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令和6年(2024年)7月10日知事記者会見内容
記者会見項目
- くるぞ、万博。開幕250日前の機運醸成の取組み
- 府営公園プールのオープンについて
- 久宝寺緑地におけるPFI事業予定者の決定について
職員
それでは、ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。
初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
くるぞ、万博。開幕250日前イベントの実施について ※この項目で使用した資料はこちら
知事
私からは3点です。
まず、1点目についてです。くるぞ、万博。開催250日前イベントの実施についてです。
まず、大阪府、大阪市では様々な当然取組を行っていますが、いよいよ万博開幕まで250日となる中で、若い人を対象とした気運醸成のイベントを行います。そのうちの一つがまずこちらです。開幕250日前ということで、EXPOミライ学園祭を行います。来月8月8日、13時からEXPOミライ学園祭ということで、グランキューブ大阪、大阪国際会議場で行います。
中身ですけれども、万博のテーマと連動します環境であったり、健康であったり、食であったり、文化であったり、メタバースであったり、多様性等々についてです。実際に見て、触れて、感じることができる、そういった体験型の企業ブースを出展いたします。そして、万博について楽しく学べる情報発信のブースであったり、あるいは高校生向けの教育プログラムのPRブースも出展をいたします。ミャクミャクも登場します。そして、ここには万博のスペシャルサポーターでもあられるQuizKnockの伊沢さんによる万博クイズ大会ということも開催をいたします。これは参加費無料で申込み不要ということで、中学生、高校生、大学生等に向けたイベントではありますが、どなたでも参加できますので、奮ってご参加をいただけたらと思います。
EXPOミライ学園祭を8月8日に開催をいたします。中高大学生が対象ですけれども、それ以外の方も参加は自由ですので、参加いただけたらと思います。万博スペシャルサポーターの伊沢さんも、万博クイズということで、クイズ大会ということで応援に来てくれますので、ぜひここで多くの皆さんに万博についてさらに知っていただけたらなと思います。また、体験型の企業ブースも出展いたしますので、企業の協力も得て、この万博、いよいよ250日前になる中で、そういう体験型の企業のブースもぜひ楽しんでもらえたらというふうに思います。
EXPO作文コンクールということで、こちらは府内に在住、在学する小中学生を対象に行います。8月1日から9月30日までの募集期間で、万博開催後の「未来の大阪」について作文のコンクールを行います。
まず、小学校1年生から3年生の部門ということで、あなたが考える「未来の大阪」であったり「未来のくらし」についてをテーマにした作文をぜひ作っていただけたらなと思います。募集をしていただけたらと思います。小学4年生から6年生、高学年のほうですけども、世界からたくさんの人が集まる「未来の大阪」、これをテーマにした作品を募集します。そして中学生については、どういうふうにしたら「未来の大阪」が世界に向けて発信力を高めることができると思いますかということをテーマにした作文の募集をいたします。
それぞれ400字詰めの原稿用紙一、二枚程度ということで、テーマとしては、万博が開催されるわけですけど、万博というのは一過性のものではありませんので、万博開催後の「未来の大阪」、どういったものをつくっていきますか、どういったものが考えていきますかということを一緒に小学生、中学生の皆さんと考えようということで、作文を通じて考えようということです。
この作文を募集いたしまして、8月1日から9月30日まで募集いたしますが、それぞれ各部門の各賞ということも表彰いたします。最優秀賞が各賞、各部門それぞれ1点、そして優秀賞が2点、佳作が3点ということで、それぞれ合計6点の表彰も行います。この選考に当たりましては、万博推進局のメンバー、そして有識者も交えた上で優秀作品の選考を行います。そして優秀作品に選ばれた方、入賞された方は万博会場に招待をして、そしてその入賞した作品を万博会場内で紹介する予定にしています。実際に万博を想像してもらって、「未来の大阪」を想像してもらって、作文を作ってもらって、そして優秀作品については、実際に万博会場にも来ていただいて、そこで作文を、大阪の未来についての作文を紹介していただく予定にしています。
EXPO作文コンクールも、EXPOミライ学園祭も若い方を基本的に対象とした機運醸成ということで実施をいたします。この夏、多くの皆さんの参加、応募をお待ちしています。
府営公園プールのオープンについて ※この項目で使用した資料はこちら
