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令和5年(2023年)11月9日 知事記者会見内容
記者会見項目
- クマの出没にご注意を!
- アルコール関連問題啓発週間について
- 大阪産(もん)の地産地消で脱炭素化を推進しよう!
職員
ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
クマの出没にご注意を! ※この項目で使用した資料はこちら
知事
私からは3点です。
1点目についてです。クマの出没についてご注意をということが1点目です。全国的にはクマの出没、そしてまたけがに遭われた方、またお亡くなりになった方も出てるということで、今年度は多いというのが全国的な状況であります。既に全国的に見ると昨年度を超えてると、今の時点でという状況であります。その中で、もちろん東北等が多いんですけれども、大阪、そこまで多くないんですが、現実に出没の目撃情報が確認をされています。万一に備えて対応を取っていただけたらというふうに思います。
まず、クマは初夏から秋にかけて行動が活発になります。特に注意が必要な時期がこの秋、冬に入る前ということになります。10月下旬以降ですけれども、府の北部においてクマの出没が多発をしています。10月以降の出没情報ですが、10月22日、豊能町から始まりまして、11月に入ってからは茨木、箕面、そして島本、そして11月4日、6、7、8と連続して茨木市において確認をされています。
クマの足跡、それからクマの痕跡等も確認されています。実際に茨木においてはクマを直接目撃しているという情報ももう既にあります。クマを目撃したときには、あるいは痕跡を見つけたときには、速やかに市町村に連絡をお願いいたします。そして、クマに出会わないということで、府や市町村のホームページで地域の出没情報というのをよく確認をいただけたらと思います。
大阪府からもチラシを作ってますが、クマにご用心というチラシがあります。府や市町村のホームページで地域の出没情報というのをよく確認をいただけたらと思います。山に、今、北摂が多いです。新名神の付近で出没が確認されているエリアで見受けられるということです。そして、山に行くときにはラジオやクマの鈴など、音が出るものをぜひ持っていっていただけたらと思います。そして山あい周辺の住宅地にお住まいの方は、夕方から朝までの間、特にこのクマの出没には注意をしてもらえたらと思います。
そして万一ですけれども、クマに出会ったときですが、背を向けずに、冷静に、慌てずゆっくりとその場から離れてもらえたらと思います。そして、万々一ですけども、すぐ近くで出会って襲われかねないというような状況になったときには、クマが立ち去るまで両腕で顔や頭を守って、うつ伏せになるなどして少しでも身を守る行動を取ってもらえたらと思います。大阪府においても、クマの出没情報が確認されてます。11月に入ってから多く確認をされていますので、ぜひ注意をしてもらえたらと思います。
アルコール関連問題啓発週間について ※この項目で使用した資料はこちら
次です。アルコール関連問題啓発週間についてです。11月10日から16日までアルコール健康障害対策基本法に基づくアルコール関連問題啓発週間を実施いたします。過度な飲酒は、肝疾患、肝臓の疾患であったり、あるいはアルコール依存症の健康問題であったり、飲酒運転や自殺等の社会問題を生じさせるリスクがあります。府においては、関係機関と連携して依存症をはじめとするこのアルコールの関連問題に関する情報を広く発信しているところであります。
大阪府のアルコール健康障がいをめぐる現状ですけども、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合は全国よりも大阪府が多いという状況です。平均値を上回るという傾向にあります。そして、飲酒における救急搬送に占める若者の割合も非常に多い。20代までの若者が多くを占めるという状況です。20歳代までで約48%、約半分が、飲酒による緊急搬送をされてるのは若者が多いという状況です。
啓発週間における主な取組です。啓発ポスター、パネル掲示、デジタルサイネージ等、これは行政機関や企業さん、あるいは大学等で実施をいたします。そして公民連携のフォーラムということで、大塚製薬さんにご協力いただきまして、お医者さん向けの啓発フォーラムを開催いたします。そして、大阪アディクションセンター、これは様々な関係機関、団体同士が情報共有して、依存症の本人やご家族の回復をするという、そういうことの支援をするネットワークですけども、アディクションセンター加盟機関による啓発活動ということで、市民講演会であったり街頭活動を行います。
そして本日、11月9日からおおさか依存症ポータルサイトというのを立ち上げいたしました。アルコール依存症をはじめ、アルコール依存だけじゃなくて、薬物であったりギャンブル依存症なども含めて、総合的な依存症対策のポータルサイトを立ち上げいたしました。ここで依存症についての正しい知識や各種情報をお届けいたします。掲載情報ですけど、お酒の飲み方スクリーニングテストによるセルフチェックであったり、医療機関に関する情報であったり、あるいは依存症相談の案内であったり、様々な依存症に関する情報を掲載しておりますので、ぜひ何かあればこちらをご利用いただけたらなというふうに、気軽に覗いてもらえたらと思います。アルコール以外の依存症も含めてですけども、この週についてはアルコールの啓発週間ということで、様々な情報発信をしてまいります。
大阪産(もん)の地産地消で脱炭素化を推進しよう! ※この項目で使用した資料はこちら
大阪産(もん)についてです。大阪産(もん)の地産地消で、ぜひ脱炭素化を推進していこうということです。11月は大阪府内の生産の農産物と、それからそれを使った加工品である大阪産(もん)の地産地消推進月間でもあります。そして、またこれは、地産地消は脱炭素化に向けたCO2削減につながるものにもなってます。
てんしばで大阪産(もん)を楽しむイベントを開催いたします。おおさかもん祭りを開催いたします。また今年度は、特別に福島の皆さんを応援しようということで、福島県産の魚介類等を使用した商品等も販売をいたします。大阪産(もん)の推進を毎年毎年やっていますけれども、今年度は福島県産の魚介類も使用したものを展開もいたします。
場所ですけども、「Welcomingアベノ・天王寺 おおさかもん祭り「Road to EXPO2025」」ということで実施をいたします。令和5年11月11日土曜日、12日の日曜日、2日間行います。てんしばです。そこでは大阪産(もん)であったり、大阪産(もん)名品を使用したキッチンカーだったり、飲食、物販であったり、あるいは体験コーナーを実施します。また、福島産の応援企画ということで、福島県産のヤナギダコを使ったたこ焼き等々も、東北わくわくマルシェということで、東北の皆さんと協力をして進めていきます。また、2025年大阪・関西万博の機運醸成も行っていきます。
そして12日ですけれども、大阪産(もん)のPR大使であるハイヒール・モモコさんと一緒に盛り上げていきたいと思います。これは私自身もここに出席をいたします。12日日曜日、11時から11時40分ということで、大阪産(もん)名品の新規認証の商品のお披露目会を行います。そして、今回コラボしてます福島産品の応援企画もここで行います。
今年度、新たに認証された13の大阪産(もん)名品をモモコさんと一緒に紹介をさせていただきます。そして府内の高校生による万博ソングの演奏とかダンスであったり、あるいは大阪産(もん)名品のプレゼント企画等を行ってますので、ぜひ今週末11日、12日、このてんしばで大阪産(もん)を広げようという企画をしておりますので、お時間のある方はお立ち寄りいただけたらと思います。
