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令和3年度第1回 中小事業者のための省エネ・省CO2セミナー
令和3年度第1回 中小事業者のための省エネ・省CO2セミナーを開催しました
大阪府、大阪市においては、多くの自治体が、2050年二酸化炭素排出量実質ゼロをめざす「ゼロカーボンシティ」を表明しており、この実現に向けて、府民、事業者、行政等、あらゆる主体が一丸となって取り組んでいく必要があります。
おおさかスマートエネルギーセンターでは、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所及び大阪商工会議所と共同で、「カーボンニュートラル経営のススメ~省エネで生産性や快適性もアップ~」をテーマとして、「中小事業者のための省エネ・省CO2セミナー」を開催し、191名の方から参加申込みをいただきました。
本セミナーでは、最初に環境省地球環境局地球温暖化対策課から「中小規模事業者のための脱炭素経営ハンドブックについて~脱炭素経営のメリットと経営効果~」と題して、近年積極的に展開されている国の気候変動対策に関する動向と脱炭素経営に向けた国内企業の取組みについてご説明がありました。また、本年4月に環境省から発表されました「中小規模事業者のための脱炭素経営ハンドブック」の中から、ハンドブック作成の背景や脱炭素経営に取り組むメリットなどについてご説明いただきました。
次に、フクシマガリレイ株式会社から「冷凍・冷蔵機器の省エネと食品スーパーの店内環境最適化~Bems-youとガリレイエアテックシステム~」と題して御講演いただき、スーパーマーケットの電力消費の約60%を占める冷凍・冷蔵の省エネ対策と、店内環境の改善に着目し、AI技術を活用した自動制御システムの導入など、課題解決に向けた具体的な取組みについて、ご説明いただきました。
また、エアアズアサービス株式会社から「省エネで快適な空調空間を提供するPaaS型の空調総合サービス~EMSを活用して省エネを実現!~」と題して御講演いただき、空調機器が設置されている現場では省エネに有効な機能が充分に活用されていない状況や運用管理面を担う人材の不足など、利用者側の課題をご説明いただくとともに、それらの課題を解決する取組みとして、空調機器を所有から利用に切り替える方法をご紹介いただき、実際に省エネの効果が得られた事例をご説明いただきました。
さらに、一般社団法人カーボンマネジメントイニシアティブから「EMSを活用した生産工程における効率向上~EMSで省エネ効果を実現するために~」と題して御講演いただき、製造業における省エネの課題と解決策について、省エネ診断の実施の流れに沿ってご説明いただき、解決策においては補助金の活用についても解説いただきました。
最後に、おおさかスマートエネルギーセンターから、普及啓発の取組みとして、「省エネコストカットまるごとサポート事業」と「再エネ電力調達マッチング事業」について、ご紹介いたしました。
開催概要
- 日時 令和3年7月30日(金曜日) 午後2時00分から午後4時40分まで
- 場所 ウェブ上でのオンライン開催(閲覧はYouTubeを利用)
- 主催 おおさかスマートエネルギーセンター(大阪府・大阪市)、大阪商工会議所、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所
- 後援 近畿経済産業局、近畿地方環境事務所
- 参加費 無料
- 参加者 191名(参加申込者数)
講演内容
- 【講演1】 中小規模事業者のための脱炭素経営ハンドブックについて~脱炭素経営のメリットと経営効果~
(環境省地球環境局地球温暖化対策課) - 【講演2】 冷凍・冷蔵機器の省エネと食品スーパーの店内環境最適化~Bems-youとガリレイエアテックシステム~
(フクシマガリレイ株式会社) - 【講演3】 省エネで快適な空調空間を提供するPaaS型の空調総合サービス~EMSを活用して省エネを実現!~
(エアアズアサービス株式会社) - 【講演4】 EMSを活用した生産工程における効率向上~EMSで省エネ効果を実現するために~
(一般社団法人カーボンマネジメントイニシアティブ) - 【講演5】 おおさかスマートエネルギーセンターからのお知らせ