府営公園のプールのオープンについてです。府営公園のプールが、7月13日土曜日からオープンをいたします。服部緑地、浜寺公園では、さらに日曜日、祝日、お盆の期間の遊泳時間は30分拡大して行います。それぞれ紹介しますと、服部緑地については7月13日から9月1日までプールを開業いたします。そして、日曜日、祝日、お盆の期間については、30分早めて9時から開業いたします。それ以外の日にちについては、9時30分から17時30分までの営業をいたします。服部緑地については、今、PMOをやっておりますので、これは進行中であります。万博の開催時が基本的にPMOの終了時期になりますが、そこから少し延びるのもあるんですが、基本的には万博開催時に全てPMOとして、今実施しているのがそろうということになります。現在、進行中ですので、それぞれ、実は随分整備されているところもあります。
まずプールですが、流水プールであったりスライダープール等のリゾート感いっぱいのプールが服部緑地にはあります。また、併せて、園内に新たにおしゃれなカフェが設置をされました。また、フットサルのコートもあります。そして、さらに7月16日からはイタリアンレストランもオープンをする予定です。服部緑地公園に民間の活力を生かして、新たなおしゃれなカフェであったり、レストランが園内にできているものもぜひ体感をしてもらえたらと思います。また、プールを楽しんでいただけたらと思います。
そして、住之江公園ですけれども、こちらも同じく、7月13日からオープンします。営業終了日は8月25日になります。遊泳時間は9時半から17時30分です。住之江公園については大阪市内になりまして、非常にアクセスがいい場所にあります。ぜひ、暑い日の気分転換にご利用をいただけたらと思います。そして、園内においては毎週金曜日にスロージョギングというのも行っていますので、ぜひこちらも楽しんでいただけたらと思います。
そして、久宝寺緑地ですけれども、これは八尾にありますが、ここも7月13日オープンをして、8月25日までとなります。9時半から17時30分までになります。久宝寺緑地については後で少し説明いたしますけれども、現在のプールと、そして、この園内においては、地元の農産物等の物販を楽しめる久宝寺こうえんマルシェもあります。そして、水鉄砲で遊びながら打ち水を行う打ち水大作戦等、様々なイベントを開催しておりますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
そして、浜寺公園です。堺の浜寺公園については、9時半から17時半ということで、服部と同じで、日曜日、祝日、お盆については30分早めて、9時から営業をいたします。営業終了日は8月25日です。浜寺については、プール内のビーチスポーツコートでビーチバレーなんかも楽しめますし、園内にはランニングであったりバイクの練習場、あるいは、ふわふわドームなどもあります。運動で汗をかいたら、おしゃれなカフェもありますので、一休みしていただけたらと思います。
非常に暑い日が続くことになると思いますけど、この暑い夏に府営プールで涼んでいただけたらと思います。また、プールに来られるときも、熱中症には気をつけていただけたらと思います。
久宝寺緑地におけるPFI事業予定者の決定について ※この項目で使用した資料はこちら
その久宝寺に関してですけども、PFIの事業予定者が決定いたしましたので、お知らせをいたします。府では民間ノウハウを最大限活用して、府営公園の魅力、利用者サービスの向上を図っているところです。元はといえば大阪城公園から始まったわけですけれども、これは市長時代に進めてきましたが、府営公園について今、広めている、これはこれまで紹介しているとおりです。今回、久宝寺緑地において方向性が定まりました。
まず、プールの再整備を行います。そして、公園全体の管理運営を一体に行うPFIの事業者予定者が決定をいたしました。施設の改修・設置、イベントの実施で、公園全体へのにぎわいづくりを進めていけたらと思います。事業予定者ですけれども、株式会社美交工業さんほか6社から成る久宝寺緑地プロジェクトグループが決定いたしました。
そして、その事業の中身ですけれども、おしゃれなカフェを設置したり、あるいは有料バーベキューの設置、テニスコートの夜間照明の設置、そして、プールの再整備を行います。現在の久宝寺緑地のプールは、いわゆる通常のプールしかないですけれども、今後は流水プールであったりアミューズメントプール、水上遊具だったりミニスライダーだったりというアミューズメントプールに加えて、屋内プール等の整備をいたします。また、ソフト事業として、スイミングスクール等も行うという予定にしています。