このおおさかもん祭り、引き続きですけど、おおさかもん祭りでは、この大阪産(もん)、あるいは大阪産(もん)名品、これらを使った料理、20種類以上の商品にカーボンフットプリントの一つであるデカボスコアを表示いたします。冒頭申し上げましたけども、地産地消、そして大阪産(もん)、近くのものを消費するということで、地球環境にも優しい、CO2削減にもつながります。そのCO2がどのぐらい削減されてるのというのを見える化するというのが、このカーボンフットプリントになります。
大阪府でも進めていますけれども、今回民間のEarth hacksさんが提供するこのカーボンフットプリントを活用していきます。このデカボスコアの表示は、大阪府と11月10日、事業連携を締結する予定にしています。このEarth hacksさんのご協力によって実施をします。これまで大阪府がカーボンフットプリントを表示してきましたが、農産物を中心にやってきました。どうしても大阪府単体でやるとこの範囲が限られてきますので、民間の事業者の力をお借りして、協力をして、その範囲をより広げていこうというものです。加工品であったり一般製品であったり、いろんな分野にこのカーボンフットプリントが表示できるようにしていこうというのが今回の取組であります。
大阪産(もん)のクラフトコーラであったり、蜂蜜であったり、Mizkanさんと一緒にやりますもったい鍋というのをやりますが、こういったところでそれぞれでデカボスコアというのを表示します。デカボスコアという、これだと46%CO2削減と、こういったものがこの商品の中に貼られるということになります。ですので、消費者のほうからすると、この商品というのはCO2がこうやって削減されてるんだなというのを分かった上でその商品を購入するかどうかの判断の一つになるということで、我々としてはこれを広めていきたいと思います。Earth hacksさんのご協力によってこの範囲を今は農産物だけなんですけど、いろんな分野に広げていけたらなと思っています。そして、てんしばでの会場ですけれども、100%植物由来の容器を使ったり、これはサトウキビの搾りかすで作った容器であったり、100%分解されるこのカップ、分解性のプラスチックカップであったり、そういった環境に優しい取組を進めていきます。ぜひマイボトルも持ってきていただければ、ウオーターサーバーも設置をいたしますし、マイボトル、マイバッグを持ってきていただいて、そして、このてんしばで大阪産(もん)を楽しんでもらえたらなというふうに思います。
私からは以上です。
質疑応答
職員
ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関する質問をお受けいたします。質問される方は、挙手の上、社名とお名前をよろしくお願いします。
それでは、幹事社の共同通信さん。
クマの出没について
記者
共通通信です。
まず、クマについてなんですけど、資料を拝見すると、小学校の近くでも何か出没の痕跡があるということで、今後被害防止のためにですね、いわゆる目撃情報があった現場の警戒体制の拡充など、具体的に何か考えていることがあれば教えてください。
知事
これは地元茨木市とも連携して進めていこうというふうに思います。特に茨木市で発される情報、地元の情報というのも、より細かな情報が出ると思いますから、そのご利用をいただけたらと思います。そして、クマは自然の生物ですから、どこに出没するか、なかなかこれは分かりにくい。そして、聞くところによると、クマがふだん食べるドングリが今年度は少ないということで、全国的にすごく増えているというふうにも聞いています。これは多分、大阪・関西も例外ではないというふうにも思いますので、ぜひ警戒をしていただけたらなというふうに思っています。
そういったクマの目撃とかあるいは痕跡を見つけた場合は、ぜひ市町村に速やかに連絡をしていただけたらと思います。その情報を基に、市町村、そして大阪府の対応はしやすくなりますので、そういった情報もお寄せいただけたらと思います。そして、また我々が得た情報についてはどんどんどんどん公開をしていって、市民の皆さん、府民の皆さんにお伝えをしていこうというふうに思っています。
おおさか依存症ポータルサイト等について
記者
もう1点、おおさか依存症ポータルサイトについて、今回はアルコール関連問題の啓発週間ということなんですが、今、IRの開業に向けて大阪府は特にギャンブル依存症というところの対応強化を進めている中でのポータルサイト立ち上げという意味合いもあるのかなと思うんですが、いまだにギャンブル依存症への不安というのが根強い中で、今回ポータルサイトという形で依存症の相談窓口というのを広げるという意味ですね、ポータルサイトを立ち上げた意義と、あと、府民への呼びかけがあればお願いします。
知事
まさに、大阪統合型リゾートのIRを誘致すると。そして、それが決まっています。そして、もう既にこれを進めていっている中で、当然並行して依存症対策はしっかりと対応していこうというのが基本的な考え方です。
これはもうIRに限らず、今も既にギャンブルは街なかにもありますから、そういった依存症に対して正面から取り組んでいこうと。これを機に正面から取り組んでいこうという基本的な考え方です。その考え方の計画というのは、第2期計画でもう既に立てています。その中でも依存症ポータルサイトということで、これはギャンブル依存症に限らず薬物も含めて、アルコールも含めてですけれども、そういったトータルの依存症のポータルサイトを立ち上げて、そして、医療機関に関する、医療機関の相談であったり、あるいは依存症そのものの相談であったり、あるいはセルフチェックであったり、そういったものを一元化したポータルサイト、分かりやすいものを作ろうというものを実際に計画に入ってます。その計画の実行がまさに今回になったということであります。
これが今、様々な計画あるんですけれども、今回そのうちの一つである依存症のポータルサイトを立ち上げたということになります。今回はアルコール関連の啓発週間のこの期間中ということで、本日オープンになりますけれども、ここはアルコールに限らず、今まだIRは当然ないですけれども、ギャンブル依存症であったり、薬物だったり、依存症についての正しい知識とか各種情報をしっかりとお届けする、分かりやすいポータルサイトを作りましたので、ぜひ何か心配事がある、自分が心配である、あるいは家族が心配である、何か心配事、友人が心配である、何か心配事があれば、こちらにお気軽に、各種情報を届けますので、利用いただけたらと思います。
職員
それでは、次に朝日新聞さん。
阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレードについて(1)
記者
朝日新聞、岡と申します。阪神・オリックスのパレードの件で伺います。
一部報道によると、大阪市役所のほうで、当日の会場対応のために部署ごとに出勤を求めるような、ノルマのようなものを課しているというふうな報道がありました。大阪府庁さんのほうでも、そのようなノルマのようなものがあるのかどうか、事実関係を教えてください。
知事
警備に関してはボランティア募集をしています。ですので、これはもう当然義務ではありませんから、任意でボランティアに参加いただける方ということで募集をかけて、そして、それに手を挙げていただいた方がボランティアとして参加をいただくという予定にしています。ですので、業務命令でもありませんし、何か義務としてやるものではないというものになります。
記者
現状、そういうふうなノルマのようなものは大阪府庁さんとしてはないという認識でよろしいでしょうか。
知事
ないです。
記者
あと、実行委員会さん、府とか市とか経済界の方々でつくっていると思うんですけど、同じ一緒にやっていこうというふうな、市でこういうふうなノルマのようなものがあるというふうなこの状況については、どのようにお考えですか。
知事
そのノルマというのはボランティアの話ですか。
記者
各部署から何人とか、各部署何%ぐらいから職員を出してくださいというような数字が出回っているというふうな趣旨がありまして、趣旨の事実が取材の中でありまして。
知事
