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令和5年(2023年)7月12日 知事記者会見内容
記者会見項目
- 府営公園プールのオープンについて
職員
ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
府営公園プールのオープンについて ※この項目で使用した資料はこちら
知事
私からは1点です。
府営公園のプールの開設についてです。府営公園のプールのオープンですけれども、今年は7月15日土曜日からオープンをいたします。期間中はもう無休でありまして、終了が8月27日の日曜日になります。
そして、服部緑地と浜寺公園においては、日曜日、祝日、お盆について遊泳時間を30分拡大いたします。さらに浜寺公園ですけれども、夏のプールの魅力向上事業として、ビーチスポーツコートを新たに設置予定です。これはPMOに基づく事業の一つです。PMOについてはまたこの後少し話をさせていただきます。
これまで、コロナ禍の中で様々な、一定のお願い事項をした上でのプールの開設、あるいはプールはもう休止ということをやっておりましたけれども、この夏、初めてそういった制限が全くない形でのプールのオープンをさせていただきます。
服部緑地公園ですけれども、9時半から17時半までが遊泳時間になります。そして、日曜日と祝日については、30分早めて9時からになります。
そして、久宝寺緑地についても9時半から17時半までです。トピックですけども、久宝寺のトピックとしましては、プール以外でも、近郊で取れた農産物が並ぶ久宝寺こうえんマルシェだったりとか、あるいは水鉄砲で遊びながら打ち水を行う打ち水大作戦等、様々なイベントの実施を予定しております。
ちなみに、服部緑地については流水プールやスライダープール等があります。子どもから大人まで楽しめるリゾート感がたっぷりのプールであります。
そして、住之江公園ですけれども、遊泳時間は9時半から17時30分まで。トピックですが、プール以外にもアコースティック音楽とワークショップが楽しめる花の街フェス等様々なイベントの実施を予定しています。
そして、浜寺公園です。9時半から17時半までですが、先ほど申し上げたとおり、日曜日と祝日、お盆については9時からということで、30分早めて、拡大してこのプールを開きます。トピックとしまして、ビーチスポーツコート2面を設置する予定にしています。ビーチバレー等、様々なビーチスポーツが楽しめる、そんな公園になっていっています。
もちろん、熱中症対策、これはプールにおいても日陰の部分をつくったりとか、対策は取ります。当然、看護師さんも常駐配置ということもしたりはしますけれども、プールを利用される皆さんもこの熱中症対策を忘れずにしていただけたらと思います。
ぜひ、夏の思い出の1コマに、みんなで楽しめる府営公園のプールにお越しいただけたらと思います。
そして、この中で服部緑地公園、そして浜寺公園についてはPMOを既に開始しています。久宝寺については、プールの整備については、民間の力も借りながら、プールの整備そのものは府でやると、PFIを想定してますけれども、これは少し先になりますが実施します。服部緑地と浜寺公園についてはもうPMOを開始していますので、その計画について少し話をさせていただきます。
基本的には、2025年、大阪・関西万博をターゲットイヤーとしてますので、そのときまでに完了させるということになります。今年の4月から始まっていますから、徐々に徐々に広がってくるということになります。これが全体のPMOのスケジュールです。おしゃれなカフェができたり、これもスケジュールに書いていますけども、令和5年度の下半期になりますので、今年度の下半期におしゃれなカフェが開業したりもいたします。複合温浴施設であったり、スケボーパークであったり、フットサルコートであったり、あるいは既存のレストランの改修であったり、そういったものを令和5年度、そして令和6年度を中心に、それぞれ実施をしていきます。2025年大阪・関西万博のときには、このPMOについては、ほぼ完成した形での披露ができるというふうに思っています。
浜寺のほうも同じです。浜寺については、今年度にほぼ準備を終了いたしますけれども、ランニングバイクの練習場であったり、テント膜の遊具であったり、ここもおしゃれなカフェであったり、様々な多くの人が楽しめる、そういった公園にPMO型で実施をしてまいります。多くの人が楽しめる、にぎわいのある憩いの公園になればというふうに思っております。
私からは以上です。
質疑応答
職員
ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関する質問をお受けいたします。質問される方は社名とお名前をよろしくお願いします。