今後の予定ですけれども、今般、落札者が決定をいたしましたので、令和6年12月議会でご審議をいただきまして、そして、契約の締結を行います。そして、令和7年4月からこの公園管理事業が開始をします。ちなみに、プールについては調査設計、準備工事等が契約締結してから始まりますので、令和10年7月にプールはリニューアルされるという予定であります。
私からは以上です。
職員
すいません。ちょっとプールのことに関しまして、担当課から補足説明ございます。
職員
すいません。公園課のほうから補足で説明をさせていただきます。
浜寺公園のランニングバイク練習場なんですけれども、ランニングとバイクではなくて、ランニングバイクという、お子さん向けのペダルのない小さな自転車を練習していただける、自転車が乗れないようなお子さんでも練習していただけるような練習場になっております。
知事
失礼をいたしました。ランニングバイクの練習場があるということですので、よろしくお願いします。
以上です。
質疑応答
職員
ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いをいたします。
そうしましたら、まず幹事社の共同通信さん、お願いします。
くるぞ、万博。開幕250日前イベントの実施について(1)
記者
共同通信の鶴留と申します。
1点、最初にご説明いただいた開幕250日前EXPOミライ学園祭について伺います。内容として、企業ブースの出展や様々なPRブースの出展というふうになるんですけれども、これはイメージとしては万博の内容を先取りするようなイメージなのか、それとも万博の内容を先取りではないけれども、同じような形式で、こういう感じで万博が行われますよということを体験していただく趣旨なのか伺えればと思います。
知事
万博をテーマとした体験型のブースになりますので、必ずしもこういった万博の中身を再現するというものではないと思います。
記者
ちなみに、これ、もう既に出展される企業さんは決まっているんでしょうか。
知事
これはもう決まっていますよね。
職員
万博推進局です。今のところ30社ほど調整のほうをしておりまして、広く募集をかけておりまして、中には大阪パビリオンのほうに、リボーンチャレンジとして出展される企業さんなんかも含まれています。
記者
ありがとうございます。
職員
ほかにご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売新聞さん、どうぞ。
くるぞ、万博。開幕250日前イベントの実施について(2)
記者
読売新聞の山本です。
大きく2点ありますけれども、まず万博の開幕250日前までの気運醸成の取組ということで、250日前が大体この8月にかかってくると。この8月の時期というのは大体、小中高生も入ると思うんですけども、夏休みの時期ということで、開幕前で子どもたちに、万博を夏休み期間中にPRできる最後の機会でもあると思うんですけれども、こういった府・市の取組のほかに、何か夏休み向けに計画を予定しているものがあるのかどうか、例えば協会の取組であったりとか、そういうものがもしありましたら教えていただけますでしょうか。
知事
これ、分かりますかね、協会の夏休み中のイベント等。
職員
ちょっとすいません、今取りまとめまですぐ情報がないので、あれでしたら一度確認して、追ってお伝えしたいと思います。申し訳ございません。
久宝寺緑地におけるPFI事業予定者の決定について
記者
分かりました。ありがとうございます。
あともう1点、久宝寺緑地のPFI事業予定者の決定についてなんですけども、改めてにはなりますけども、久宝寺緑地、PFIの方式を取り入れて、この地域にとってどういった魅力アップといいますか、活性化ですとかそういったところにつながるとお感じになったのか、その点、教えていただけますか。
知事
まず久宝寺緑地については、東大阪市、大阪市、八尾市にまたがる非常に大規模な公園で、愛されている公園です。野球場や陸上競技場、テニスコート、バーベキュー場、児童遊技場ということで、非常に広くてプールもあるという公園で、実際に課題とすれば、プールが非常に古いという中でどうするかという課題がありました。服部緑地とか二色の浜とか、先行して既にやっているところがありますが、久宝寺が少しずれたのは、このプールをどうするかという議論も実際にありました。
これ、様々、民間の意見を聞いたり、庁内の担当部で精査する中で、やっぱりプールは再整理していこうと。プールの再整備費用については大阪府が負担する。ただ、デザイン等については、維持管理を含めて、そこはやっぱり民間の活力を生かしていこうというような形式で、久宝寺緑地はPFIの事業の募集要項を定めて実施するということになりました。ですので、このプールの再整備の予算そのものは、これは大阪が実施をすると、最初のつくり込みですね。ただ、そのデザイン等も含めては民間の募集をして、そしてその後は様々なカフェだったり、テニスコートの夜間照明であったり、こういったことも含めて、この公園全体をいろんな世代の方に楽しんでいただける公園にしていこうということで方向性を定めたというものになります。
