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症状と防疫対策について
- 本病は、鶏、あひる、七面鳥、うずら等が感染し、死亡率は、高い場合には、100%に達する。
- 臨床症状は、肉冠・肉垂のチアノーゼ(紫色に変化)、出血・壊死(写真1)、顔面の腫れ(写真2)、脚部の皮下出血(写真3)、産卵低下又は停止、神経症状(うずくまり、写真4)、呼吸器症状(咳等)、下痢等であるが,急死例ではこれらの病変が認められないことが多い。
肉冠(とさか)の出血・壊死(写真1)
顔面の腫れ(写真2)
脚部の皮下出血(写真3)
うずくまり(写真4)
※写真出典:
- 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所
- 元動物衛生研究所 川村 斉先生
【防疫対策】
- 本病の侵入防止のため、野鳥等の鶏舎への侵入や給水源への接近を防止すること。
- 鶏舎への出入りの制限と消毒を実施すること。
- 飼育鶏の健康状態をよく観察し、本病を疑う症状を発見した場合には、直ちに動物愛護畜産課畜産衛生グループに連絡すること。
- 養鶏関係者は、ベトナム、韓国等の本病発生国への旅行を自粛し、やむをえず旅行する場合には、養鶏関係施設への訪問を自粛し、帰国直後の養鶏場等への立入の際には、消毒等十分な衛生措置を取ること