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薬剤耐性対策について(畜産分野・愛玩動物医療分野)
獣医師の皆様へ
薬剤耐性菌による感染症の世界的な増加が懸念される中、2015年の世界保健機関総会において採択された薬剤耐性に関する国際行動計画に基づき、2016年に「薬剤耐性対策アクションプラン(2016-2020)」が決定されました。アクションプランでは、人と動物等の関連分野が協働して実施すべき対策がまとめられています。(※新型コロナウイルス感染症の発生に伴い2022年度末まで延長)
我が国の畜産分野では、薬剤耐性菌の調査・監視を行いながら、動物用抗菌性物質製剤(以下「抗菌剤」という)の適正使用・慎重使用に取組んできた結果、現在の畜産分野における薬剤耐性菌の発現状況は抗菌剤の使用量削減に徹底的に取組んでいるEU等と比べても遜色のない水準にあります。
しかしながら、世界的に対策が進められていく中で、アクションプランでは、抗菌剤の慎重使用などの取組のさらなる徹底、強化等が求められています。
さらに、アクションプランでは、動物分野における対策として、愛玩動物医療分野においても、薬剤耐性菌の動向調査・監視を行うことや抗菌剤の慎重な使用の徹底に取組むこと等が盛り込まれました。
詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
また、今般、関係閣僚会議において、別添のとおり「薬剤耐性対策アクションプラン」の改定が決定されました。
- 別添:薬剤耐性対策アクションプラン(2023-2027)(PDF:2,351KB)
(参考)内閣官房:薬剤耐性(外部サイトへリンク)
動物医薬品検査所:動物分野における抗菌剤の使用量(販売量)(外部サイトへリンク)