それでは、最初に幹事社の産経新聞さん。
府営公園のPMO型指定管理について
記者
産経新聞の山本です。よろしくお願いします。
この府営公園のPMO型指定管理の意義や狙いを改めてお聞かせください。
知事
これは遡れば大阪市長時代、もっと遡ると橋下市長時代に開始したものでもあります。橋下市長時代に、民間の活力を使って、税金をどんどん投入して、そして、旧来型の公園管理ではなくて、民間活力して、いろんな人が楽しめる、憩いの地になる公園をやろうということで、最初に実施したのが大阪城公園と、そして天王寺公園でした。今は天王寺公園は「てんしば」といって、芝生になって、非常に多くの方々が訪れる公園になっています。大阪城公園もまたしかりになっています。
僕が大阪市長のときに、長居公園と、それから鶴見緑地公園の計画をいたしました。ここはかなり進んできて、長居公園なんかも完成したかというふうに思います。鶴見緑地もほぼ完成しているかと思うんですけれども、その後は松井市長にバトンタッチしていますので。でも、この間、長居公園に行ったとき、非常に過去最大の入場数という、何か植物園ができていましたし、地元から、これは僕に届いている声ですけれども、非常に公園がよくなったという評価の声もいただいています。
そして、その発想を、僕が知事になってからも、やはりこれは大阪市内の公園だけじゃなくて、大阪府営公園でも実施できるところは実施をということで、ある意味方針決定をして、そして、パークビジョンというのを打ち立てました。
パークビジョンの中で、大阪には府営公園と、そして府民の森というのがあって、もっと複数、たくさんあるんですけれども、その中で、全部でPMOができるわけじゃありません。PMOに適しているという公園がどこかということを、様々な実務者の意見も聞きながら検討いたしまして、結果、服部緑地公園と浜寺公園と二色浜公園、そして住吉公園、住吉公園はPFIですけど、Park-PFIですが、この四つの公園を実施すると決まりました。そして、進めてまいりました。久宝寺緑地についても、少し遅れましたけれども、PMO、基本的にPMOの考え方なんですけれども、プールの整備自体はPMO管理するところの意見も聞きながら、大阪府がプールを開所するという計画を立てています。二色の浜公園にしても、この浜寺公園にしても、そして服部緑地公園についても、非常にポテンシャルが高い公園だと思っています。そういった大阪城公園や「てんしば」のノウハウを、大阪市長時代に培ったノウハウを活用しながら、この大阪府営公園についても、そういった民間の活力を生かして、そしていろんな世代がくつろげる、にぎわいのある公園にしていこうじゃないかと、大都市における公園というのは、僕はやはり非常に価値が高いと思っています。
北海道から、いろんな過疎地域も含めて、いろんな都道府県が運営する公園ありますけど、大阪府というのは大都市ですから、大都市の中の都市の公園というのは、多くの人がくつろげる、憩いの場になる公園になる力があると思ってますし、そこは税をどんどん投入するんじゃなくて、民間の活力を積極的に活用した公園運営のやり方が可能だと。全てできるわけじゃありませんので、府民の森や府営公園でできてるところは一部になりますけれども、それに適しているところについてはその判断をしたということです。なので、多くの大都心部に、大阪は大都心部になるわけですけれども、仕事から離れて、多くの、それこそ親子3世代そろってくつろいで、ゆっくりくつろいでいただける、楽しんでいただける公園を、きれいな公園の整備をしていきたいというふうに思っております。
それは、民間の活力も使いながら、どんどん税を投入する方式じゃないやり方で実現をさせていきたいというのが、趣旨目的です。パークビジョンに基づくということになります。だから、大阪全体のパークビジョンをつくって、それに基づいて実行していくと。実行中ですけれども、今年なんかはこのプールについて、浜寺公園で、このビーチスポーツコートが2面設置されると、こんなのはこれまでなかったですけれども、こういったことも、その事業の一環として行われます。
事業の大きな方向性とすれば、2025年の大阪・関西万博までに、この4月から始まってるんですけど、整備を完了させるという目標にして、実際その計画に基づいて進んでいます。多くの府民の皆さんが、公園で楽しんでいただけたらなというふうに思います。
職員
すいません、担当課になります。
すいません、公園課なんですけども、先ほどお話のあった久宝寺緑地のプールの整備、PFIのプールの整備のほうなんですけども、大阪府のほうで整備とあったかと思うんですけども、費用負担のほうは府のほうで負担するんですけども、整備自体は民活を使いまして、民間のほうで実施していただくという形になっております。ちょっと補足説明させていただきました。よろしくお願います。
