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大町遺跡現地公開資料
大町遺跡は、府営岸和田大町住宅の敷地範囲を中心に広がる縄文時代から中世にかけての遺跡です。文化財保護課では住宅棟の建替え工事などに伴い、平成15年度から14地点の発掘調査を行ってきました。
このたびは住宅地内道路の整備工事に伴い、令和元年10月下旬より発掘調査を進めてきたところ、この地域の歴史に新たな視点を切りひらく発見がありました。大町遺跡におけるこれまでの調査では、今から約1800年前(3世紀)頃、弥生時代終わりから古墳時代初めにかけての土器が数多く出土し、当時の大集落の存在が予測されました。ところが今回の調査で見つかった、4軒の竪穴(状)建物や掘立柱建物は古墳時代中頃のものとみられ、従来とは異なる調査成果と言えます。
なお中世の井戸や畦も見つかり、多くの出土品が発見されました。
大町遺跡のこれまでの発掘調査区
調査区の遺構の位置と写真
印刷用はこちらから→R1大町遺跡現地公開資料(PDF:306KB)[PDFファイル/306KB]