常に重要だと思いますから、速やかに原因究明を進めてもらいたいと思います。この原因究明を進めるに当たって、大安研、大阪の健康安全基盤研究所においてもプベルル酸と2種の化合物の分析に協力もしてきていると聞いています。今回の国の発表の一助にもなったという報告も受けていますが、やはり原因究明というのが非常に重要であると思います。引き続き原因究明、原因の解明、そして再発防止策に努めてもらいたいと思います。
 大阪市においても今日の12時半から対策本部会議が開催されていると聞いていますので、引き続き何よりも原因の解明、これが非常に重要だと思いますから、原因の解明とそして再発防止に努めてもらいたいと思います。府民の健康に直接関わることでもありますので、ぜひそちらはしっかりと進めてもらいたいと思います。また、大安研においてもできる限りの協力は当然していくということで、実際に協力しながら分析をしているという状況です。そして、小林製薬の出展に関してですけれども、意向確認等を行っていますが、現時点において小林製薬の社内で協議中だということですので、その報告を待ちたいと思います。

記者

 ありがとうございます。

大阪公立大学毒物紛失事案について

記者

 ABCテレビの宮本です。
 大阪公立大学で青酸カリと青酸ソーダが紛失していた件についてですけれども、昨日に卒業生だった学生が逮捕されました。今回、紛失ではなくいわゆる事件だったと思うんですけれども、このことについて改めてと受け止めと公立大学が今再発防止策の方針を出していましたけれども、今後、大学として、府としてどう対応していくべきだと思うか教えてください。

知事

 まず、府民の生活にも影響を及ぼす可能性が非常にあり得る劇物、今回は毒物の取扱いに関するものですから、研究用毒物の取扱いについては、非常に厳格にやってもらいたいと思います。今回、容疑者が逮捕されたということでありますけれども、まだ事件の全容は分かっていませんが、容疑者が逮捕されたということ、これは事件の可能性があるということで非常に残念に思いますし、あってはならないことだと思います。そして、警察には全面的に協力するようにということで、大学も全面的に協力をしていると報告も聞いているところです。
 再発防止策が非常に重要だと思います。この間、登録をすれば毒物の鍵の開け閉め、そして取扱いができたということですけれども、やはりそれは厳格にやってもらいたいということで、これからは、学生は開け閉めはできずに責任教員だけが鍵の開け閉めをするようにするだとか、それ以外も含めて様々な再発防止策を大阪公立大学で構築しているというのを聞いています。これは人の生命に関わることもあり得る毒物ですから、研究用毒物についての取扱いは大阪公立大学において厳重にしてもらいたいと思います。大阪公立大学において、今後の再発防止策について最終的にまとまれば大阪府市にも報告すると、中間報告は当然聞いていますけれども、最終的な報告も受ける予定にしています。
 卒業生も元大学院生で、出し入れができる立場にあったということになりますし、その人が容疑者として逮捕されたということですので非常に残念に思いますし、こういった事件が二度と起きないような再発防止策に取り組んでもらいたいと思います。

2025年大阪・関西万博関連について(1)

記者

 ありがとうございます。
 また、別件なんですけども、万博についてなんですけど、取材によりますとアルゼンチンが完全に万博から撤退する意向を今示していると、それで協議中だという話なんです。これで撤退しますと、今撤退を表明している国が多分4か国目になるんじゃないかなと思うんですが、撤退ドミノが懸念されている中で施工業者が決まっている国というのがタイプAの中でもなかなか今増えていませんが、この現状を知事としては今どう受け止めていらっしゃいますか。

