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更新日:2012年3月15日

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人権学習シリーズ わたしを生きる 名まえ、それぞれの選択/4.考えるヒント、資料の説明

「名まえ、それぞれの選択」(めやす90分)

4.考えるヒント、資料の説明

手順とポイント

詳細な手順

ポイント

(10分)
クイズ3分、資料の説明7分
 

★ここでクイズです。今、日本に住む外国人は、何人いるでしょう?
1.約2100万人 2.約210万人 3.約21万人
正解と思う答えに手をあげてください。
(1.約2100万人だと思う人は手をあげてください、……と続ける)

正解は2です。2010年(平成22年)で2,134,151人です。
では、一番多い国はどこだと思いますか。
中国です。ついで、韓国・朝鮮。先ほども言ったようにアジアの国が多くて約8割、南米が約1.5割を占めます。

では、次のクイズです。
大阪での婚姻件数のうち、約何組に1組が国際結婚でしょう。つまり、夫または、妻どちらかが、外国籍で、どちらかが日本国籍のカップルです。
1.約2000組 2.約200組 3.約20組
正解だと思う答えに手をあげてください。
(1.約2000組だと思う人は手をあげてください、……と続ける)

正解は3の20組に1組です。どうですか。思ったより多いと感じられたのではないでしょうか。

●資料1を1人1枚配付する。

★日本社会では、2010年(平成22年)末データで100人に1.69人が外国籍です。特に大阪府では、100人に2.38人(約40人に1人)が外国籍です。
また、大阪での国際結婚は20組に1組(5.13%)です。昔は父が日本国籍を持っていなければ、子どもは日本国籍を認められませんでした。今は、父、母どちらかが日本国籍なら、子どもに日本国籍が認められます。この国際結婚から生まれてくる子どもたちは日本にも、外国にもルーツがある子どもたちといえます。この子たちが自分のルーツを隠さずに生きることができる社会になってほしいと思っています。

次に配るのは、外国にルーツがある人たちの名前にまつわる思いです。

●資料2を1人1枚配付する。

★AとBのケースは、先ほどみなさんで考えてもらいました。他のケースを誰か読んでくれますか?

●参加者に読んでもらう。

 
★名前を名のるという、日常ありふれた行為なのですが、日本に住む外国人にはいろいろな思いがあるといえます。サッカー選手などでは、以前の名前の読み方のまま日本国籍を取得し自分のルーツを大切にしている人もいます。どんな名前でも名のることができる社会が、みんなが生きやすい社会といえるのではないでしょうか。 活躍しているスポーツ選手などを例にあげてもよい。
その場合は、本人が公表していることを確認すること。

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