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人権学習シリーズ 同じをこえて 平等のスタートライン 運動会で考える能力と平等/1.ねらいと進め方の説明
ねらい
- 身近な運動会をもとに、「能力の差」と「差別」、「区別(差)」と「差別」との違いについて考える
- 「特別措置」とは、集団間の実態的差別を是正するための暫定的措置であることを学び、個人間の能力の差に対する措置ではないことを理解する。
キーワード
能力の差、差別、結果の平等、特別措置
ねらいと進め方の説明
動き(プログラムの流れ) |
ポイント |
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今日は、多くの人が経験をしている運動会の徒競走をテーマに、「能力の差」と「平等」について考えたいと思います。 学校の運動会は、学習指導要領で「健康安全・体育的行事」と位置づけられており、集団行動を身につけること、運動に親しむ態度を育むこと、責任感や連帯感を養うこと、体力の向上など、さまざまな目的を持っています。ですから、運動会種目の中には、個人種目、リレー種目、学級対抗種目、集団演技など、さまざまな形態がありますね。 さて、今日テーマにする徒競走は、運動会種目の中でも、子どもたち一人ひとりの走力の差が明らかになる個人種目、つまり「能力の差」が明らかになる種目です。皆さんは、徒競走にどんな思い出をお持ちでしょうか。今日は、皆さんの体験や感覚をフルに活かしながら、「能力の差」と「平等」について、話し合っていきましょう。 |
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