知事

 やはり一つでも多くの国に参加してもらいたいと思います。その中でどうしても国の事情等によって1回手を挙げたけども、参加が困難だという国の事情が生じるところも一定、これはどうしてもやむを得ないところで出てくるものだろうと思っています。ただ、なかなかAタイプで参加しにくい国であったとしても、Xタイプであったり、あるいはCタイプという受皿を準備していますので、ここはそれぞれの国に寄り添いながら一国でも多くの国が参加をしてもらえればと思います。
 現状ですけれども、150から160の国が参加として手を挙げてくれています。過去の博覧会で見ましても、1970年の大阪万博は77か国、そして愛知博が122か国だったと思うんですけれども、今回150から160と非常に多くの国が手を挙げてくれていますので、そういった意味で各国の期待は大きいと思います。ただ一方で、国として1回手を挙げたけど参加が難しいという国があるのも事実だと思いますので、できるだけ寄り添いながら、XタイプCタイプも提案をしながら、どうしても参加が難しいという国はやむを得ないところはあると思いますけれども、一国でも多くの国が参加してもらって、150、160、そういった日本の過去の博覧会で現時点で一番大きな国の参加数ですけれども、一国でも多くの国に参加をしてもらいたいと思います。

記者

 となりますと、知事としては、タイプAにこだわるというよりかは、タイプXなりCなり、とにかく参加してもらうことが大事だと今お考えでしょうか。

知事

 そういう考え方です。もちろんAタイプのパビリオンは愛知博のときはなかったんですけど、見てもらったら分かるとおり非常にその国が投資をして、その国が表現したいことを独創的に表現するという意味で、非常に個性的で魅力のあるパビリオンになっているのは事実だと思います。なのでAタイプのパビリオンが多いほうが僕はいいとは思いますが、ただ、やはりもう1年を切っている中で、なかなかどうしてもAタイプが難しいなという国については、XタイプとかCタイプの受皿もありますので、そこへ出展してもらってその国のよさとか、発信したいものを発信してもらったほうが僕はいいと思います。
 そうは言ってもお国の事情というのも世界各国あるわけです。どうしてもその国の事情として参加そのものが難しいなというところも、これは当然あり得る話だと思います。また、その理由が、Aタイプが難しいということなのであれば、XタイプとかCタイプとか、そういったところでできるだけ参加をしてもらう。そして、XタイプもCタイプもパビリオンなので、そこのパビリオンでその国の魅力を発見してもらって、パビリオンにこだわるというよりは、一国でも多くの国に参加してもらって、その価値観を共有したり発信することのほうが僕は大切だと思います。

記者

 ありがとうございます。

職員

 ほかにございませんでしょうか。そしたら、共同通信さん。

2025年大阪・関西万博関連について(2)

記者

 共同通信の伊藤です。
 今の話題に関連してなんですけども、そもそも、アルゼンチンの撤退というところに関して知事が把握されている、今の現状でお聞かせいただけますか。

知事

 報道で聞いている限りで、まだ正式に博覧会協会から報告を受けていないというのが現状です。

記者

 分かりました。
 仮にその報道が正しかった場合は、AからC、Xという受皿もまた難しく、撤退という選択肢になったということなんですが、報道が仮にそうだった場合の受け止めといいますか、撤退という選択肢になったということについての受け止めをお聞かせください。

知事

 これはXタイプ、Cタイプでも難しいということで、どうしても国の事情があるという中での撤退だというふうにも思います。一国でも多くの国に参加してもらえるように寄り添っていくことが大切だと思います。現状、150から160、多くの国が手を挙げてくれていますので、非常に参加希望国は多いんですけれども、どうしても国の事情がある。これについては寄り添いながら、XタイプであったりCタイプでその国のよさを発信してもらうことを、寄り添って対応していくことが重要なんだと思います。
 まだ報告は受けていませんけれども、やはり総体として、今、現状はどうなっているのか。Aタイプで53か国が希望しているけれども、その中の39か国でどうなっているのかというのも一定程度は報告は受けていますので、どうしても国の事情等でXタイプ、Cタイプを含めても難しそうだという国もあり得るのかなというのは僕も思っています。ですので、今回、報道が事実だとすれば、協会とすれば、Xタイプ、Cタイプというのを非常に、ある意味提案をして、寄り添った上でのことなのかなというふうには思いますが、まだ協会から正式に話は聞いていないというのが現状。報道で聞いている限りということです。

ライドシェア関連について

記者

 ありがとうございます。
 あと、別件なんですけれども、ライドシェアで、早ければ今月中で、大阪ですと金曜日、土曜日が指定されている時間帯かと思うんですが、日本版のライドシェアが始まるということに関しての所感と、あと、現状で府市のほうで把握されている、どれぐらいの業者が実際に参加する見通しなのかという今の現状もお聞かせください。

