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人権学習シリーズ 同じをこえて 差別は「する」もの…? 構造としての差別/3.個人の行動と社会の行動
3. 個人の行動と社会の構造(40分)【メイン】
[設営と説明](10分)
動き(プログラムの流れ) |
ポイント |
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では、ペアが2つ集まって、4人のグループを作り、グループごとに机を出して座ってください。紙とマーカーをお配りします。
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[グループ討議](10分) [発表と共有](15分)
動き(プログラムの流れ) |
ポイント |
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[コメント](5分)
動き(プログラムの流れ) |
ポイント |
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「差別をする」という言い方があります。「する」に対して「しない」と考えると、多くの人は「しない」でしょうし、そうであることは大切です。「する」に対して「される」と考えると、「自分はされたことはない」という人も多いでしょう。そうなると、「自分は差別を「しない」し、ましてや「される」ことはないから、差別とは関係ないというように思いがちです。 けれど、私たちの暮らす社会には、現実に差別があります。本当に差別と関係なく過ごすことは可能なのでしょうか。 「問題の一部になるのではなく、解決の一部に」という言葉があります。社会に差別という問題があるのですから、その社会の一員である私たちのあり方には、「差別のある社会を容認する」(問題の一部)か、「差別を解決すべく社会に働きかける」(解決の一部)、のいずれかとなります。 「差別は自分と関係ない」という言い方は、差別のある社会を(肯定しているわけではないにせよ)容認してしまう危うさがあります。差別を「個人の行動」としてのみとらえるのではなく、「社会のあり方」としてとらえること、差別した人が反省するだけではなく、より良い社会にするためにすべての人にできることがある、ととらえることが大切なのではないでしょうか。 |
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