ボランティアですので、それはあくまでも任意になるというふうに思います。ですので、もちろんこれは担当、僕自身も出席しますから、完全にこの実行委員会で、担当している職員はまた別だと思いますけども、警備ということで募集をして、そして2,400名の募集をして、今もう人数はそろえましたので、というのが今の現状です。何かノルマというか義務というのはないというふうに思います。
記者
あと、昨年のオリックスの優勝の際は職員の方も手伝われたと思うんですけども、こちらは公務だったというふうな扱いだったと聞いております。ただ、今回ボランティアというふうな形で職員を募っておられるんですけれども、この対応が分かれた理由というのは何かあるんでしょうか。
知事
今回、基本的にクラウドファンディングもやりますし、そして、企業の協賛でもやると。これはもうやっぱり阪神が日本一になり、そしてオリックスも優勝する、これをお祝いしようじゃないかという趣旨でやっていますので、その趣旨に賛同してもらえる人に参加をしてもらうということです。しかも実行委員会を立ち上げてつくっていますので、昨年は、実行委員会はなかったと思います。昨年は光の饗宴の中で実施をしたというものですが、そもそも立てつけが全く違うと。今回初めて実行委員会を立ち上げてやるというものですから、そして、その中でもそういった寄附で、そして民間の協賛でやろうと、この趣旨に賛同していただける方に協力を願いまして、そこで進めようじゃないかというのが基本的なスタンスですので、職員についても当然義務じゃありませんし、私も当然もうそれは求めません。もちろんオリックスファンや阪神ファンも職員も多いですし、この趣旨に賛同してくれる職員もいますから、その中でボランティアというのに賛同いただける職員に任意で手を挙げてもらってるという状況です。なので、去年とそもそも立てつけが全く違うということになります。
記者
私自身が仮に職員だったとしたら、公務にしてくれたらもっと気持ちよく応援できるのになというふうな気持ちになるかもしれないなと思うんですけども、現状でボランティアの方、ボランティアという立てつけですけれども、公務にされるようなご予定とかお考えはありますでしょうか。
知事
これは考え方にもよるかもしれませんが、府費を投入しないということを僕は発信をしていますし、基本そういう考え方で進めています。ですので、そう考えたときに、いわゆる職務として行うとなると、これはやっぱりパレードの趣旨からも違うんじゃないかと。パレードは、そういった趣旨に賛同してもらえる、実行委員会を立ち上げて、府が主体というより、府も当然入っていますけども、経済界も入って、そしてまさに両球団の協力も得て、実行委員会も立ち上げているわけですから、そこでお祝いをしようじゃないかという趣旨を考えると、ちょっと職務とは違うんじゃないのというのは僕の基本的な考え方です。府の事業というものではちょっと違うんじゃないかなとは思っています。
阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレードについて(2)
記者
クラウドファンディングの話になったので、少しクラウドファンディングの話に移っていくんですけれども、これもまた他紙さんの報道ベースで大変恐縮なんですけれども、11月7日付に教育長さんのほうから、各公立学校の校長先生であったりとか准校長先生宛てにクラウドファンディングの周知についてのご依頼の文書がポータルサイトに掲載されたというふうな報道がありました。
まず、こちらの事実に関して知事は何かご存じでしょうか。
知事
今日、報告を受けました。赤旗で報道されてますよと。赤旗では、寄付金を、寄附を何でしたっけ。
職員
寄附の協力。
知事
寄附の協力を求めると書いていますけど全然違っていて、寄附の協力は求めていませんので、そういったクラウドファンディングを今やっていますと、そういったことを周知してくださいと。周知するのは当然だと思いますから、我々はいろんなところで周知をしていますので、寄附を何か要求しているわけでも一切ありませんし、ただ、そういったクラウドファンディングをやっていますよということを周知する。そういうことだというふうに思います。
記者
職員さんからお話を伺うと、いわゆる公的なポータルサイトであったりとか、いわゆる教育長という上級の部局から周知をされるというふうになると、周知とは言いつつ少し強制力のようなものを感じるというふうなご意見があったりとかですね、無言の圧力みたいな、そういうふうなニュアンスの受け止めをされた職員の方もいらっしゃるというふうに取材で聞いているんですけども、その通知の仕方という部分においては、特に問題なかったというふうなご認識でしょうか。
知事
これは寄附をお願いしますというやり方はしてませんので、そういったものがありますよと、これから広げていきますよという、あくまでもそういったことをやっていることの周知ですから、しかもこれはクラウドファンディングですから、この職員が寄附をしたとか、しないとか、役所で把握するものではありませんので、まさにそういったクラファンをやっていますよという周知活動をいろんなところでやっているわけですけども、そのうちの一つだというふうには思います。なので、それは当然強要するものでも何でもないですし、実際に要求もしてないです。
記者
分かりました。ありがとうございます。
職員
ほかにご質問される方。読売新聞さん。
阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレードについて(3)
記者
読売新聞の石見と申します。
優勝パレードのクラウドファンディングの件について質問させていただきます。現在、クラウドファンディングが目標額の1割ほどしか集まってない、この理由の分析をお願いいたします。
知事
これは初めてやる試みですけれども、それでも非常に多くの方がクラファンはしています、くれていますので、僕は今、クラファンしてくださった皆さんに僕は感謝の気持ちです。それだけ、今の最新の情報の人数、分かりますかね。8,000人。
記者
先ほど6,300万円ほどだったと思います。
知事
6,300万円で、人数は8,000人ぐらい。
職員
8,273人。
知事
そうですね。8,273人の方。だから8,000人以上の方、8,273人の方にこの趣旨に協力いただいて、そりゃあキーホルダーで値段が高いやんかって、クラファンですから、やはりその趣旨に賛同していただいているだけでも、僕はすごくありがたいなというふうに思っています。もちろん目標の金額には達してないんですけれども、5億円という大きな目標の金額には達してないんですけれども、でも、それでもこうやって8,000人以上の方に今の段階で、日々また増えていますけれども、この趣旨にご協力いただいているというのは本当にありがたいなと思います。あまりそういったマイナス思考では僕は見てなくて、むしろ8,000人以上の方が寄附していただいている、クラファンに協力していただいている、8,200人以上の方に。なので、これは本当にありがとうございますというふうに思っています。また引き続き募集もしていますので、よろしくお願いしますと思います。
そして、やっぱり5億円って非常に大きな金額になります。最初も設定したとおり、申し上げました、非常に高い目標であるというのは最初に申し上げたとおりです。ですので、あとはクラファンと、そしてもう一つは企業の協賛金、この二つで成り立たせようということで今進めています。なので、企業の皆さんにも協賛金をお願いするということを今、一生懸命やっているところです。クラファンだけで当然、全部というのは難しいと思いますけど、それだけ多くの方がクラファンしてくださっていることには感謝ですし、また11月30日までは続けますので、よろしくお願いしますということと、また、民間企業の皆さんに対しての呼びかけ、働きかけ、協賛のそういった趣旨に賛同していただける企業さんも多くいらっしゃいますので、そこにも力を入れていきたいというふうに思います。
記者
分かりました。
