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更新日:2010年4月30日

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人権学習シリーズ 同じをこえて 平等のスタートライン 運動会で考える能力と平等/ワークシート1

平等のスタートライン ワークシート1

平等のスタートライン ―運動会で考える能力と平等―

あなたはある小学校で勤務する教諭です。あなたの町では少子化にともない小学校の統廃合が進められています。あなたの学校も、近隣の3つの小学校と合併し、新しく1つの小学校として再出発することになりました。
ある日の職員会議で、9月に実施される運動会の徒競走の方法について、話し合いになりました。徒競走のやり方が、4つの小学校でそれぞれ異なっていたのです。
次の表は、4つの小学校での徒競走のやり方を簡単にまとめたものです。あなたの考えに近いものはどれですか?上位2つを選んで、右の欄に、1番、2番と書いてください。また、その理由を考えてください。

徒競走のやり方

記号

個人

グループ

A A小学校では、名簿順に4人ずつ並べて走らせ、順位をつけていました。走り終わった子は、自分の順位が書かれた旗の所に並び、1位の子は胸にリボンをつけてもらいます。走るのが早かった子は、そのリボンをもらうのを楽しみにしていました。    
B B小学校では、名簿順に4人ずつ並べて走らせ、タイムを計っていました。しかし、順位はつけません。順位よりも、練習時に計ったタイムと比較して、一人ひとりの頑張りをほめてあげていました。当日に、タイムがグンと伸びた子はとても嬉しそうでした。    
C C小学校では、事前練習の段階でタイムを計り、同じ位のタイムの子どうしで4人ずつのグループを作っていました。運動会当日は、走力の拮抗した4人を並べて走らせて、順位をつけていました。やってみないと順位が分からないので、競争がとても盛り上がります。    
D D小学校では、事前練習の段階で計ったタイムによって、スタート地点を4段階に差をつけておきました。その結果、ゴールであまり大きな差がつくことがありません。おかげで、子どもたちは順位にこだわらず、1人1人が純粋に走ることを楽しむことができます。    

※ AからD小学校は、いずれも架空の事例です。

平等のスタートライン ワークシート1(印刷用)(PDF:115KB)

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