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「手洗い」に関する自主点検(解説)
1.手洗いのタイミングや手順を周知している
【解説】
手洗いは食中毒予防の基本であり、とても重要です。
従事者が正しく手洗いを行うためには、その目的とタイミングや手順を全員に周知し、同じ方法で行えるようにしなければなりません。
手洗いのタイミングや手順をあらかじめ決めて、従事者全員がルールを守れるようにしましょう。
【取組例】
・手洗い方法について従業員への衛生教育を行っている。
・手洗い場所に手順を示した紙を掲示するなど、従事者に周知している。
・手洗いのタイミングや手順についてルールを決めている。
【参考リンク】
食中毒予防のための正しい手洗いについて(大阪府ホームページ)
【参考動画】
「ノロウイルス等の食中毒防止のための適切な手洗い(出典元:厚生労働省)」
2.手洗い設備が使いやすく清潔に保たれている
【解説】
手洗い設備は清潔に保ち、使いやすいように手洗い設備の周辺は整理整頓しておきましょう。
また、手洗い後に、水栓(蛇口)に触れることで手指が汚れないよう、手洗い設備の水栓は洗浄後の手指の再汚染が防止できる構造が必要です。
【取組例】
・作業場に手洗い専用の設備がある。(水栓は洗浄後の手指の再汚染が防止できる構造である。下図参照。)
・手洗い設備及びその周辺は、清掃され汚れがたまっていない。
・常に使用できるよう手洗い設備及びその周辺は、整理整頓され不必要な物品が置かれていない。
(※)手指の再汚染が防止できる構造の水栓例(レバー式、センサー式、足踏み式など)
3.手洗い設備に、消毒用石けん液、消毒用アルコール、ドライタオル又はペーパータオルを備えている
【解説】
手洗い設備には、手洗い効果を高めるために、消毒用石けん液や、消毒用アルコールを備えておきましょう。
また、湿った布タオルは雑菌が繁殖しやすく、二次汚染の原因となることがあるため、手指についた水を拭き取るときは、ハンドドライヤーやペーパータオルを使用しましょう。これらの備品や消耗品は、不足がないよう常に確認しておきましょう。
【取組例】
・手洗い設備には、殺菌・消毒効果のある石けん液と、消毒用アルコールが備え付けられている。
・ドライタオル又はペーパータオルを使用しており、布タオルなどを使用していない。