府営公園プールのオープンについて(1)
記者
ありがとうございます。
15日からプール開きということなんですけども、まだコロナ感染が続く中での府側としての対策と、あと、来場者への注意、改めてお願いします。
知事
これまでコロナに基づく制限の措置を取ってた部分が幾つかありましたけれども、今回はもうコロナ伴う制限措置は一切取ってないプール開きになります。であるからこそですね、体調の悪い方は、ぜひ利用を控えていただきたいと思います。今、感染が急拡大しているという状況ではありませんけれども、やはり沖縄では感染急拡大を、やっぱりしてると。そしてそれは本州で広がる可能性も十分高い、あり得ると思っています。徐々に徐々にですけれども、コロナの定点観測も増えてきているという状況ではあります。定点観測の数値が沖縄のように激増してるわけではありませんけれども、やはり確実に、徐々に増えているという状況でもあります。
またそういった特別な制限措置、例えばロッカーの数を減らすとか、利用の数を減らすとか、そういったことはもう今回はやりませんので、逆に利用される方は、発熱があったり、喉が痛かったり、そういう体調が不良な方は利用を控えていただきたい、自らそこは管理をお願いしたいというふうに。感染が広がらないように、可能性が広がるというか、ほかの感染症もそうですけど、そういった体調不良の方はぜひ、コロナもありますから、利用は控えていただきたいと思います。
職員
次に質問は。どうぞ、朝日新聞さん。
大阪・関西万博関連について(1)
記者
朝日新聞の箱谷です。
万博の海外パビリオンの件でお聞きします。タイプAの建設代行の話が出ていますけど、今日までに博覧会協会から報告を受けられたのかどうかということと、あと、タイプAの建設遅れの影響の大きさについてどう受け止めているのか、改めて教えてください。
知事
まず、現時点で報告は受けていません。ただ、報告を受けていないから何もしないというわけではないと僕は思っていまして、博覧会協会において、それぞれの国に対する働きかけと、そして期間内に完成させるということに向けての実務的なやり取り、これが進んでいるんだと思います。
特にタイプAについては、やはりこのままだと非常に遅れが生じるんじゃないかという懸念というのは少し前からありましたから、私自身も今こうやって皆さんから様々指摘を受ける前になりますけども、5月末に岸田総理や担当大臣、またその他の国の要人のメンバーにも現状と、そしてこれはもうやはりかなり力を入れてやらないといけないとお伝えを直接いたしました。岸田総理も「そうですか」ということで、それはやはり対応しなければならないということで、その場でお教えいただきましたし、その後、それぞれの省庁から国に対する働きかけもかなり強力に行われてきているというのが現状だと思います。
もちろん、これは博覧会協会が直接は関与することになりますので、それを博覧会協会においても実務的に、それぞれのタイプAの国々に対しての働きかけというのは強化されているというふうに思っています。十倉会長も、これは期間内に間に合わせるというふうにも断言されておられます。府、市、国、博覧会協会、皆が連携して、協力しながら、開催国に対してのサポートであったり働きかけをして、この期間内にそれぞれのパビリオンが完成するように進めていきたいと思います。別に今の段階で間に合っていないとかということが決定しているわけじゃありませんから、その中で、あと2年弱ですけれども、スピード感を持って進めていこうと、関係者が協力関係においてスピード感を持って進めていきましょうというのが今の共通認識だと思います。
今いろいろ報道されていること、直接僕も聞いていないですけれども、実務的なところは博覧会協会が直接やるわけですから、それは直接の対応、実務的な対応というのを、様々な国に対する働きかけというのはしているだろうと思います。
記者
ありがとうございます。
まだ気になってないということなんですけど、タイプAの話はやっぱり万博の成功に関わるような重要な話だと思うので、誘致を進めてきた大阪府としても早めに把握するのが重要なのかなと思うんですけど、いつ頃、博覧会協会から説明を受けるのかというのは決まっていますでしょうか。
知事
タイプA、もちろん重要だからこそ、僕自身も直接、岸田総理に言いました。頭を飛び越えている話かもしれませんけれども、僕はやっぱり問題意識があったので、総理に直接話をしました。実務的なところについて、僕が事細かに全て報告を受けるというような状況ではない、博覧会協会において実務を詰めていっている、そういう段階だと思います。なので、担当者レベルでもまだ聞いてない。博覧会協会で進めているということになろうかと思います。放置しているわけではありませんから。放置しているんだったら、僕は総理に直接言いませんから。