先ほどの話ですと、今1割しか集まっていないというよりは、今集まっている金額だったり、8,000人という数だったりを重視したいということなんですが、実際にクラウドファンディングで目標額を達成しなかった場合、公金支出はないというお話ですけれども、パレード、集まらなければ赤字になるということになるんでしょうか。どういうふうに補塡されるんでしょうか。
知事
府費を投入しないというのは当初決めたとおりです。ですので、民間企業の皆様にお願いを、協賛金の、今一生懸命いろいろお願いをしているということで、しかもこれは関係者でやると。実際にパレードは実施をいたします。
なかなか大変ですね、本格的に。僕はお祝いしたいという思いでこのパレードを今、阪神、日本一になりましたし、38年ぶり、これはお祝いして、やっぱり盛り上げていきたいと思いますし、オリックスも優勝ですから、なかなかこういうことはないですから、僕はやっぱりお祝いという純粋な思いでできればなと。これはまさに民間の実行委員会のメンバーと一緒に思いを共有して実行しているというところです。
お金が集まってないじゃないかとか、いろんな、ボランティアどうだとか、皆さんから批判されますけど、じゃあ、やらなかったらやらないで一番何も批判されなくて楽かもしれないけど、僕はでも、これ、今やる、産みの苦しみは当然感じてますけど、当事者として。でも、これはぜひ、僕はすばらしい盛大なパレードをやろうというふうに今思っています。ですので、11月23日、今までどおり、予定どおり、今やるべく一生懸命頑張っているというところです。
記者
分かりました。
協賛金も合わせて5億円というお話でしたけれども、仮に目標額を達成できなかった場合はパレードが縮小されるなど、何か支障が出るということは考えられるんでしょうか。
知事
今は実行委員会でいろいろ計画を進めていますので、まずは費用を確保できるように、民間企業の皆さんと一緒に努力をしていきます。特に今の段階で縮小するとかというのは考えているところはないです。
記者
分かりました。
クラウドファンディングの返礼品の件についてお話を伺いたいんですが、100万円と1,000万円の返礼品はお礼のメッセージというふうにありまして、グッズがついてないということなんですけれども、これについて、何か追加をされたりとかですね、何か返礼品を特に用意されるご予定というのはあるんでしょうか。
知事
特にそこは聞いてないので、特にないです。
記者
分かりました。
全体に関してですが、キーホルダーとか小さなものが多いというお話、先ほどございましたけれども、全体を通して何か返礼品を追加されたりとか、例えばパレードでVIP席というか、見やすい席を設けるとか、そういったものというのは新たに追加されるお考えはございませんか。
知事
それもないですね。もともと最初、構想段階のときにあったんです。VIP席という、VIP席のクラファンというのがあったんですけれども、これはやっぱりやめにしようということでなくなりました。だから、それは検討済みです、どちらかというと。そういった特別席というと、かなりクラファンの数も増えたかもしれませんけれども、それはちょっとやめようということでやめたという経緯もあります。
ですので、そういったいろいろ検討して進めてきた結果が今ありますので、今、何か新しくクラファンの返礼品を追加とか、これにするとかというのは考えてはないです。クラファンを引き続きお願いするのと、やっぱり民間の企業協賛の回り、そこを一生懸命、足回りになりますけれども、頑張って何とかパレードが実現できるように、言った以上は僕、実現したいと思いますから、まだ見えないところですけど、頑張ります。
記者
差し支えなければ、VIP席が検討されたけれども、できなかった理由というのを教えていただけますか。
知事
これは検討してやめようということでなくなったということです。
記者
分かりました。
あと、今後寄付を集めていく上で、何か新しい対策というものを考えられているのか、どういうふうな新たに呼びかけをしていきたいかというお考えをお願いします。
知事
やはり、まだクラファンしているということをご存じない方もいらっしゃいますので、周知を広めていくということに尽きるんだろうと思います。ですので、いろんなところでこういったことを、クラファンをやるかどうかは当然自由ですから、さっきもありましたけど、自由ですけれども、こういうクラファンをやっているんだよということをぜひ周知をしていきます。なので、メディアの皆さんにも、こういったクラファンがあるんだということをぜひ周知、ご協力いただけたらと思います。
万博関連について(1)
記者
ありがとうございます。
万博について質問を1点させていただきたいんですが、松野官房長官が先日、万博費用について、3度目の増額が全くないとは言えないという旨の発言をされたと思います。それについてどのようにお考えでしょうか。
知事
それはこの先、何が起こるか分からないという趣旨でのご発言だというふうに思います。もちろん明日の未来って誰も予測できないですから、それは完璧、完全というのは、100%というのはないという、そういう趣旨だというふうには理解をしています。
記者
分かりました。ありがとうございます。
職員
ほかにご質問は。3名でよろしいですか。6社ね。そしたら、産経新聞さん。
阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレードについて(4)
記者
産経新聞の五十嵐です。
今ほどのパレードの件で、追加でお伺いしたいんですけど、概算として5億かかると。実際にどれぐらいかかるかということも含めて、クラウドファンディングは公になってるのであれなんですけど、協賛金も含めてどれぐらいの費用がかかって、どれぐらいのものが入ってきたのかということは、パレードが終わった後には公開していただけるんでしょうか。
知事
終わった後は公開すると思います、決算という形で。
記者
協賛金も含めて。
知事
どういう公開の仕方になるかは、これは実行委員会で決めますけれども、どういう収支勘定でこうなったということは当然公開することになると思います。
阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレードについて(5)
記者
もう一つは、先ほどのパレードに対する教職員のネット募金に関して、クラウドファンディング、募金の件なんですけど、こういったものに関しては、今日知事はお聞きになられたということなんですか。前もってお聞きになって、こういうことをしようと思っていますということをお聞きになっていたんでしょうか。
知事
前もっては聞いてないです。今日聞きました。
記者
こういった形で呼びかけが行われていたという事実が、報告があったんですか。
知事
そうです。ただ、いろんなところで周知活動はしていると思うんです、部局で。その中で赤旗が、募集でしたっけ、ネットで何かお金を。
記者
募金要求。
知事
募金を要求している、そういう報告があって、要求はしてないですよという、そこの事実説明です。周知活動、周知の一環としてそういうのをやっていますけど、これはちょっと違いますという報告を受けました。そういう形の報告です。なので、一個一個の部局がこれでいいですかとか、そういうのはないです。
記者
何か記事によると、教育委員会を経由すべきだったという表記があって、じゃあ、手続上は知事が把握しなくて、教育委員会を経由していれば問題がないのか、教育委員会を経由しないで勝手にこういったことのポータルサイトで呼びかけをするのが的確なのかどうかって、そこら辺のテクニカルな話になるんですけど、把握せずに直接教職員に呼びかけると、ある程度の強制力が働くんじゃないかと、先ほど朝日さんの質問もありましたけど、強制力を感じてしまうんじゃないかなという感じがするんですけど。
知事
それ、でも、教育長からでも一緒じゃないですか。教育長が府立学校宛て、府立学校の校長宛てにやっても、今回は府民文化部総務課からですけれども、それで括弧して実行委員会事務局ということですけれども、それは教育長からしても府民文化部からしても同じじゃないかなと思いますけど。