職員
すいません、ちょっと担当課から。
職員
公園課です。先ほど、先行で服部、二色という発言だったんですけども、すいません、服部、浜寺のほうのプールが先行してやっているということになります。よろしくお願いします。
知事
プールではなくてPMOの、民間活力をした。
職員
すいません、民活という意味では服部、二色、浜寺ということで。
知事
四つありますもんね。あとは住吉。住吉は一部ですけど、カフェの。
職員
はい、そうです。
知事
その4か所でスタートして、久宝寺については、議論を継続している中でプールを再整備、これは大阪府がしようと。そして公園全体について、PFI事業をして公園全体を活性化していこうという方針が決まったということです。
記者
ありがとうございます。
職員
ほかにご質問ございますでしょうか。そうしましたら、MBSさん、どうぞ。
大阪・関西万博関連について(1)
記者
MBSの清水と申します。
万博の海外パビリオンについてのお伺いなんですけども、タイプAを予定している国が当初60か国あったのが47か国となるという見通しとなった。そういった記事なり報道も出ているわけなんですけども、ここを考えると、13か国が自国で建てたいというふうに言っていたのに断念する見通しとなったという形になるわけですけども、まず、こういうふうに、タイプAの国が当初の予定よりも減ることになったということに関する吉村知事及び博覧会協会副会長としてのお立場としても、どういった受け止めなのか、まずお聞かせ願えますか。
知事
まず、詳細な国数については、今、協会が最終調整しているということで、決定ではないと。一部報道されていますけど、それは決定ではないということをまずお伝えしておきたいと思います。
そして、Aタイプについて60か国、これは希望として手が挙がったのが60か国あるということです。その中で、もちろんこれはAタイプとして、それぞれ独自の費用で独自の個性的なパビリオンを建てるというのはやっぱり魅力的だと思いますので、それを実際にやりたいという国が60か国あった。ただ、具体的に進めていく中で、その国の事情であったり様々な理由もあって、XタイプであったりCタイプに移行するという国も現実的に出てきている。ただ、XタイプもCタイプもパビリオンですから、そこで撤退じゃなくて自国の魅力を発信していこうという国があるということですので、最初は申請希望という数ですけれども、詳細を詰めていく中で、現実的な課題等も含めて進めていく中で、また国の様々な背景事情もある中で、四十数か国というのが今、最終確定の数値となりつつあるということです。
愛知万博のときはそもそもAタイプはゼロか国ですから、そういった意味では、僕は四十数か国以上の国がそれぞれ独自の個性的なものを、パビリオンを造っていくということで、様々な課題があっても、それを乗り越えて今現実に着手してトライしているということは非常にすばらしいことではないかなと思っています。
記者
タイプC、タイプX、タイプB、いずれもパビリオンとしてはすばらしいものだというふうなご発言なわけなんですけども、先ほどもご発言あったように、タイプAを予定している国、タイプAでやりたいと言って手を挙げた国が60か国あった中で、結果的に13か国ほどタイプAではできないという見通しになってきた中で、これまで海外の各国の支援をしていって、伴走していって、タイプAの建設が進むようにサポートしていくというような発言も繰り返しされてきている中ではあるんですけれども、そうした中で最終的に13か国タイプAを断念する見通しとなったというふうに考えると、そこで協会であったり大阪府のそういった責任というのはないと言い切れるんでしょうか。そのあたり、お考えをお聞かせ願えますか。
知事
タイプAで最終的にやるかどうかの判断というのはその国がやりますので、それは国の予算でもありますから、それぞれの国が予算を支出して、そして最終的に判断するのはそれぞれの国で、Aタイプを希望する国が最終的に決定をするという決定権もそれぞれの国が行うということになります。これまで協会も含めて伴走支援してくる中で、それぞれ国によっていろいろある、背景の政治事情であったり、あるいは一度Aタイプで手は挙げたものの、詳細ないろいろ検討していく中で、やはりこれは課題が多くて難しいなと判断する国もあっただろうというふうには思います。そしてそのための受皿をXタイプやCタイプでも準備してきたという観点ですから、なので、そういった意味では、四十数か国が現実に様々課題なんかもある中でも自国のパビリオンを打ち立てていくということで進んでいっているということが今の現実の状態だと思いますし、それだけ多くの国々が、いろんな課題がある中も、希望したのはもともとは60か国ですけども、最終的に四十数か国の国々が愛知万博のときはなかった独自のパビリオンというのを実際にチャレンジして、大阪万博でやるということに、非常に大きな意義があるというふうに僕は思っています。なので、これはどうしても日本の予算でやるわけでもないですし、日本の決定権でやるものでもないですから、最終決定権者はそれぞれの、Aタイプを最初希望した国が行いますので、その国々で、それぞれの背景事情だとか財政事情だとか、いろいろ、契約関係であったりだとか、そういったものに勘案して判断をいたしますので、協会等で最終的に決定できるものでもないということもご理解いただけたらと思います。
