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令和2年11月2日開催 部長会議の審議・報告の概要
- とき 令和2年11月2日(月曜日)午後2時15分から午後2時25分まで
- ところ 本館5階 正庁の間
- 出席者 知事、副知事、各部局長等
※冒頭に異動者の紹介あり。(田中大阪港湾局長)
住民投票結果を受けて
知事
- 昨日、都構想の住民投票が否決となった。これまで、府市の統治機構の最もふさわしい在り方として、知事・市長選挙でも訴え、私自身の最も大きな目標として取り組んできた。最終的に大阪市民の皆さんに判断を仰ぎ、結果は否決。大阪市を存続することが大阪市民の意思だと受け止めている。
- ただ、否決にはなったが、賛否の差は1ポイント程度。賛成の理由で最も多かったのが、「二重行政を解消し大阪を成長させること」であった。また、これまで行ってきた10年間の府政・市政の運営についても、約7割の方に評価をいただいている。今後の府政の方向性としても、「府市バラバラでは大阪の力を発揮できない。府市一体の成長戦略を実行せよ」ということが、府民市民の意思だと思っている。これまで、万博、IR、うめきた、港湾など、府市の統合戦略を進めてきた。私自身の方向性としては、引き続き府市一体の成長戦略を実行していく。
- もちろん、今後また異なる考えの知事・市長が誕生すれば、昔のように府市別々ということもあるのかもしれない。しかし、少なくとも私が府政を担う間は、府市一体の成長戦略を進めていく。大阪城東部地区や新大阪駅周辺のまちづくり、目下のコロナ対策など、引き続き府市一体で、大阪府と大阪市が別々の方向を向くことがないように、皆さんにはそれぞれの部局のトップとして、ぜひマネジメントをしてもらいたい。
- そして、田中副知事においては、技術系のとりまとめとして、大阪市長時代から信頼してやってもらっている。大阪府と大阪市で、反目してしまうことが起こりがちだが、ぜひまちづくりのトップとして、この大阪の成長のために支えてもらいたい。
- 私自身、大阪を成長させたいという想いで知事をやっている。ぜひこれからも、府市一体で行うという大方針を理解いただき、部局のマネジメントをお願いしたい。
山口副知事
- 今回の結果を厳粛に受け止めないといけないが、市民の選択は「昔に戻せ」ということではなかったと思う。
- 今までは都構想を前提に府市の関係を作り上げてきたが、これを機に政令市大阪市と大阪府の新たな関係、次のステージの府市協調をしっかり作る必要がある。
- 各部局とも、大阪市とカウンターパートで仕事をする体制が既にできていると思う。これをしっかり発展させるように取り組んでほしい。
- 併せて、否決になったので、これまで都構想シフトを取っていた部分については速やかに整理する必要がある。11月の議会に出さないといけない議案があれば、速やかに整理をしていただき、知事に報告し決裁をいただくようにしてもらいたい。
知事
- 府市一体の成長戦略、バーチャル大阪都はこれからも続けていく。
- また、副首都を目指すということで設置した副首都推進局も存続させる。局内で都構想の制度案を作っている部門は、否決になったので縮小する。府市一体の副首都戦略は今後も続くので、その機能を担ってもらう必要がある。詳細は今後事務方と詰めて整理していく。
≪以上≫