記者
それはある程度、任命権者からすると強制力が働くのはどの世界でもそうだと思うんですけど、教育委員会を通じてやれば、教育委員会である意味一回歯止めが効くわけですね。いや、こういったことを呼びかけするいわれはありませんと。そういったことが働かないのかなと思って。
知事
だから、それは周知をしたら駄目なんですかということなんでしょうね、行き着くところは。あくまで、募金をしてくださいというのではないですから、こういったクラウドファンディングをやってますということの周知についての話なので。ですので、そこは。
記者
問題ない。
知事
と思いますよ。
記者
ありがとうございます。
職員
次、関西テレビさん。
空飛ぶクルマに関する評価等について
記者
関西テレビの高橋と申します。
全然別件なんですけれども、空飛ぶクルマの件です。明日、岡山のほうで、これ、万博とは関係ないみたいなんですけれども、空飛ぶクルマの展示場がオープンするということ、それと先日、兵庫の暫定ポートが完成したというようなことがあったかと思うんですけれども、徐々に空飛ぶクルマの準備が進んでいるのかなというような印象を受けるんですけれども、現状の空飛ぶクルマに関する評価と課題、知事が感じてらっしゃることをお願いします。
知事
空飛ぶクルマというのは、やはり僕は空の移動革命になる、新しいモビリティとしての移動革命になると思ってます。これは観光や移動というだけではなくて、いざというときの災害時における対応であったり、人が入りにくい、なかなかヘリコプターで行きにくいような、どこでも、ある意味、手軽に気軽にコンパクトに移動がしやすくなるという意味で、空飛ぶクルマというのは社会課題解決の一つの方向に僕はなると思ってますし、例えば離島なんかもそうですけどね。もちろんヘリコプターがあればいいんですけど、ヘリコプターってやっぱり非常に大がかりになりますから、そういった意味では、空飛ぶクルマというのは空の移動革命になると思ってます。これは僕が勝手に思ってるだけじゃなくて、やっぱり世界でもそういう評価で、世界でも開発競争が進んでいます。これは日本であまり知られてないかもわかりませんけども、世界における空飛ぶクルマの市場調査というのは既に行われていて、かなり有望な市場だということでいろんな企業がチャレンジをしています。そして日本の国産企業もチャレンジをしています。そして、空飛ぶクルマに実際に人を乗せて運航しようじゃないか。これは様々な規制もあるわけですけれども、そういったものを乗り越えて、クリアをして、そして実際に商用運航しようと、これを2025年の万博時にやろうということで、国も、そして事業者も、我々自治体も協力して今、進めています。一つの目標というのが2025年万博に定まっているということで、かなり進んできている部分があると思います。
事業者も非常にこれはチャレンジングにやってくれてますし、空飛ぶクルマに関連する産業というのも実はあるんですね。バッテリーで動くんですけど、そのバッテリーの技術をいかに高めていくのか、いかに効率で重たくないバッテリーを使っていくのかとか、あるいは安定して運航するための様々な技術、こういったことも、実は新しい産業、関連産業も非常に多いです。ですので、いわゆる経済を強くするという意味でも非常に空飛ぶクルマというのは重視されていて、僕自身も、空飛ぶクルマに乗ってみたいという一般人としての思いもありますけど、それ以外にも、やっぱり経済とか産業を強くしていくという意味でも空飛ぶクルマというのは有望だと思ってます。日本が世界に取り残されることがないように僕はやっていくべきだと思ってますし、2025年の大阪・関西万博ではぜひこれを披露したい。仄聞すると、2024年のパリ五輪でマクロン大統領が空飛ぶクルマを飛ばしたいということで、一生懸命、今、準備をされている。そこで披露されることもあり得るだろうというふうに思ってます。1年遅れになりますけども、日本においては万博で、ぜひ実際に人が乗る形でできればいいと僕は思っています。
そういった観点で今、進めていますので、徐々に、兵庫においては暫定ポートをつくりましたという、これはまさに少しずつ進んでますし、岡山でもそういう情報もあるし、そして静岡の磐田市なんかでは空飛ぶクルマを将来量産できるように工場というのも着手をしているという、徐々に徐々にですけれども、2025年の万博をめざして、みんなが空飛ぶクルマをやろうじゃないかと、エンジニアも含めてチャレンジをしている。僕はこのチャレンジを応援したいと思います。批判はあるかもしれないけれども、僕はこのチャレンジをぜひ応援していきたい。そして、これは将来有望な産業にもなると思ってますし、やっぱり空の移動革命で、今は実現できないようなこともどんどん実現できる。将来的には、僕は自転車やバイクに乗るような感覚で空飛ぶクルマに乗れるような社会になると思ってます。そういった社会をめざして、2025年の大阪・関西万博においては商用運航が実装できる準備を今進めてます。
課題としては、もちろんやっぱり日本ですから、安全性というのが非常に重視されますので、いかに安全に飛ぶのかというところの基準であったり評価というのも今、国もしっかりと手続きを進めているところです。なので、課題としてはルールづくりだと思います。ある程度技術も整ってきて、海外なんかではもう空飛ぶクルマを飛ばせる技術もある程度整ってきますけど、やっぱり安全に関するルールをきちんと定めていこうと、そういったものに今、着手しているというところです。管制なんかも含めてですね。管制に近いようなものを準備するわけですけれど、空空間ですから、そういったものを準備するというのが課題。
そしてもう一つはやはり、まずは最初は海上とか、ちょうど空飛ぶクルマ、万博会場が海上ですから、僕は最初の社会的受容性という意味では始めやすいというふうに思っています。つまり、最初はできるだけ海上であったり河川であったり、そういったところから始めて、これは安全なんだということの確認をしながら。確認された上で実際実用されるんですけど、それでもなおということで、そういった海上なんかでもまずは実施しやすいのが2025年万博だと思ってます。実際、もう2025年の万博会場でポートづくりも設計に入ってますから、万博の会場拠点に、USJであったり、あるいは中央突堤、海遊館のところであったり、あるいは尼崎のフェニックスであったり、そういった2地点間が空飛ぶクルマによって移動手段として乗れるような、そういったものを現実に計画して、そこに向かってみんなが進める。課題とすれば、今ないので、安全性であったりルールをつくっていく、これが一つの課題だというふうに思ってます。
あと、技術的な課題でいくと、バッテリーであったり、それをいかに軽くしたり長もちするようにしたりだとか、そういった技術的な課題はありますが、それはエンジニアの皆さんが一生懸命取り組んでますので、我々行政とすると、いろんなルールづくり、そしていろんなプレーヤーを一つにまとめていく。管制とか、天候とかいろんな状況に左右されますから、安全に飛行してもらうための環境づくりということを我々とすれば一緒になって取り組んでいる。そのあたり、それぞれ役割は違うんですけど、協力もしながら、2025年というこのターゲットをめざしてみんなが動いている。そして必ず僕は実現をさせていきたいと思っています。
空飛ぶクルマ量産、諦めたみたいな報道がされて、たまに僕も町を歩いていると、空飛ぶクルマはやめるんですかと聞かれることがあるんですけど、絶対やめませんので、必ずやります。もともと僕ら、あの時点で量産は必要としてないですから。要求もしてないし。ただ、万博会場から2地点間の人を乗せて移動するというようなことをやっていく、普通に人が乗れるのを今みんながチャレンジをしているというところであります。ですので、そのときにそれが実現できるように。でも、やっぱり安全性、ルール、これが重要ですから、そこがある意味、課題だと思っています。そこを我々としては整えていく。そして、技術者の皆さんには一生懸命、日々本当に努力されているので、ぜひ安全な機体を飛ばせるように、エンジニアの皆さんに頑張ってもらいたいと思います。
