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認知症の日・認知症月間における取組
認知症の日・認知症月間とは?
1994年、国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)は共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定しました。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取組を行っています。
それに合わせて日本では、令和6年1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(※)において、9月21日を「認知症の日」、9月を「認知症月間」として定め、認知症についての関心と理解を深める活動を全国各地で行っています。
大阪府においても、広く府民の皆様に「認知症の日」及び「認知症月間」について知っていただき、認知症への関心と理解を深めていただくため、啓発活動を行っています。
(※)「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(令和5年法律第65号)とは、認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(共生社会)の実現を推進することを目的に、令和5年6月に成立し、令和6年1月に施行されました。
令和6年度の取組
啓発イベントの開催
1.「認知症にやさしいまちSAKAIパネル展&物販会」
認知症についての関心と理解を深めるための各種イベントを堺市と協働して開催しました。
- 場所:堺市役所本館エントランス(堺市堺区南瓦町3番1号)
- 内容・日時:
(1)パネル展:令和6年9月17日(火曜日)12時から令和6年9月30日(月曜日)16時まで
- 認知症に関する基礎知識や取組を紹介しました。
- 「TEAMEXPO2025」プログラム/共創チャレンジ「認知症になっても輝けるまちへ(100万羽の折り鶴と伴に)」に取り組むゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会(外部サイトへリンク)に御協力いただき、「折り鶴ツリー」の展示、「折り鶴ポスト」の設置を行いました。
- 「大阪府高齢者にやさしい地域づくり推進協定」締結企業である株式会社ケーエスケーに協賛いただき、大阪府の取組紹介などを行いました。
(2)物販会:令和6年9月27日(金曜日)11時30分から13時ごろまで(なくなり次第終了)
公益社団法人認知症の人と家族の会大阪府支部と協働して野菜の販売を行いました。また、認知症の方が活躍する作業所等に御協力いただきメロンパンなどの物販も行いました。
(3)折り鶴ワークショップ:令和6年9月27日(金曜日)11時から15時ごろまで
一緒に折り鶴、折りませんか!
ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会に御協力いただき、人と人がつながり認知症になっても輝ける社会をめざし、折り鶴ワークショップを行いました。集まった折り鶴は、大阪・関西万博会場内や府内各地に飾られます。
↑大阪府の広報担当副知事もずやん、堺市のPRキャラクターハニワ部長も参加し、大きな折り鶴を折りました。
2.「認知症月間記念講演会」におけるシンポジウムの開催
公益社団法人認知症の人と家族の会大阪府支部主催の「認知症月間記念講演会」の演題のひとつであるシンポジウム「認知症と共に生きる共生社会を考えよう」を、同会、厚生労働省、大阪市と協働して開催しました。
- 日時:令和6年9月19日(木曜日)14時から16時まで
- 場所:大阪市立阿倍野区民センター小ホール(大阪市阿倍野区阿倍野筋4丁目19-118)
- 定員:300名(申込み不要・先着)
- 参加費:無料
- 内容:
(参考)記念講演会
講演1「認知症新時代(「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」の施行、新薬の登場など)」
講演2「認知症本人からのメッセージ「自分らしくあり続けるために」」
シンポジウム「認知症と共に生きる共生社会を考えよう」(共催:厚生労働省、大阪府、大阪市)
- 主催:公益社団法人認知症の人と家族の会大阪府支部
- 共催:社会福祉法人大阪市阿倍野区社会福祉協議会・阿倍野区認知症強化型地域包括支援センター
- 後援:厚生労働省
認知症月間啓発ポスターの掲出
府内の公共施設、教育機関、公共交通機関、商業施設等において掲示していただきました。令和6年度は、幅広い世代の方へ認知症への関心と理解を呼びかけるポスターを作成しました。
令和6年度啓発ポスター「9月21日は認知症の日。知る。考える。支え合う。」(PDF:868KB)
(ダウンロードいただき、啓発活動等にご活用ください。)
のぼりの掲出
9月の認知症月間の期間中、大阪府庁本館正面玄関及び別館正面玄関に「認知症月間」及び「認知症サポーター」の啓発のぼりと、認知症の人を支援するための象徴的な色であるオレンジ色の「折り鶴ツリー」を設置しました。
(府庁本館正面玄関(撮影時のみ階段下に移動))
(府庁別館正面玄関)
オレンジライトアップの実施
万博記念公園の「太陽の塔」を認知症の人を支援するための象徴的な色であるオレンジ色にライトアップしました。
- 日時:令和6年9月21日(土曜日)日没から23時まで
- 主催:公益社団法人認知症の人と家族の会大阪府支部
- 後援:大阪府
認知症月間中の取組
「おおさか希望大使」の任命
共生社会の実現を推進するため、認知症の人本人が自らの言葉で語り、認知症になっても希望をもって前を向いて活動する姿等を積極的に発信するなど、広く認知症に関する啓発活動を行う「おおさか希望大使」を任命しました。
「大阪府認知症サポート事業所」の登録受付開始(9月1日(日曜日)から)
認知症の人とそのご家族が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるまちづくりをめざし、認知症に関する正しい知識を持ち、認知症の人に対してやさしい取組を行う事業所を「大阪府認知症サポート事業所」として登録し、広く府民への周知を図ります。
- 登録の対象:登録基準を満たす府内に存する日常生活・社会生活を営む基盤となるサービスを提供する民間事業者が運営する事業所
- 登録方法など詳しくは、「認知症サポート事業所普及事業」
大阪府内で開催されたイベント等
↑大阪市(大阪城天守閣・大阪市庁舎ライトアップ)
↑堺市(旧堺燈台ライトアップ)
↑岸和田市(岸和田城ライトアップ・図書館の活用)
↑豊中市(豊中市文化芸術センターライトアップ)
↑吹田市(展示)
↑高槻市(高槻市庁舎前ライトアップ)
↑守口市(展示)
↑枚方市(枚方市庁舎待合室展示)
↑泉佐野市(図書館の活用)
↑河内長野市(市民交流センターライトアップ)
↑和泉市(イベントの開催・展示)
↑箕面市(イベントの開催)
↑羽曳野市(羽曳野市庁舎別館ライトアップ・図書館の活用)
↑門真市(展示)
↑摂津市(図書館の活用)
↑高石市(認知症カフェの開催)
↑東大阪市(市庁舎オレンジガーデニング・花園ラグビー場ライトアップ)
↑四條畷市(イベントの開催)
↑交野市(イベントの開催)
↑大阪狭山市(展示)
↑能勢町(映画・動画上映会)
↑忠岡町(図書館の活用)
↑田尻町(イベントの開催)
↑河南町(介護老人福祉施設・河南町役場展示)
↑千早赤阪村(展示・図書館の活用)
令和5年度までの取組