記者
報告を受ける時期については、まだ決まってないということですね。
知事
報告を受ける時期、内容、そこについては博覧会協会が判断していくということになるんだと思いますし、我々としても、どういう状況なんですかというのは、当然聞くべきところは聞くということになるんでしょうね。今報道されているレベルの話については、実務担当者においては、報道内容についてどうですかという確認はしていると思います。それに対する答えはあると思いますけれども、そういう状況だと思います。
報道内容について、全く知らぬ存ぜぬとするつもりは当然ありません。そこについては担当によって確認していると思いますけれども、何を発表するかというのを、博覧会協会を飛び越えて僕が発表するのもおかしいですから。確認はしていると思います。
記者
ありがとうございました。
あと、最後に関連で、万博の会場建設費なんですけど、資材費の高騰もあって1,850億円からの上振れがずっと懸念されていると思うんですけど、これ、開幕が近づく中で上振れはしないと言い切れるのかどうか、改めて見通しを教えてください。
知事
できるだけこの1,850億円の中でやるというのが今の予定ですし、今の範囲ではその範囲には収まっていると聞いています。今後もちろん資材の問題であったり、人件費の高騰の問題も当然、人材不足の問題も出ていますので、未来についてどうなるかというのはあると思いますけれども、今の段階では1,850億円の枠内の中で進めていくと聞いています。
記者
ありがとうございます。
職員
ほかにご質問はございますでしょうか。じゃ、エルマガジンさん。
府営公園プールのオープンについて(2)
記者
エルマガジンの岡田です。
プール開きに関してなんですけれど、夏になると、今回コロナの制限もないため、多くの方が水遊びをされると思うんですが、プールだけでなく、川遊びだったり海水浴だったりという、水遊びという捉え方で、安全対策であったりとか水難事故に対する府民に対しての注意喚起などがあればお願いします。
知事
水遊びについては、安全に、安全な場所で実施してもらいたいと思います。プールは非常に、そういった意味で、監視員も配置しておりますし、泳ごうというのであれば、ぜひプールを活用してもらえたらと思います。
また、海水浴についても、二色の浜については7月8日に開いています。そして、淡輪についてもそうですね。そして、箱作について、ぴちぴちビーチですけど、ここは7月15日から海水浴が開かれるという予定です。
ここでも当然監視員はいるわけですけれども、ぜひ安全に。川の事故、水の事故というのは毎年どこかで必ず起きますから、川の事故、水の事故が起きないように、安全な場所で、安全な水遊びをお願いしたいと思います。また、それを防ぐために、様々な、監視員の配置であったり、あるいは川であったら、「ここは泳いではいけません」とかいう看板の設置のリニューアルであったり、そういったことをいろいろ行っています。府民の皆さん、市民の皆さんには安全な場所で水遊びをお願いしたいと思います。
大阪・関西万博関連について(2)
職員
次にご質問は。よろしいでしょうか。人民新聞さん。
記者
人民新聞社の河住と申します。よろしくお願いいたします。
まず、万博についてなんですけれども、50か国のパビリオンの建設申請が1か国も出ていないという理由について、どのような理由と知事はお考えになっているか教えていただけますでしょうか。
知事
まずは、具体的にそこまで建築の予定、計画が進んでいるわけじゃないと、建築確認の準備がそこまで整っていないということが理由だと思います。その理由ってどこにあるのということになると、やはりそれぞれのパビリオン、個性的なパビリオンの建設を想定していますので、その中でこれをやろうとすると、建設事業者との契約であったり、準備行為がある程度整ってこないと、当然、建築の確認、建築申請にはなってこないので、まだそこまでに至っていないということが、今、建築の申請がゼロ件である理由だと思います。ですので、先ほど申し上げたような様々な働きかけを、博覧会協会を通じて、また国も挙げて今実施をしているというところです。
また、府市としてできることですけれども、建築の申請が出てくるわけですから、基本的には大阪市に出ることになります。その大阪市において、集中的に出てくる可能性があります。約50数か国が対象になりますから。集中的に出た場合でも迅速に対応できる。今、出てきていないので対応はなかなか難しいんですけど、出てきた場合に、集中して申請があっても速やかにできるだけ対応できる体制というのは現時点で準備をしていると。様々な関係者が、今、それに向けて協力しながら進めているという状況です。
