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人権学習シリーズ わたしを生きる 用語解説
用語解説
- ワークショップ
ワークショップ(workshop)とは、もともと「職場」「作業所」「工房」を意味し、みんなで意見交換や共同作業を行いながら進める「参加体験型」学習のことをいいます。指導・被指導の関係で学ぶ学習でなく、参加者が積極的に他者の意見や発想から“学びあい”、最後にみんなで自らの“ふりかえり”をするという、学習のプロセスでの学びを大切にします。問題解決を図るとともに、態度や技能(スキル)を身につけられるという特徴があります。 - ファシリテーター
ワークショップを進行する人をファシリテーター(facilitator)と呼んでいます。単に進行役といってもよいのですが、「活性化させる」と言う意味を持つファシリテーターの方が、実際に期待されている役割に近い言葉になっています。話し合いの交通整理をする議長役だけでなく、話し合いの素材になるものを用意し、そして時間管理を行いながら全体を進行する役目をするなど、さまざまな複合的な能力が必要とされています。 - プログラム
ワークショップ全体としての目的やねらいを達成するために、アクティビティや講義などを組みあわせてつくる1つの流れです。学習を進めていくうえでの具体的なプロセスを示しています。 - アクティビティ
アクティビティとは、1つの素材、話し合いの材料を使ったまとまりのある学習活動のことで、プログラムを構成する1つの部品の役目をしています。 - ロールプレイ
「ロール」は役割、「プレイ」は演技の意味で、学習の内容に応じた場面(シチュエーション)を設定し、その中で参加者が役割(話し手・聞き手・観察者など)を持って演技することにより、学習目的に迫る方法です。現実の問題を模擬的に演じることにより、自分の心を感情のままに自由に表現することができ、人間関係の改善などに迫ることができます。人権に関する学習では、実際に経験したことがない場合でも、「差別」「いじめ」などの場面を設定して実施することにより、他者の立場に立って考えたり感じたりすることができ、共感的な理解を図ることができます。