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更新日:2012年3月15日

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人権学習シリーズ わたしを生きる 告げることから/4.クイズ 同和問題は今

「告げることから」(めやす90分)

4.クイズ 同和問題は今

手順とポイント

詳細な手順

ポイント

(25分)
説明とシート4の個人記入5分、グループでの共有5分、解答の紹介5分、シート3同和地区出身であることを告げることを悩む背景を考える5分、全体共有5分
 

クイズの説明とシートへ個人記入をする

★では、なぜ「どこに住んでいるか」が気になり、同和地区出身者が出身であることを言おうか言うまいか悩まなければならないのでしょうか。その社会的な背景を、三択のクイズをしながら考えたいと思います。

●シート4を1人1枚配付する。

★では、読み上げますので、答えと思われるところに○をつけてください。

●シート4の問題を順番に読み上げる。

グループでの共有と解答を紹介する

★では、書いた答えをグループで紹介してください。また、それを選んだ理由も紹介してください。時間は5分です。
では、現実はどうなのか。

●解答を紹介して順番に読み上げる。

●シート5を配付する。

個人的な悩みではなく、社会の差別が背景にあることを考える。

カミングアウトを悩むAさんの背景を考える

★クイズでみてきたように、同和地区出身だからその人を認めないという部落差別は存在しています。しかし、差別をなくそうとする取り組みも進められてきていて、改善されてきている面もあります。今は、部落差別をなくし、同和問題を解決する取り組みの途上であるといえます。
では、シート3の事例に戻ります。
クイズで見たような現実があるという背景を考えるとき、Aさんが同和地区出身を言おうか言うまいかを悩まなければならないのは、どうしてでしょうか。感じたこと、考えたことを話しあってください。5分くらい時間をとります。その後、いくつかのグループから、出たことを紹介していただきます。

部落差別が存在していることを考えてもらうとともに、差別をなくすための取り組みにより、改善されてきているところもあることを伝える。これによって、次の活動のAさんが同和地区出身を告げることで悩まなければならない背景とつなげる。

全体で共有する

★では、グループでどのような話が出たかを紹介してください。

●数グループから、話し合いの中での感想や意見を紹介してもらう。

★必ずしも同和地区出身であることを言わなければならないということではありません。しかし、それを言おうか言うまいか悩まなければならない背景として、社会に差別の現実があるということだと思います。

同和地区出身を告げざるを得ない背景には、本人の強さの問題ではなく、社会に部落差別の現実があることを考える。

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