ここから本文です。
堺聴覚支援学校での教育コミュニティづくりの取組み
大阪府立堺聴覚支援学校
年度 | 特色ある取組み※Wordデータは写真を除いています。 |
---|---|
R5 |
絵本の読み聞かせ、部活動の指導(退職教員の活用)(PDF:76KB) 絵本の読み聞かせ、部活動の指導(退職教員の活用)(ワード:17KB) |
R4 |
令和3年度 令和2年度 令和元年度 平成30年度 平成29年度 平成28年度 平成27年度 平成26年度 平成25年度 平成24年度 平成23年度
令和3年度
絵本の読み聞かせ
- 各クラスでの読み聞かせ
週1回来ていただいている学習支援員さんが、子どもの状態に合わせて絵本を選んで、読み聞かせを行いました。
絵本の選定、読み聞かせの仕方等は、担任と相談してもらいました。 - 絵本あそび
絵本の内容によって、読み聞かせの後に、実際に役になって再現をして遊んでみました。
絵とお話で分かるだけでなく、体を動かすことでイメージがはっきりし、ことばの理解や楽しさの広がりを感じることができました。
場合によっては、保護者も一緒に楽しむことで、家庭に帰っての遊びにもつながりました。
令和2年度
絵本の読み聞かせ
各クラスでの読み聞かせ
年齢や発達によって、楽しめる絵本が違うので、クラス担任と、担当者で取り上げる絵本を相談し決定しました。また、聞こえや理解によって読み方も変える必要があり、身振りや手話の活用、ペープサートの利用など、子どもが理解でき楽しめる環境を整えました。
絵本あそび
読み聞かせのあとは、絵本の楽しかった場面ややりとりなど、先生と子ども、時には保護者の方も一緒に、身体を使って表現してあそんだり、役になって遊んだり、全身を使って遊び楽しみました。
図書室に行くきっかけに
子どもによっては絵本に触れる機会が少ない子もいます。今回の経験がきっかけになり、同じ本を借りに図書室に行ってみる子どももでてきました。
令和元年度
読書活動推進事業
- お話会の実施
幼稚部の子どもたちが本(お話)に親しむようになってほしいために図書文化部が中心になって毎年お話会を行っています。今年は、絵本の紹介と保護者の方々による劇を行いました。保護者の方がされる劇を、子どもたちは真剣な表情で見ていました。また、紹介された絵本を借りるために図書室へ行く子どもが増えたと報告がありました。 - 人形劇の会
夏休みに職員が中心になって人形劇を行いました。当日は、幼稚部の子どもたちをはじめ、早期教育相談の親子、小学部低学年児童も見に来てくれました。人形劇への興味を持ってもらうために事前にポスターやチケットを配付しました。見終わった後、「とても面白かった。」「親子でいろいろな話をしました。」などの感想が出ていました。
平成30年度
学校支援活動
- 環境整備
教職員ObとPtaと共働しての校庭緑化、季節の作物つくりを行っています。
季節の花などを育て、子どもたちが見て、季節を感じ、それらを楽しみにしています。 - 部活動指導
スポーツ部(卓球)の技術向上のための指導として、夏休みや放課後に技術指導を行っていただいています。
指導を頂き、対外試合等でも日ごろの成果を発揮することができるようになってきました。
平成29年度
夏休み勉強会
健聴の青年たちとのもっと活発な交流という事で本校では、夏休みに手話劇サークルの大学生に学校に来てもらい中学生の時の悩みや夢などを話してもらったり、自分たちの今の悩みや夢などを話したり、という交流をおこなっています。
またその時に一緒に勉強も教えていただくという取り組みを行っています。
初めはお互いによそよそしかったのですが、時間の経過とともに和んできました。今年も活発な交流ができました。
平成28年度
筑波技術大学ダンスサークルとの交流
筑波技術大学のダンスサークルの学生が、ダンスイベント出演のために来阪している時に、PTAの協力を得て、本校中学部の生徒たちに、聴覚障がいの先輩としてのお話や、レベルの高いダンスの披露とグループに分かれてのダンスレッスン&ダンス発表を行った。
生徒たちは目を輝かせ、お話を聞き、必死でダンスのレッスンも受けていた。終了後、生徒たちは大学生にサインを貰いに行っていた。憧れの先輩で、自分たちも「あんな風になりたい。」と言っていた。
平成27年度
堺聴覚支援学校図書室の取り組み
夏休みにPTAと協力して、大学の手話サークルの学生と「夏休み寺子屋」のような活動をおこなうことができた。手話ができる学生さんたちだったので、子どもたちともすぐに打ち解けて、学習活動など、楽しい時間を過ごすことができた。今後も大学生との取り組みを実施していきたい。
平成26年度
「堺聴覚支援学校図書室の取り組み」
幼稚部・小学部・中学部の3学部からなる学校である。本校の教育の大きな柱の一つが、言語指導である。そのために国語の授業があるが、更に図書室の活動を重視している。放課後の時間もバラバラであるが、聴覚支援学校の特色として図書活動は充実している。本校在籍児だけでなく、通級指導教室の児童も本校図書室に立ち寄り、本の楽しさと触れ合っている。「自分の通っている学校より、面白い本がたくさんある。」と言ってくれる児童もいる。夏休みにボランティアによる本の整理等も行った。
平成25年度
堺聴覚支援学校図書室の取組み
一昨年度より、活発な図書室活動を行っている。3学部の学校でもあるので、放課後の時間帯も部によって違いがある。また通級による指導教室も併設しているのでそこに通っている子どもたちも活用している。よってお昼からの放課後の図書室は賑やかである。みんな生き生きと図書室に来ては、楽しい時間を過ごすことができている。そこに大学生のボランティアが入ってくれる日もあり、ますます活気のある放課後活動となった。
平成24年度
堺聴覚支援学校図書室の取組み
昨年度より、活発な図書室活動を行っている。幼児対象の図書も出来るだけ多く入れる事により、帰宅前の幼児が保護者と一緒に来室し、親子の会話が多く聞かれるようになっている。
放課後の図書室活動も活発であり、通級による指導教室に在籍している地域の小中学校に在籍している児童、生徒達も利用し、貸し出しも行い、好評を得た。また子どもたちに大人気のゾロリシリーズも増やすことができ、小学生や幼稚部の児童、幼児に人気があった。
ボランティアも大学生を中心に活動してくれ、本の選択や図書室の飾りつけなど若さあふれる図書室活動となってきている
平成23年度
堺聴覚支援学校図書室の取組み
保護者の方々の協力を得て、開室時間と担当者を固定し、必ず昼休みは開くように工夫した。幼児・児童・生徒・教職員・保護者が使いやすい図書室として活動を行った。府立図書館の支援を受け、外部講師を招き、職員向けの研修を3回行った。また堺市立・大阪府立図書館から本を寄贈して頂いた。書籍購入にあたっては、いわゆる名作本だけではなく、市立図書館等で人気のある本も購入した。まず図書室に来てもらい、本を読んでもらうことが最重要と考えた。それによって来室数が増え、2月末現在で、延べ1929人となった。全校幼児児童生徒数が82人の学校から考えると高い来室数だと思われる。
聴覚に障がいを持っている子どもたちにとって、本は貴重な情報源である。ともすればインターネット等の情報から知識を得ようとする時代であるからこそ紙ベースの書籍からの知識を大事にしていきたい。そのためにはまず学校の図書室の利用を通じて子どもたちに本の楽しさを経験してほしいと考えている。