知事

 まず、日本版ライドシェアが大阪でも開始されます。これは非常に限定的なものであるというように僕は思っていますし、これがどこまで効率的なものになるのかということについては、僕は非常に疑問に思っています。これは様々な有識者会議、専門家会議も開いていますので、その中の事業者の皆さんの意見を聞いた上でもそのように思いますが、不十分だとしても出発を行うということになると思います。
 この間、聞いている限りでは、参入希望の事業者がいらっしゃいますので、満額の台数になるかどうかまでは、僕が聞いている限りでは満額の台数ではありませんでしたけれども、何らかの事業者が参入して、そして5月の下旬、末に日本版ライドシェアが大阪でも開始をされるということになります。
 まだまだ不十分だと思います。時間帯とか、あるいは曜日とか台数を国が官製で制限するのではなくて、やはり需要というのは急に増えたり減ったりしますから、そういったものは民間に任せる、事業者に任せる、自由な制度設計が可能なライドシェアをぜひ実現してもらいたいと思います。
 この点については、万博ライドシェアとも関連もしますし、先日、国交大臣にも要望をしたところでもあります。5月の日本版ライドシェアが大阪で始まった後も、引き続き、国交大臣を含めて、国に対して、大阪版の万博時のライドシェア、時間帯・場所・日時・台数を指定しないライドシェアの要望活動、それを続けていきます。ここはそうすべきだという全国知事会の決議もありますし、これは大阪だけの意見ではありませんので、ぜひ国はしっかりとそこを踏まえた上で判断してもらいたいと思います。

記者

 ありがとうございます。

職員

 ほかにございますでしょうか。そうしましたら、朝日新聞さん。

万博の子供無料招待について(1)

記者

 朝日新聞の丘です。万博の子どもの無料招待について質問します。
 月曜日に知事のほうから意向調査の中間発表があったかと思います。その中で約25%が「未定・検討中」だったということはお話しされたかと思います。ただ、それに対して知事のほうは、「『未定・検討中』というのは不参加という意思表示ではないと思っている。課題をより深掘りして、解決策も見ながら丁寧に説明していく」という発言がありました。ただ、意向調査では実際に選択肢が二つしかなくて、「希望する」と「未定・検討中」という二つしかなくて、実際には、たとえ学校側が不参加と思っても、意思表示ができない仕様になっているかと思います。そのあたりについて知事の受け止めをお願いします。

