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省エネ診断事例-ホテル2
概要
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事業者名 |
塚崎産業株式会社 | |
|---|---|---|
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業種 |
ホテル |
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診断受診建物 |
ホテルユーナス | |
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診断時期 |
平成26年7月 | |
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省エネ診断結果より想定される |
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建物概要 |
建物用途：ホテル | 構造：SRC |
| 延床面積：約700平方メートル | 建物階数：地上7階 | |
| 契約電力：約40kW | 竣工：1995年 | |
| 年間エネルギー使用量：43kL/年（原油換算値） | 改修：- | |
省エネ提案項目一覧
提案番号をクリックすると、提案項目の説明に移動します。
| 提案番号 | 提案項目 | 削減量(kL/年) (原油換算) |
削減率 |
削減額 （千円） |
|---|---|---|---|---|
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GHP空調設定温度の緩和 |
0.8 |
1.9 |
79 |
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| 真空式ボイラー給湯温度の低減 |
0.2 |
0.5 |
29 |
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| ダウンライト用LED器具交換 |
0.6 |
1.4 |
68 |
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| GHP室外機への日射遮蔽 |
0.3 |
0.7 |
33 |
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| GHP空調機の更新 |
4.4 |
10.2 |
415 |
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| 誘導灯のLED化 |
0.6 |
1.4 |
61 |
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| ルーム内照明のLED化 |
0.3 |
0.7 |
33 |
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| 屋外照明のLED化 |
0.2 |
0.5 |
19 |
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合計 |
7.4 |
17.2 |
737 |
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運用改善 |
GHP空調設定温度の緩和 |
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|---|---|---|
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提案内容 |
GHPの集中コントローラーの夏期設定温度は26℃、冬期は20℃に設定されています。顧客によるルーム内の温度は制御できませんが、それ以外は努めて、政府推奨設定温度の冷房28℃、暖房20℃で運営することで、使用電力量を削減することができます。 |
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| 考え方 | 設定温度を緩和すると室内外の温度差が小さくなるので、熱負荷、壁・窓・開口等からの熱損失が小さくなり省エネとなります。一般的に設定温度を1℃緩和すると、約10％の省エネ効果があります。 | |
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削減 |
冷房設定温度を26℃→28℃に変更した場合、 |
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削減コスト |
79千円/年 |
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| 特記事項 | 廊下、通路などに温度計を設置し、設定温度と乖離がない事を定期的に調べてください。 | |
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運用改善 |
真空式ボイラー給湯温度の低減 |
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|---|---|---|
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提案内容 |
給湯用真空式ボイラーの貯湯槽設定温度は現状では75℃ですが、法規制の下限設定温度値の60℃と比べてかなり高い値となっています。そのため、設定温度を65℃に下げ、貯湯槽からの放散熱量を減少することにより省エネを図ることができます。 |
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| 考え方 | 給湯用真空式ボイラーの貯湯槽は高温ほど貯湯槽からの放熱量が大きくなります。このため衛生上許容される範囲で設定温度を下げ、貯湯槽表面からの放散熱減少により、熱量消費量を削減することができます。 | |
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削減 |
貯湯槽設定温度を75℃→65℃に変更した場合、 |
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削減コスト |
29千円/年 |
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| 特記事項 |
「レジオネラ症予防措置に関する技術上の指針（厚労省告示264号）」第四の二：構造設備上の措置 |
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提案3 |
投資改善 |
LEDダウンライトの導入 |
|---|---|---|
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提案内容 |
貴ホテルの廊下のダウンライトには、蛍光灯のFDL18Wが各階に4台使用されています。この蛍光灯の口金はGX10qタイプのため、電球型のLED灯が使用できない不具合があります。そのため、器具付のLED灯のダウンライトを導入することで使用電力量を削減することができます。 | |
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削減 |
ダウンライトで使用されている蛍光灯FDL18W（28台）をLED灯に変更した場合、 消費電力削減量：2,451kWh/年 （原油換算値：0.6kL/年） |
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削減コスト |
68千円/年 |
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| イニシャルコスト （想定） |
280千円 ⇒ダウンライト器具付LED：10千円/台×28台（工事費込み） | |