記者
次に、日経などの記事で、工事費用を日本が肩代わりする案というのが出ていると思うんですけども、これがもし行われた場合に、大阪府や大阪市の市民に税金という形で上乗せになる可能性はあるのかどうか、教えていただけますでしょうか。
知事
タイプAについて、海外パビリオンの建設費そのものを肩代わりするというようなことは、その話そのものを聞いていないです。
記者
ありがとうございます。
入場料についてなんですが、現状7,500円でという形だと聞いておりますが、この先、例えば工事費用とかその他、増加する可能性があるとした場合に、再度値上げするという可能性はありますでしょうか。
知事
将来の可能性をどこまでここで言うかというのはあるのかもしれませんけど、その可能性はほぼないと思っています。既に金額を決定して、最終、国が決定するんですけど、国の了承を得て、国が決定しましたから、そしてこの秋から前売り券も始まりますので、これが再度値上がりすることはないと思います。
あいりん労働福祉センター防犯カメラに関する高裁判決について
記者
ありがとうございます。
次に、6月28日に確定した監視カメラの裁判についてなんですけれども、西成区のセンター前に設置された監視カメラについて、その監視の場所にいた住民たちがゴム手袋をかぶせたりということで、刑事事件として、被告人として訴えられたという裁判がありまして、これに関して、6月28日に大阪府のほうが上告を断念し、住民側の逆転無罪が確定いたしました。これについて知事の受け止めをお願いいたします。
知事
これについては刑事事件ですので、判断したのは検察だというふうに思いますけれども、刑事事件ですから、特にこれについて大阪府としてコメントすることはないです。
記者
この監視カメラの設置をしているのは大阪府の商工労働部というふうに確認しております。大阪府商工労働部あるいは吉村知事などに対して、住民側は謝罪をしてほしいという意向を持っているようですが、それについて知事はどう思われますか。
知事
ですので、これは刑事事件に基づく判決ですから、直接、何か大阪府がこれに基づいてどうこうするということはないというふうに思っています。
記者
この裁判では、警察による不当な逮捕・監禁、それから監視されたところの人々のプライバシーの侵害というのが、行われていたよということが明らかに裁判の中でなっていますけれども、これについて大阪府商工労働部などは認めるということでいいんでしょうか。
知事
刑事裁判なので、認める・認めないというものではないんだというふうに思います。有罪か有罪じゃないかということを判断するのが刑事裁判の場だというふうに思っていますので。主張を立証したのは検察官でもありますし、これについて何か直接大阪府の労働商工労働部がどうこうするというものではないと思っています。
記者
ありがとうございます。以上です。
職員
よろしいでしょうか。
じゃ、最後に関西テレビさん。
大阪・関西万博関連について(3)
記者
関西テレビの井上です。
万博に関連して、タイプAに間に合わない国に対して、協会のほうが簡素な施設を建設して引き渡す建設代行の案、タイプBに当たるんですかね、そういうものをご提示されたというようなお話がありまして、こうなると、タイプBのパビリオンが仮に増えたら、万博の顔である独自のパビリオンが減るということにつながるのかなとも思いますけども、知事はどのように受け止められていますか。
知事
タイプBに直接するという話ではないかと思います。各国のタイプAのパビリオンがどういうふうなものを表現したいのか、その国として、ということをしっかりと表現しながら。ただ、さらにはコストカットをしていく、より効率的に進めていくためにはどうしたらいいかということを博覧会協会と国とで協議して進めているということだと思います。タイプBになるというのでは、ちょっと違うと思います。
記者
今のご説明でいくと、建設代行したとしても、各国がデザインを検討しているものを、できる限り表現して、建設を代行するような形というのを考えられていると。イコール、タイプBではないというイメージ?
知事
そうです。当然そういうことを考えているということになると思います。ただ、もちろん、コストをいかに下げていくかとか、工期をいかに早めていくだとか、そういった技術的な話、やり取りは当然するんだろうと思いますけれども、何かタイプBのやり方でやるというのとは全然違うと思います。
記者
分かりました。ありがとうございます。
職員
よろしいでしょうか。
それでは、記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
マイクのほうは幹事社のほうにお返しいたします。