それから、実際に人が乗った形での2地点間の移動ということの実証事業は今年度、大阪で行います。その準備も着手していますので、場所と時間については、詳細が決まればまた皆さんにご報告いたしますけれども、実際に人が乗った形で、それはもちろん一般人じゃないですけど、運転する人ですけど、人が乗った形で空飛ぶクルマが地点から地点に飛行するということを実証事業として今年度行います。これはまた、そのとき皆さんにご報告します。
記者
ありがとうございます。
職員
ABCの木原さん。
万博関連について(2)
記者
ABCの木原です。
万博の件でお伺いいたします。建設費増額の発表以降、世論が厳しさを増しているように思います。各社の世論調査を見ても、反対のほうが大幅に賛成を上回っている状況ですが、まずは現状をどう分析されているのかというのと、この逆風をはね返すために、どういうことをお考えなのかお聞かせください。
知事
まずは、やはり建設費が増額になる、そして3分の1は民間、3分の1は大阪府市、3分の1は国ということになって、増額になるということになると、これは批判の声が出るのは当然だというふうに思います。なので、コストは当然あるんですけども、それ以上の効果があるんだと。計算上の経済効果とかも大切なんですけど、それは2兆円以上の経済効果が実はあるんですが、ただ、それだけじゃなくて、やっぱり万博の意義とか内容とか、それぞれの国が考えていることを、徐々に徐々にですけれども、この間もイタリアのパビリオンが発表されましたが、徐々に徐々に発信もされてきていると。ですので、万博の中身についてこれから、より具体的になってきたものから順に、どんどん発信をしていきたいと。万博をなぜするのか、どういう意義があるのか。これは経済効果、大きな経済効果だけではなくて、そういった万博の意義とか内容について、より丁寧に、広く発信をしていきたいと思っています。そこがまだまだ十分伝わり切れてない。これは、我々の力不足もありますけれども、しっかりとそこを伝えていくことをしていこうというふうに思っています。
もちろん、これはいろんな意見があって、例えば経済効果にしてもいろんなチャレンジをしてる事業者もたくさんいたり、関係者、いろんな人がいるんですけど、やっぱり、これから大阪・関西だけではなくて、さっきの調査もそうだと思うんですけど、やっぱり日本全国で調査をすると、まだまだ知られてなかったり、あるいはそういった、費用が上がるというところばっかりが、皆さんが報道されるとおり、そこばかりが伝わりますから、なので、万博の意義とか中身というのをできるだけ、大阪・関西以外のエリアでも一生懸命広げていきたいなと。微力ですけど、僕自身はそう思って、今、活動をしています。
一昨日だったかな、一昨日は金沢に、石川に行って、万博について、やるんですという話を現地のメディアの方にしてきましたけれども、やはり万博というのは、もちろん大阪・関西でやります。でも、やっぱりこれは日本万博なので、日本全体にその効果が、できるだけ広く広がるように僕は努力していきたいと思ってますし、そうあるべきだと思ってます。もちろん経済効果なんかも、大阪・関西で非常に高い経済効果があるというのは、これは地元の方は、薄々、何となくその、肌で分かると思うんですけれども、実際ここを会場にするわけですから、でも、例えば九州であったり北海道であったり東北であったり北陸であったりという、そういったエリアの皆さんに万博の意義とか内容というのをできるだけ多く発信していければなというふうに思ってます。そういった全国的な活動が、これからは重要だし、そして中身がやっぱり、万博の意義とかその果たすべき意味合いというのを、内容というのを、ぜひ僕は、いろんなとこへ広めていけたらなと。そこを、これからまだ1年半ですけれども、しっかりと努めていきたいというふうに思っています。
記者
開催まで1年半の時点で反対のほうが多いというのは、かなり異常事態だと思うんですけれども、危機感持っておられるんでしょうか。
知事
はい、危機感は持ってますけれども、僕は万博が未来にとって絶対必要だと思ってますし、その中身、すばらしいものを実現すれば、必ず多くの人が、これはやっぱりやってよかったね、やってよかったよねと、これは必要だよねと思ってもらえると信じています。そしてその中身をつくっていく側でもあると思っていますから、これをやっていきます。
オリンピックも万博もそうですけど、始まる前というのはいろんな費用もかかったりいろんな課題も出てきます。ですので、これ必要なのかという意見は当然出る場合が多いですけれども、でも、実際にこれ、近づいてきて、そして、オリンピックもそうですけど、やれば、これはやっぱりすばらしいよねという声も大きく出てくるのも、やっぱり事実としてある。万博なんていうのは、実は最初の入場者より後の入場者が増えてくるケースのほうが多いですから、そういった意味では、いかに中身をすばらしい、意味のあるものをしっかりとつくっていくかというのが重要ですし、まだまだ、今、やはり批判的な声が大きいというのは、もうこれは事実だと、事実としてこれは受け止めて、そしてその上で、万博の意味とか、そしてこれから、徐々に今決まってますけど、中身がより充実してきますから、そういったものを広めていきたいと思います。2,350億円、500億円上がって2,350億円で、経済効果が2兆4,000億円から2兆8,000億円という経済効果があるんですけれども、やっぱりそれ以上にね、150か国の国々が集まって、それぞれ違うんですね、国って、やっぱり。違う文化があって、価値観があって、考え方があって、技術があって、伝統がある、それが6か月間、一堂に会して自国の発信をする、その価値を出すということを、ある意味一つの場所でやるというのは、すごく僕は大きな意味があると思ってますし、日本の皆さん、日本、やっぱり国内の、僕も行きたいし、若い方、これからやっぱり未来をつくっていく方には、日本だけじゃないんだよって、価値観はという意味でも、いろんな国がそこに、いろんな価値観と文化と歴史と技術を持って社会課題を解決しようとしているというのを知ってもらうという、これは直接の経済効果には算定しにくいんですけど、算定にならないんですけど、そういったものというのは非常に意味があると思ってますから、なので、ぜひ若い人や、中高生、次の未来を担う人が、次の未来をつくってもらえるようなきっかけになる万博が実現できたらなと。もちろん経済効果は追求します。コストをかけるわけですから、それ以上の、今も10倍以上の経済効果が見込まれてますけれども、それは追求しますけども、それ以上の、未来に続くものというのを僕は万博で実現できればいいなというふうに思っています。
それから、ちょっといろんな世論調査も行われたりするんですけど、これ、できればなんですけど、世論調査をやるときは、もしコストの話をするんだったら、例えば効果も一緒に質問文に入れて、僕は世論調査してほしいなという思いは正直あります。別にそれが駄目だということは言わないんですけれど、例えば論説委員とか新聞、いろんなポジションの人がこれは反対だというのは、僕はそれは当然だと思うんですよ、民主主義ですから。そういった方がきちんとそのポジションに立って意見をするというのは、あるいは発信するというのは民主主義として普通のことだと思います。でも世論調査って、みんながどう考えていますかと聞くときには、例えば今回みたいに、万博の費用が1,200億円から1,800億円に上ります、約2倍になります、国民の負担が増えます、こういうことでコストが上がります、必要ですかという聞き方になると、それでも必要ですよと言う人はかなり少数になるだろうなと。コストの話をするんだったら、半分コストの話をするんだったら、半分効果の話もして、やっぱりそれで聞かないと、僕は平等じゃないんじゃないかなと、世論調査という意味ではね。なので、世論調査って聞き方によってもやはり変わってくるところもあると思いますので、それを客観的な指標としてするんであれば、より客観的に聞いてもらいたいなというふうに思います。それでも、だからそういう結果になったのかというわけではないですけれども、そこは、コストばっかりの話をするのは、実際効果あるわけですから、効果のところも指摘した上で調査するべきじゃないのかなと僕は思います。