記者
ということはですね、協会側のそういう伴走支援というところは、ある種最大限尽くしてきた、その上での結果なんだって、そういうご認識ということですか。
知事
僕はそういうふうに思います。協会としてはできる限りのことをやってきたと思います。もちろん、いろんな背景の、いろんな資材の高騰であったり、あるいはそれぞれの国の背景事情であったりもある中で、Aタイプは希望したんだけれども、実際はなかなか難しいという判断が出てくる国もあるということは、ある意味それも含みの上でXタイプというのを我々準備はしていますので。協会として伴走支援をしてきて、そして、これは協会が全部予算を出す、国が予算を出すのだったら違ったと思いますけれども、デザインをするというのは違うと思うんですが、それぞれの国に最終決定権があるので、そういった意味では、その国が様々な自国の背景事情のもとに、Aタイプを希望するんだけれども、実際はなかなか難しかったという国があるのは、これはやむを得ないというふうにも思いますし、協会とすれば、僕もそうですけど、できればAタイプを希望する国がAタイプで出展してもらったらば、確かに個性的なのでいいとは思うんですけれども、やっぱりそれは、最後国が決めることですから、希望はそうだけども、現実問題なかなか難しいというところが出てくるのも、一定これはやむを得ないことなんだろうというふうには思います。
万博の子供無料招待について
記者
ありがとうございます。
ちょっと1点、万博の関連なんですけども、大阪府が進める学校への無料招待事業の件なんですけども、6月いっぱいをかけて、5月までのアンケートで「未定・検討中」というふうに答えた学校に対して、どういう意図ですかというふうなことで、さらなる意向確認の調査をしていたかと思います。6月がたって、今7月10日になっているわけなんですけども、「未定・検討中」と答えた学校への、さらなる意向調査の結果、これがどういうふうな結果なのか、もし知事のほうに耳に入っている情報があれば教えていただけますか。
知事
まず、これについては本日、大阪府の教育庁が43市町村の教育委員会の教育長との会議を開いて、詳細の結果であったり、今後の方向性も含めて、今、会議をして、またそれをお伝えしているところでもあります。また、教育委員会の教育長の皆さんに万博の現場を見てもらおうということで、万博の現地視察も本日行うという予定になっています。
その中で、教育庁からそれぞれの市町村に対してそれぞれの市町村ごとの結果というのをお伝えするということになります。まとめ、取りまとめたもの、それは、それを通じて、教育長を通じて首長さんにも詳細をお伝えするということになるだろうと思います。なので、1市1市の話をここでするつもりはないですけれども、全体でいくと、前回調査した、速報値という意味では、参加、来場意向がある来場希望校は、1,740校の回答のうち1,390校でしたが、この来場を希望する学校がさらに増えまして、1,526校ということになりました。そして「未定・検討中」については350校ありましたけれども、今、まさに検討中ですという学校が275校という状況です。そして、現時点で不参加の意向という学校が40校という数字です。
回答校については1,740校が回答でしたけれども、1,841校が正式な回答校ということになります。この、さらなる内訳を、それぞれの市町村ごとの内訳を、今日行われている教育長会議で報告しているんだと思います。
記者
ありがとうございます。
最終的にこの希望の学校が、5月末の締切りよりも増えて、200校ほど増えているというふうな現状なんですけども、このあたり、知事の受け止め、こういうふうに参加希望の学校が増えていることに関して、知事としてはどういうふうに考えておられますか。
知事
これはやはり、万博の無料招待事業、そして子どもたちが万博会場で学ぶこと、教育的な意義について、それぞれの学校が教育的な意義を見いだして、校外学習としてふさわしいという判断をする学校が増えたということだと思います。ただその、教育的意義があるとしても、やっぱり実務的な課題として、そもそも輸送手段をどうするんだとか、休憩所があるんかとか、そういった現実的な課題というのは現実にまだある問題でもありますから、そういった、詳細な課題を今後さらに深掘りをしていくということになります。現実的な課題が増えてくる中で、希望する1,526校が減少することも、これはあり得るとは思いますけれども、現時点で「希望する」と答えている、参加を希望する学校は1,526校にさらに増えたと。これはやっぱり万博での校外学習というのが、子どもたちにとって教育的な意義があると判断する校長先生が増えたということなんだろうと思います。
