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更新日:2018年11月30日

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藤の森古墳(ふじのもりこふん)から出土した鉄鏃

藤の森古墳は大阪府藤井寺市、世界遺産登録を目指す古市古墳群の中にあった古墳です。

これまで大阪府教育委員会が3回の発掘調査を実施してきました。その結果、古墳の規模は直径が約25.5メートルの円墳で、初現期の横穴式石室が築かれていたこと、古墳が築かれた時期は5世紀後半であることなどが判明しています。

ここでは、1965年の第1次調査で石室から発見した鉄鏃を紹介します。

鉄鏃

鉄鏃は、ほとんどが破損していて完全な形のものはありませんが、100本以上あることがわかりました。上の写真はその一部です。鉄鏃の種類は、大きな鏃身を持つ柳葉鏃群(やないばぞくぐん)と、小形の鏃身をもつ長頸鏃群(ちょうけいぞくぐん)があることもわかりました。

柳葉鏃群には、鏃身に腸抉(わたくり)と呼ばれる切り込みがある腸抉柳葉鏃や、鏃身の先端部分に穿孔があるものも含まれています。

鏃身の小さい長頸鏃は、飛距離もある機能的なもので、古墳時代中期から出現しました。

藤の森古墳では、下の写真のような鏃身の下部に片逆刺(かたかえし)を持つ長頸鏃が多くみつかっています。この長頸鏃は、全長16.7センチメートル、鏃身の長さ2.5センチメートル、片逆刺部の長さは3.7センチメートルあります。

片かえしのある長頸鏃

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