ただ、やっぱり今、費用が増大するというのも、これは事実としてあるわけで、まだまだやっぱり反対の方も多いというのは認識をしてますので、やっぱりそこへ、これから理解を得られるように、先ほどのような、ここは真摯に受け止めて、真摯に受け止めて、賛成、これいいじゃないかと思ってもらえるような万博を、そして未来につながるような万博を実現したいと思います。
知事の警護について
記者
もう1点だけ、全く別件で。今週から警護がついておられますけれども、これは知事側から要請されたんですか。それとも府警側から提案があったんでしょうか。
知事
警戒に関することについては警察に確認して、問合せてもらえたらというふうに思います。
記者
これは万博とは関係あるんですか。
知事
府警に確認をして。府警からは、府警に確認してくださいと言ってくれと言われてますので、府警に確認してください。
記者
分かりました。
職員
次に。そしたら、読売テレビさん。
高校授業料無償化制度について
記者
読売テレビの加藤です。
数日前ですけれども、高校の授業料の無償化について大阪以外の近畿5府県から要望がありましたが、まず、受け止めをお願いします。
知事
近畿以外の私学団体からの意見が、5団体からの意見が、1府4県の中高連から合同で意見が出されました。これについては私学団体の意見として受け止めたいと思います。今後、個別の私学について意見の確認をするという手続に入っていきます。ですので、もちろん、それがどういう状況になるかは分からないですけれども、12月末を目途にして、それぞれの個別校がどのようなお考えなのかということの確認をさせてもらいたいと思ってます。
記者
一応、正式な意向の確認はこれからだと思うんですけど、この間の要望を渡したときの後の会見では、拘束力はないものの、各府県の私学団体はそれぞれ一応反対の意向を取りまとめているというふうにはありまして、そういった、それも含めて申入れがあったことに対して、何か納得してもらえるような、案の変更というか、何かありますでしょうか。
知事
この教育の無償化、どういった家庭状況であったとしても、行きたい学校に、この私学も含めて無償でできるだけ通えるようにしたいという思いで始めています。100%、完璧は無理かもしれませんけど、教育の無償化というのは僕はめざすべき方向性だと思ってます。ですので、この間進めているところでもあります。
今回、1府4県の団体から意見が出ました。ここはもう丁寧に説明を尽くして、これまでもそうですけども、丁寧に説明を尽くしていきたいと思いますし、ただ、どうしてもここが反対ということであれば、もうこれは、理解を得るように努力するしかないというふうに思ってます。ただ、制度の中身を、反対だから変えますということは考えていません。この趣旨をぜひご理解いただきたいと思いますし、もちろんこれは任意の制度ですから加入しないという判断も当然あります。ひょっとしたら全く加入しないということもあり得るかもしれません。でも、これからこの制度というのは続いてきますから、一時としては無理かもしれないけれども、少しずつでもしっかりと、この大阪府外の近隣府県の学校にもご理解をいただけるように、ある意味、長い目を持ちながら進めていきたいと思っています。
現在においても、近畿1府4県、つまり大阪府外の学校については、そもそも制度はないわけで、今もない。ですので、反対の意思表示されておられますけれども、加入しないというのであればそのまま、そのとおりのままだというふうに、今と変わらないということになろうかと思います。もちろんこれは、それぞれの1府4県が私学の設置認可の権限を持たれていますから、そういった意味で、我々としても、無理に加入を、どうしてもしてくださいということには、これはやっぱりならないと思いますし、それぞれの団体として反対だという意見であれば、丁寧に説明していくしかない。また、その中で、個別の学校はどういう意向なのかというのは、やっぱりここは確認させていただいて、そして、この無償化の趣旨・理念に賛同いただける学校があれば、広く門戸を広げていくということです。門戸を閉じてませんから。大阪府外の学校は制度として加入することを認めませんということを僕らはやっていませんので。むしろ、門戸を広げているがゆえにこの反対とか賛成の意思表示も出てくると。門戸は広く広げていきたい、つまり、子どもたちの選択肢はできるだけ増やしていきたいと思っています。門戸を広げて、そして、この制度の、じゃ、趣旨にも賛同するよという学校があれば、ぜひ手を挙げていただきたいと思っています。全部一律にどうというのは、最初は難しいかもしれません。
職員
それでは、最後、横田さん。
万博関連について(3)
記者
フリーの記者の横田ですけども、万博の建設費上振れに関して、木原さんの質問に関連してなんですが、反対のほうが多いと。泉房穂前明石市長は、なぜ万博協会副会長でもある吉村さんが縮小万博を政治決断しなかったのかという発信をされているんですが、その理由を聞かせていただけないでしょうか。
知事
コストの管理はしっかりとやっていく必要があると思っています。ただ、僕は、万博は必要だと思っていますので、すばらしい万博を実現したいという思いで、誘致段階から含めて、今も含めてやっているというのが今の僕の立場でもあります。そして、そういった150か国、いろんな国々がある、いろんな価値観がある、日本とは違う価値もたくさんある。そういったものが一堂に会して6か月間共存する。そこに大阪や日本の子どもたちが、それを見て、そしてぜひ未来に羽ばたいてもらいたいと思いますし、未来をつくっていってもらいたいと思っています。非常にそういう意味では大きな効果があるものだと思います。コスト、効果という意味での観点から見れば、2,350億円の会場建設費がかかるけれども、経済効果でいくと2兆円を超える経済効果が出る。経済効果とかコストだけではある意味計れない、未来をつくり上げていくという意味でのいろんな価値観を、いろんな価値観とか技術とかを、触れてもらうという意味で非常に僕は意味があるというふうに思っています。もちろん目の前の、さっきの空飛ぶクルマじゃないけど、新しい産業がそこに目がけて一生懸命頑張ったり、あるいはそれにつながったりというのもあるわけですけれども、そういった非常に大きな意義があると僕は思っていますので進めています。なので、万博がそもそも反対であるとか、あるいは、やる意味がないと思われる方も、当然、もちろんそれはいらっしゃる中で、意見の違いだと思います。
記者
さらなる国民負担を避けるために縮小万博は考えなかったかと。上振れ分は、やりくりして、今までの額に納めるお考えはなかったんでしょうか。
知事
今回の増額については、この3年で資材も1.3倍に高騰しているという中で、計画の変更というよりは、どうしても物価の、資材の高騰、人件費の高騰。人件費というのは、結局、職人さんの給料になるわけですけれども、それが上がっているというのであれば、これは、やっぱりどうしてもそこの増額分は必要ですよねという判断をいたしました。万博そのもの、今、我々が進めている万博は必要なものだという、この万博の中身のいろんなものも含めて進めてやっていますから、そういった意味で、何か万博が、縮小させて、不要であるというような認識には立っていません。
記者
全く不要と言っているんじゃなくて、縮小、上振れした範囲をほかのやりくりで穴埋めできないのかと。例えば、350億円の大屋根(リング)についても世界最大級の無駄じゃないかと泉房穂さんは発信しているんですが、別に全部完成させなくても、半分ぐらい商店街のアーケード方式にしてコストダウン等はできるんじゃないかと。材質を変えたり、デザインを簡略化したり。もともと350億円アップしたわけですから、元に戻すような努力とかは全然やっていないんでしょうか。
知事