| 投資回収年数 | 約4.1年 | |
| 特記事項 | 試験的にダウンライトとしてのLED灯の明るさを確認してから、実際の工事を行ってください。 | |
| 参考 | 表：ツイン蛍光灯（FDL18EX-L）とLED灯の比較 |
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提案4 |
投資改善 |
GHP室外機への日射遮蔽 |
|---|---|---|
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提案内容 |
GHP空調機の室外機は屋上に設置されています。よしず等により南・西面側に日射遮蔽を施すことにより、室外機の熱交換器フィン等の温度上昇を抑え、夏期における空調機電力の省エネを図ることができます。 | |
| 考え方 | ガスHP室外機の南面他に対して日射遮蔽対策をすることにより凝縮器の負荷を軽減して省エネを図ることができます。 | |
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削減 |
遮光ネットを使用し、室外機3台への日射遮蔽を行った場合、 燃料削減量：298立方メートル/年 （原油換算値：0.3kL/年） |
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削減コスト |
33千円/年 |
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| イニシャルコスト （想定） |
15千円 ⇒ 遮光ネット費用5千円/室外機1台×室外機3台 | |
| 投資回収年数 | 約0.5年 | |
| 特記事項 | 日よけ等によって室外機から吹出した熱風が吸込み側に逆流したり、通風抵抗にならないように注意してください。なるべく室外機から離して広範囲を日陰にした方が効果的です。 | |
| 参考 |   参考写真：寒冷紗及びよしずの設置例（出典：省エネルギーセンターによる講演資料） 写真：屋上に設置されているGHP室外機 |
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提案5 |
投資改善 |
GHP空調機の更新 |
|---|---|---|
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提案内容 |
現在のGHPは設置後19年経ち、更新時期を迎えています。また、使用されている冷媒はフロンR22で2020年に全廃されます。そのため、最新式でCOP（成績係数）の高いGHPに更新することで、燃料となる都市ガスの使用量の削減を図ることができます。 | |
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削減 |
現状のGHP3台を最新式で高効率なGHPに更新した場合、 |
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削減コスト |
415千円/年 |
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| イニシャルコスト （想定） |
7,000千円 ⇒ GHP3台の更新 |
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| 投資回収年数 | 約16.9年 | |
| 特記事項 | 19年前のGHPに比べ、最新式のGHPは性能が向上していることから、GHPの機種選択には、再度、冷暖房負荷を計算し、最適な能力（容量）を選定してください。 | |
| 参考 | 表：現状のGHPの性能 表：改善GHPの性能  |
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提案6 |
投資改善 |
誘導灯のLED化 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 提案内容 | 誘導灯は使用後19年経ち、経年劣化および消防署からバッテリ不良の指摘があります。誘導灯は24時間、365日点灯していますので、現在の蛍光灯タイプから消費電力の少ないLED灯に置換えることで、使用電力量を削減することができます。 | ||||
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削減 |
ホテル内の誘導灯15台を、蛍光灯→LEDに変更した場合、 |
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削減コスト |
61千円/年 |
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| イニシャルコスト （想定） |
462千円 ⇒LED型誘導灯30.8千円/台×15台（工事費込み） | ||||
| 投資回収年数 | 約7.6年 | ||||
| 特記事項 | LED式の誘導灯への更新の際には事前に所轄消防署へ届出が必要となります。 | ||||
| 参考 | 表：従来型誘導灯とLED型誘導灯の消費電力 |
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提案7 |
投資改善 |
ルーム内照明のLED化 |
|---|---|---|
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提案内容 |
客室のルーム内の照明灯には電球型蛍光灯とミニレフ球を使用されています。現在の口金と同等な種類のLEDに置換させることで、器具を変えずに年間消費電力量を削減することができます。 | |
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削減 |
以下の客室ルーム内の照明灯120台をLEDに変更した場合
消費電力削減量：1,187kWh/年 （原油換算値：0.3kL/年） |
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削減コスト |
33千円/年 |
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| イニシャルコスト | 216千円 | |
| 投資回収年数 | 約6.5年 | |
| 特記事項 | 球切れで在庫が無くなり次第、同じ口金のLED灯に変更することを薦めます。なお、室内の照明灯電力を削減することは、空調機の冷房負荷を減少させるメリットもあります。 | |
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投資改善 |
屋外照明のLED化 |
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|---|---|---|
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提案内容 |
貴ホテルの屋外照明には門灯および灯光器があります。門灯は白熱電球のクリア球を、灯光器はマルチハロゲン灯を使用されていますが、今回、高効率なLED灯に置換することで使用電力量の削減を図ることができます。 | |
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削減 |
門灯2台、灯光器1台をLED灯に交換した場合、 |
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削減コスト |
19千円/年 |
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| イニシャルコスト | 115千円 →門灯2台（40W/台）、灯光器1台（400W/台）をLED灯に交換 | |
| 投資回収年数 | 約6.0年 | |
| 参考 |
表：クリア球とLED灯の比較
参考：電球型LED（クリア） 参考：LED灯の灯光器 |
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