知事

 まず、教育庁が行ったアンケートというのは、そもそも、参加か不参加かの判断を求めるものではないと思うんです。参加か、あるいは不参加ですか、どっちかはっきりしてくださいという回答を求めるものではないんだと思います。この教育庁がアンケートした趣旨というのは、参加の意向があるかどうか、もし参加の意向があるとすればそれがどのぐらいの学校数になって、そして希望日がいつになるのか、そしてどのぐらいの人が参加しそうなのか、そして移動手段はどういったものを希望されるのかということの調査をすることによって、その後の、実際に事業を行う、無料招待事業を、より精度を高めていくために行っている調査なんだと思います。
 ですので、そもそも、教育庁が行っているアンケートで参加か不参加かを決めるアンケートではないんだと思います。むしろ、どのぐらいの規模数の、1,900校が対象になりますから、この1,900校を対象とした無料招待事業をやっていく、円滑にやっていく上では、今の段階でどのぐらいの参加希望があって、どのぐらいの規模の移動になるのかというのをある程度正確に把握して、そして次につなげていくということがアンケートの趣旨・目的なんだろうと思います。だからこそ、今の段階では、参加か、あるいは検討中、あるいは決まってないというような選択肢だと思うんですね。
 ですので、一部報道でもありますけど、不参加だというふうに意思表示をされているところもあるわけですけれども、それは、もちろん最終は学校判断だからそれでいいかというふうに思いますけれども、そもそも、参加・不参加を求めているアンケートじゃない中で、「不参加です」ということが発信をされ、そしてメディアの皆さんも「参加校なし」みたいな報道もある中で、じゃ、今の現状はどうなっているのかというのをある程度中間報告で適正に報告したほうがいい、公表したほうがいいという判断で私も月曜日に公表させてもらいました。
 そもそも、参加なんですか、不参加なんですか、はっきり回答をお願いしますというのではないんですね、教育庁のアンケートの趣旨が。というところに僕はあると思います。なので、もちろんこの先、学校においては、これは参加をしませんというところも当然出てくると思いますし、また、今、今回のアンケートで出た結果、じゃ、どのぐらい希望日が重なり合うようになるのかとか、あるいはどのぐらい移動を円滑にしていくために必要な移動手段があるのかということの、円滑な事業実施のためのアンケートだと思います。ですので、一部で「参加しない」「参加ゼロ」みたいな報道がある中で、そもそもそういう趣旨じゃないんだよというのが、僕はそういうことなんだというふうに思います。
 これは5月末までが回答期限になっていますから、5月末の回答期限をもって、また改めて最終的な発表をさせていただこうと思います。ただ、そこも今回の発表内容とすれば、申し上げているとおり、参加、不参加の判断を迫るものではありませんので、全体の1,900校の中で、今の段階でどのぐらいの参加校数、参加希望数の学校があり、そして、どういった曜日を希望されているのか、日時を希望されているのか、どのぐらいの人数になりそうなのか、どうすればより円滑にこの事業を進めることができるのか、あるいは、課題をどうやって解決していけばいいのかという深掘りのためのアンケートだと思います。ですので、その後、結果を発表した後で、課題について指摘されている部分についてより掘り下げていく、そして、課題の解決策というのを考えていくのが重要だと思います。これからアンケートも踏まえた上で課題の解決策をより深める、そして、深める場として実際に協議会の場を設置しています。
 万博の校外学習、日帰り校外学習に関する、輸送に関する協議会というのを、万博協会と、教育庁と、そして府市で設置していますので、そこで出てきた課題というのをより詳細に解決に向けて整理をしていく。そういったものを一定程度まとめた上で、最終的にもちろん、参加校がどのぐらいなのか、あるいは、もう参加しないよという学校も、それは学校の判断ですから当然あり得る、そこを整理していけばいいのかなと思っていますので、今の段階で、そもそも参加か不参加かというのを求めたり、判断を求めているものではない。けれども、一方、参加ゼロ校みたいな皆さんの報道も含めてある中で、今の現状で参加希望校がどのぐらいかというのを中間発表させていただいたと。
 そして、趣旨とすれば、参加・不参加を今の段階で最終的に求めるアンケートではないし、むしろ円滑に事業を行う上での、あるいは課題を整理していく、そして規模感がどのぐらいかというのを把握するためのアンケートです。そういったものも全部踏まえた上で、やっぱり参加しませんという学校があるのは、僕はそれは当然だというふうに思っていますし、あり得ると思っていますし、また逆に、それなら参加を希望しますという学校もより具体化してくると思いますので、進行中の話だと僕は思っています。

職員

 ほかにご質問ございませんでしょうか。そうしましたら、MBSさん。

万博の子供無料招待について(2)

記者

 MBSの清水と申します。
 先ほどの質問にちょっと関連して、無料招待事業の件をお伺いしたいんですけども、先ほど知事は、今のアンケートというのはあくまで、参加・不参加の判断を求めるものではないと、府として事業規模であったりとかそのあたりをどれぐらい深掘りしていくかを調べるためのアンケートということなんですけど、例えば学校数が最終的に何校これに参加するのかというのがある程度確定しないと、例えば府のほうでもバスを一定確保するとかそういった話も出ている中で、府としても、小中高校を含めて何校ぐらいこれに参加するのかというのが把握できないと、なかなかその先に進むのも難しい中で、例えばアンケートをもう一度取り直すであったりとか、それこそ輸送協議会の課題が解決されたりとか、学校現場からいろんな課題が上がってきた中で、もう一度、再度意向を聞きますということでアンケートを取り直すというお考えはありますか。