工法とか、どういう工法でやるかご存じですか。あるいは、リングの意味とかというのはご存じですか。
記者
世界最大級の木造建造物である必要性は本当にあるんですか。自見大臣も夏の熱中症対策、日よけだと言っているわけじゃないですか。日よけだったら別にあんな凝った建物、デザインにしなくてもいいんじゃないんですか。
知事
自見大臣も雨よけとか日よけだけでやっているというふうにおっしゃったんじゃないと思いますよ。それは、もちろんそういう効果はあるんだけれども、何であれをやるんですかというのを考えたときに、要は、実はあれは貫工法といって、国宝の清水寺の清水の舞台でも採用されている日本伝統のいわゆる建築技術を使っています。これは地震にも強い、そして、くぎを使わない、再利用もできる。くぎを使わずに、安全で、木造の強い建築構造物を建てる、これは日本の伝統建築技術であって、その建築技術の力・魅力というのを世界に発信していく。しかも、福島県の木材も活用したりもするわけです、福島産のね。
そして、なぜそのリングになっているかというと、先ほど申し上げた、万博っていろんな多様な価値ってやっぱりあるんです。日本人は日本人の価値観に凝り固まるんですけど、実はそうじゃないよと、世界の価値観は。150か国、いろんな価値観があって、いろんな多様性があるんだけども、やっぱりそこは一つの輪になってつながるんだということの大きなメッセージを込めた、そういった万博の趣旨・理念にめざしたものなんです。なので、単に雨よけとか日よけとか、半分商店街のアーケードでいいじゃないかと、そういう理念で進められているものじゃないわけです。ですので、僕は必要だと思っているので、これはやるべきだという考え方です。でも、これは、そもそも、万博は必要じゃないよという人からするとそれは違うんじゃないかとなるけど、僕はそういった日本の木造建築、すばらしい木造建築技術、世界にはない、これを世界150か国に向けて発信する。そして、でも、いろんな多様性はあるけど、そのリングの下で、ある意味一つになっていくというこの万博のリングというのは必要なものだというふうに思っていますし、この万博をやる意味では重要だと思っています。もちろんコスト削減というのはほかと一緒で、コストを削減していくんだけど、それは要らないよねとは僕は思いません。
記者
今回は精査の対象にしなかったわけですか、350億円の大屋根(リング)については。
知事
いや、全部コストの対象になっていますよ。対象になって、金額は大きくないけれども、一部変更というのはあります。でも、金額は大きくないですよ。半分ぐらいなくすとか、やめてしまうといったらそれは抜本的に変わるかもしれませんが、それは全然、なぜこのリングをするのかということの、リングの持つ意味ということは、理解されないとやっぱりそういうふうになるんだろうと思います。それは理解される努力も僕たちもやっぱりやっていかなきゃいかんなというふうには思っています。
記者
じゃ、今おっしゃった説明を全国民に、一、二か月か、ある程度時間をかけてやった上で、改めてメリットを強調した世論調査をして、それでも反対が多ければ、縮小万博に方針転換するというお考えでよろしいんでしょうか。それとも、何があっても今のままでとにかく進めるんだというお考えなんでしょうか。
知事
コストは厳格に管理しながら、すばらしい万博をやって、次の世代にバトンタッチをしていけるような、そういった未来社会をそこで実現していきたいと思います。
記者
クラウドファンディングは検討されなかったんでしょうか。
知事
世論調査とかをするつもりはないです。もう皆さんやられているじゃないですか。
記者
クラウドファンディングは検討されなかったんですか。そんなに意義を強調されるんだったら、半分以上の国民が疑問視、反対しているわけですから、やりたい人で、意義を感じる人だけでお金を出してやればいいんじゃないですか。身を切る改革はそういうことじゃないんですか。
知事
もうほかに質問はあります?
職員
よろしいですか、まとめていただいて。
記者
吉村知事が、例えばボーナスを返上して、給与を3割カットして、その分、寄附するということを呼びかければ、クラウドファンディングで500億ぐらい集まるんじゃないですか。そういう呼びかけすらしようとしないんですか。
知事
何でそこだけクラファンをするんですか。だから、基本的に必要ないというスタンスに立っているからそういうふうにおっしゃるわけでしょう。でも、我々は必要があると思って。それは、当然、建築のプロデューサーも、こういった理念、万博の理念という下で、そして日本の技術と、そして世界が集まる、その意味って何だろうというのを追求した上で、ある意味、芸術的な意味も含めて、このテーマの意味も含めて今やっている。万博というのは別にテーマパークではありませんので、そういった意味がやっぱりそこに込められているわけです。それを、まさに、リングだけじゃなくて、会場全体が一つのやっぱり大切な発信の、150か国が発信し、そして交わる場になります。ですので、そういった、何かリングだけを殊さらに取り出してというのは、万博反対派の人はそうかもしれないけれども、我々としては、これは必要だという認識に立った上で、会場建設費については民間が3分の1、そして大阪府が3分の1、国が3分の1ということで今後もやるということになります。
記者
リングは一部の話で、だから、万博の上振れ分を、身を切る改革の維新であれば、自らの給与・ボーナスを削ってでも寄附で賄うと。ほかの、大体、半分以上の国民は反対しているわけですから、それを補うお考えはないんでしょうか。このままだと国民に身を切らせるばらまきじゃないですか。
知事
今後もいろんな調査をされていくと、民間の皆さんでされていくと思いますけれども、多くの皆さんが、万博が近づいていくにつれ、あるいは万博中もあるかもしれませんが、この万博というのはすばらしいねというふうに思ってもらうように努力をしていきます。身を切る改革というのは、当然、僕は行財政改革で当たり前のようにやっていますから、これは当然。そのリングだけを殊さらにというのは僕は違うと思うし、リングにはそういう意味があるし、そして万博全体にも大きな意味があると。それを150か国で共有していこう、未来社会をつくっていこうということです。まだ、まだまだご理解が、ご理解というか、まだまだ僕らもこの発信等も含めて不十分なところはあると思っています。1年半、開催までありますし、開催は6か月あるという中で、しっかりとやっぱり国民の皆さんにご理解をいただけるように僕は活動していきますし、なので、大阪以外でも、大阪・関西以外でも今いろんな発信を努めているところです。
職員
以上で、すみません。それでは、もう、ちょっとすみません、もう時間も。申し訳ございませんけれども、これで会見のほうを終了させていただきます。ありがとうございました。
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記者
公務の部分で1個だけ要望の確認をさせていただきたくて、朝日新聞岡です。先程パレードのボランティアの件でノルマはなかったと、大阪府としてはないという話があったと思うのですが、ノルマっていうのは各部局に人数を割り当てたりとかいうものをして各部局の職員を来てくださいっていう意味でのノルマがなかったとう認識でよろしいですか、この1点だけ。
知事
だからそのノルマっていうのが分かりづらい、質問の意味でも。とにかくこれはボランティアです。だから任意です。それぞれ職員ひとりひとりに絶対にこれに参加してください、あるいはこれは業務です、というつもりは一切ありません。そこに尽きます。だからそれが全てです。ボランティアの呼びかけは部局でやっていると思いますよ。部局でそれぞれ呼びかけている。でもそれはノルマではないよね、と僕は思うんです。義務じゃないんだから。成績評価に関わらないし。もうそもそもボランティアと言っているので。なので、まあこれはノルマっていうのは義務というのであれば、ノルマの言葉の使い方をきちんと丁寧にやってもらいたいと思います。