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食の安全教室(大阪府立堺支援学校)
昨年に引き続き、平成27年12月4日(金曜日)に大阪府立堺支援学校の高等部1年生を対象に「食の安全教室」を開催しました。
この教室は、これからの社会を担う生徒さんに、衛生対策の基本となる手洗いを中心として、食中毒予防の基礎知識を普及啓発し、衛生意識の向上を図ることを目的として実施しました。
内容
1.食中毒予防のポイント講義
「食中毒とは?」、「食中毒の原因」、「食中毒を防ぐ方法」等について、生徒さんに様々な考えを発表していただきながら、食中毒に関する基礎知識を説明し、食中毒予防の3原則「つけない」・「ふやさない」・「やっつける」について学んでいただきました。
参考:食中毒の防ぎ方
講義の様子
2.手洗い実験
食中毒予防3原則のうち「つけない」において重要な、手洗いについて学んでいただくため、「手洗い実験」を実施しました。
UVライトを当てると蛍光を発するローションを手につけてから手洗いをし、いつもの手洗いできちんと洗えているか確認していただきました。洗い残し部分を自分の目で見ることで、しっかり洗っているつもりでも、指の間、指先、手首等に洗い残しが多いことが分かり、生徒さん達はそのことに驚きつつも、キレイになるまで積極的に何度もチャレンジし、手洗いの難しさについて実感していただけたようでした。
また、自分が洗い残した箇所を後でも確認できるように、手の絵を描いた用紙に各自で洗い残し部分を色塗りし、ご家庭に持ち帰っていただきました。
【手洗いの注意点】
- 料理の前、食事の前、トイレの後等、必要なタイミングで手洗いしましょう!
- 石けんを使って、しっかり泡立てて洗いましょう!
- 指の間、指先、手首等は、特に洗い残しやすいです。意識して丁寧に洗いましょう!
- 手洗いの後は、キレイなハンカチやタオルで手を拭きましょう。
手洗いチェックの様子
正しい手洗い仕方の講義の様子
3.質疑応答及びアンケート
食の安全・安心に関する質問や食の安全教室で感じたことを生徒の皆さんに発表していただきました。
食中毒の危険性や予防法、手洗いの難しさ、大切さをわかっていただけたようでした。
食の安全教室終了後には、アンケートに協力していただきました。
アンケート結果からも、食中毒予防法やしっかり手洗いすることの重要性を感じていただけたことが伺えました。