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「情報発信」に関する自主点検(解説)
14.産地表示の必要な食品は、適正表示を行い販売している
【解説】
食品の産地を明らかにすることは、お客様にとって食品を選ぶ際の情報となることから、食品表示法に従って適切に表示しなければなりません。
生鮮食品や加工食品について、食品表示法に基づき、産地や原産国、原料原産地を表示しましょう。
また、表示している食材の産地に誤りがないかを確認し、記録しておきましょう。また、産地偽装などの情報にも注目し、扱っている食材が該当していないか確認しておきましょう。
【取組例】
・産地表示は、仕入れ時等の情報(納品伝票、仕様書、ダンボール箱の表示など)に基づき適切になされている。
【参考リンク】
【参考資料】産地情報の記録例
15.アレルギー物質(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳及び落花生の8品目)の適切な表示を行っている
【解説】
食品表示法で定められているとおり、製品の容器包装には、食品に使用している特定原材料を適切に表示しなければなりません。
また、包装されていない製品であっても、積極的に情報提供することが望まれています。
【取組例】
・包装食品を製造している場合は、アレルギー表示が適切に表示されており、その根拠となる資料がある。
(例)原材料の中に特定原材料や添加物が含まれていることがわかる資料
16.アレルギーに関する特定原材料(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳及び落花生の8品目)以外の表示にも取り組んでいる
【解説】
特定原材料の他に、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの20 品目については、特定のアレルギー体質を持つ人に、重篤な症状を引き起こすことが知られています。
これらを含む加工食品についても、なるべく表示するように取組みましょう。
【取組例】
・製品の表示に、特定原材料に準ずる品目(推奨表示品目)も記載している。
・店頭で量り売り等を行っている場合は、店内掲示などに、店頭で販売する製品に含まれる特定原材料に準ずる品目を明記している。
17.施設の食品衛生の取組みの情報発信に努めている
【解説】
施設での食品衛生の取組みは、お客様からはなかなか見えにくいものであるため、積極的に情報発信することは、お客様の安心感につながります。HACCP の取組状況など、衛生管理の取組みに関する情報発信に努めましょう。
【取組例】
・加工施設での衛生管理の取組みについて、ホームページや店内掲示などで明示している。
(例)製品の製造工程や各工程での衛生管理の取組みをホームページで掲載している など
18.販売食品の適切な調理や保存の方法に関する情報発信に努めている
【解説】
販売した食品が誤った方法で調理や保存され、健康被害が生じることを防ぐために、購入後の食品の取り扱いに関する情報発信を積極的に行いましょう。
【取組例】
ホームページや店内掲示などに、販売食品の調理方法や保存方法を明記している。
※「加熱用」、「調理の際は中心部まで加熱が必要」、「中心で熱したフライパンで蓋をして○分加熱」、「冷凍で保存する場合は○○」等の記載や、アニサキスの注意喚起、販売食品を使ったレシピ情報の掲載 など