記者
ありがとうございます。
職員
ほかにご質問ございますでしょうか。そうしましたら、横田さん、どうぞ。
大阪・関西万博関連について(2)
記者
フリーの記者の横田ですけども、万博来場者への熱中症対策についてどうお考えでしょうか。例えば、気温35度を超えたら入場制限をするとか、熱中症に弱い子どもたちの招待は6月、7月、8月は避けるとか、そういう具体的なことをお考えになっていれば教えていただければ幸いです。
知事
熱中症対策については、当然、大阪府においても様々な熱中症の指標であったり、そういった通知のご連絡を府民の皆さんに届けているところであります。万博会場内の熱中症対策ということで水分が十分取れるようにするとか、そういった対策を取るのは当然ですけれども、詳細なことは協会で定めていくということになります。当然、現場での熱中症対策は取っていくということになります。
記者
熱中症対策として特別警戒アラートが出たときは不要不急の外出を控えるとおっしゃっているので、同じ基準を万博についても当てはめられるのでしょうか。何度以上になったら入場制限すると、不要不急の外出に当たると判断なさるのでしょうか。
知事
そこについては協会で判断することになるだろうと思います。
記者
特に子どもたちの場合はバスで行った場合、会場までかなりの時間を歩くと、リスクがあるんじゃないかという指摘も出ているんですが、子どもたちのそういう熱中症リスクについては専門家に検証してもらうとか、既に検証しているのであれば、何度以下だったらオーケーだというガイドラインみたいなのはあるのでしょうか。
知事
熱中症は何度以下とかで決めるものではなくて、もちろん気温と湿度とを定めていくわけですけど、それに基づいて熱中症のリスク度というのを発表していくことになります。万博会場においても当然そういった発信をするということになると思います。
それから、子どもたちについて、長距離を歩かなければいけないんじゃないか、バスの駐車場から入り口まで800メートルあるんじゃないかという議論もあるんですけれども、ここについては低学年の子どもたちをどうするのかというようなことも含めて、今議論している最中です。
記者
ということは、標準的な視察招待コース、時間を考えて、どれぐらいのリスクがあるかというのは今後チェックしていくと、専門家を交えてガイドラインを決めていくということになるんでしょうか。
知事
当然、暑さ対策というのは万博協会の中で実施していくということになりますし、熱中症対策、暑さ対策は実施をしていくということになります。
それから、今回、特に校外学習で希望されている学校の来場日時ということもアンケートをしていますけれども、真夏はやはり少ないという現状があります。夏休みは非常に少ないという現状が実態としてあります。だから学校の判断としても真夏の夏休みというのは、ちょっと避けながらと考えている学校も多いという現状ですから、関係者全てがやっぱり熱中症対策を取っていくということになると思います。
記者
あと、基本的な質問で、夢洲の平均気温というのはほかの周辺部に比べて高いということはないんでしょうか。特に熱中症リスクが高いエリアになるんでしょうか。その辺のデータは確認されてないんでしょうか。
知事
夢洲だから急遽気温が変わるということはないだろうと思います。
北陸新幹線延伸関連について
記者
あと、別の質問で北陸新幹線延伸なんですけども、以前の会見でのやり取りで、米原ルートについてもB/Cを算出するといいんじゃないかと。小浜ルートは特に建設費が高騰しているので、1を割り込んでいる可能性があるということの両方指摘なさっているんですが、ということは二つのルートのB/Cそれぞれ現時点でもう1回算出して、比較検討しようというのが基本的な考えと理解してよろしいんでしょうか。
知事
いや、僕自身は米原ルートのB/Cを判断すべきといったことはないと思います。
記者
B/Cを米原ルートも算出したらいいんじゃないかという肯定的なご回答も会見でなさっていると記憶しているんですが。
知事
それは横田さんの記憶違いだと思います。僕自身は、今回だから米原ルートが新たな意見として出てきたときに、米原ルートのB/Cをやりましょうと言ったことはないと思います。
記者
ありがとうございました。
職員
ほかにございますでしょうか。
ご質問がないようですので、それでは、これをもちまして記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
マイクのほうを幹事社にお返しさせていただきます。