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更新日:2010年4月30日

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人権学習シリーズ 同じをこえて 不安が排除に変わるとき 分けることと差別/2.ウォーミングアップ

同じをこえて 不安が排除に変わるとき 分けることと差別。めやす90分

2.ウォーミングアップ(30分)【導入】

[なかまさがしパート1](15分)

動き(プログラムの流れ)

ポイント

始めに、体を動かしてウォーミングアップをします。「なかまさがし」という活動です。
動きやすいように、真ん中にスペースをあけて、輪になって座ってください。
今から、私が挙げるテーマについて、同じ人を探して「なかま」になってください。なかまが集まったら、輪になってその場でしゃがんでください。

  • テーマ例
    • 血液型
    • 携帯電話の会社
    • 会場までの交通手段
    • 好きな季節・好きな色
  • 参加者はファシリテーターが伝えたテーマごとに、なかまで集まり、輪になってしゃがむ。
やってみて気づいたこと・感じたことはありますか?
  • しゃがむのが難しければ、手をつないで輪になる、などでもよい。
  • テーマは「選択肢の少ないもの→細かく分かれるもの」「決まっているもの→そのときの考えなどで変化するもの」を目安に、参加者に合わせて設定するとよい。
  • 集まったカテゴリーについて、適宜、確認する。

[なかまさがしパート2](15分)

動き(プログラムの流れ)

ポイント

次は、言葉を使わない「なかまさがし」をやってみましょう。準備として、皆さんの背中にシールを貼ります。

では、言葉を使わず、お互いが協力しあって、背中に貼ったシールで、先ほどと同様に「なかまさがし」をしてください。

  • 動きが止まったのを見計らって

それでいいですか?
では、やってみた感想を聞かせてください。

どうやってなかまを見つけましたか?
さっきと、どのように違いましたか?

なかまを探していくなかで、自分と違うシールの人を“排除”することはあったでしょうか。それはどんな気持ちでしたか。
最初の「なかまさがし」のときの「好きな色」のように、自分で選んだもので1人から少数になった場合と、自分では選べずに貼られたシールで少数になった場合で、違いはあったでしょうか。

この活動には、「なかまさがし」ではなく、「なかまはずれ」のようなところがあるので、嫌な気分になった方もあるかもしれません。気分を害された方、すみませんでした。
自分たちのなかまを探したり、他の人と分けたりすることは、現実にもよくあることですし、それ自体が悪いわけではありません。でも、今の活動のように、一部の人が居心地の悪い思いをすることもあります。では、「分ける」ということが必要なのはどんなときか、どのような配慮が必要なのか、などについて、もう少し深めて考えていきましょう。

  • 人数に応じて1色あたり5から10人になるように、2色程度1から2人になる色をつくる。
  • 色の識別が難しい参加者がいる場合もあるので、シールの形も違うものにするとなおよい。
  • 1から2人になるシールを貼られた人の感想を特にていねいに聴くようにする(ただし無理強いはしない)。
  • 異なるシールの人が「なかま」になっていても“まちがい”ではない。(そのために、「同じ色のシールの人と」とは言わず、「なかまさがし」と言っている)その場合、なぜそうしたのかをたずねるとよい。

なかまさがしのイラスト

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