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人権学習シリーズ 同じをこえて 参加体験型学習(ワークショップ)を進めるために/3.会場と準備物
3.会場と準備物
(1)会場
講義形式とは違い、参加体験型学習では参加者が動く場面が多くあり、学習にあわせてその都度会場レイアウトを変えていく必要があります。そのためには、机といすは可動式のものがよいでしょう。また机といすを片づけて何もない状態で使うこともあるので、広さは定員よりゆったりとした会場を選ぶほうがよいでしょう。
(2)準備物
準備物はアクティビティによって変わりますが、よく使われる物として次の物が考えられます。
どんなアクティビティでも用意しておいたほうがよいもの
- ホワイトボード(黒板)、ホワイトボード用ペン、イレイザー…主催者からのお知らせ、出てきた意見のメモ、発表物の展示などさまざまな場面で活躍します。
- 時間を計測できるもの(キッチンタイマー、ストップウオッチなど)…時間を計るのに便利です。また、参加者にファシリテーターの声が届きにくい時など、何らかの音で活動の区切りを知らせたほうが伝わりやすい場合もあります。
よく使われる物
- マーカー(裏うつりしないように水性マーカーの方がよいでしょう)
- のり付きふせん(サイズは用途によって違いますが、正方形のものを使うことが多いです)
- 白紙や模造紙(切って半分サイズで使う方がよい場合もあります)
学習の実施に向け、2 学習を企画する、3 会場と準備物で書かれた内容を踏まえ準備ができているか、65ページの準備チェックリストを使って考えてみてください。
また、66ページの時間管理シートを活用して、実施の時間配分を考えてみてください。実施後には実際の時間の記入をして、自分自身のふりかえりをしてみましょう。次回の実施の参考になります。