知事

 まさにおっしゃるとおりのところもありまして、どのぐらいの参加希望数があるのかというので、今回、ある程度見えてきました。もちろん5月末までが締切りなので、その先が最終数値になりますが、それはまた皆さんに公表させていただきます。
 今の段階で明らかになっているのも、既に950校が参加を希望するという回答をされていますので、現段階、先週の金曜日段階で回答数は1,280校で、950校が参加を希望する。少なくとも1,000校近くが、参加を希望するというふうに回答されていますから、非常に多くの学校が万博の無料招待事業に対して教育的な意義を見いだし、子どもたちの見聞を広める意味でも、これは有意義だというふうに判断されている学校が多いんだなという印象を僕自身は受けています。もう少し少ないのかなと、正直、思っていたんですけれども、非常に多くの学校が無料招待事業に、今の段階でいろいろ課題も指摘されている中ですけども手を挙げられている。逆に言うと、これは今後増えていく可能性もあり得るのかなというふうに思っています。
 そして、課題が指摘されているところもあって、今、輸送協議会を既にやっている最中ですので、それは結論が出ているものではないんだけど、何かそれが結論かのように扱われたりもするけど、それは結論ではない。課題があって、そして、その課題をどう対応していこうかという、まさに協議会で協議をしている最中でありますので、参加あるいは不参加を今の段階で判断してくださいと求めているものは全くないというのが教育庁の考え方だし、僕自身もそのように思います。
 ですので、今回、規模感がある程度見えてくると思います、5月末の締切りで、規模感、あるいは参加する日時等の希望をアンケートの調査の対象項目にしていますので、どのぐらい重なるかとか、実際に実務として運営していくときにどのように対応していけるかというところをより掘り下げた検討が、今回の調査によってできると思います。
 おっしゃるとおり、それでもやっぱり、今、課題を議論しているわけですから、課題を議論する中で、ここはこういうふうに改善をされました、解決をされましたという項目も出てくると思いますので、そういったものが出てきた上で、追加の調査が必要かどうかということについて、これは最終的に教育庁が判断するとは思いますけれども、今回の調査を踏まえて、この調査で終わる可能性も、全体調査としては終わる可能性も、ある程度、学校ごとの意向が見えてきていますからあると思いますし、場合によっては追加調査ということもあり得るかもしれませんが、ただ、そこは全くまだ、やらないともやるとも決まっているものではないというのが現状です。
 最終的には、いずれにしても、この校外学習というのは学校の判断になります。これは知事が判断することでもありませんし、学校の判断になりますので、それは校長先生の権限ですから、校外学習をするかどうか、どこに行くのか。我々はその招待をしているわけですけれども。なので、最終的には学校の判断になると思いますが、それで参加されない学校は当然出てくるとは思います。一方で、やっぱりこれだけの規模の学校が参加を希望するというのも見えてきていますので、それを円滑に実施するためには何が必要かということの課題を、より今後、掘り下げていくということになると思います。その上で、追加調査が必要かどうかというのは教育庁で判断することになるかと思います。今の段階で、やるともやらないとも決まってはいません、追加調査を。でも、参加・不参加を今判断してくれという段階でもないと。まさに今、大きな、どのぐらいの数の学校が希望して、どういった日時を希望され、どのぐらいの人数になりそうか、輸送手段をどうするかというのを今まさに検討している最中ですから、結論を求めている段階ではないということです。

記者

 ありがとうございます。

職員

 ほかにご質問ございますでしょうか。ございませんでしょうか。

「大阪府介護生産性向上支援センター」をオープンします!

職員

 すいません、会見項目の中でちょっと補足説明がありますので、担当課から説明させます。

職員

 福祉部の介護事業者課です。生産性向上支援センターのオープンの前日4日の14時から15時で、報道の皆様向けに内覧の開設式を行います。大きい展示場でいろんな種類のロボットなどをご案内できますので、ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。

知事

 ぜひご来場いただけたらと思いますので、よろしくお願いします。

職員

 ほかにご質問ございませんでしょうか。
 ないようですので、それでは、記者会見のほうを終了させていただきます。ありがとうございました。
 マイクのほうを幹事社にお返しさせていただきます。

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