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おおさか希望大使
認知症本人大使「おおさか希望大使」とは
認知症本人大使とは、まさにご自身が認知症となった方々で、「認知症になっても前を向いて暮らすことができる」ということなどについて、これまでの体験をもとに自らの言葉で発信している方々です。
認知症本人の発信の機会を拡大することを目的に、全国各地で「地域版希望大使」(外部サイトへリンク)の設置が進められています。
大阪府では、認知症本人が自らの言葉で語り、認知症になっても希望を持って前を向いて暮らす姿や声を積極的に発信していく地域版希望大使「おおさか希望大使」を任命し、広く認知症に関する啓発活動等にご協力いただきながら、認知症の理解促進に取り組みます。
【主な活動内容】
府及び市町村が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力
府及び市町村が行う医療・介護人材の養成研修への協力
認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力
その他、知事が必要と認める活動
委嘱状交付式の様子
認知症本人の方2名を「おおさか希望大使」として任命し、知事から委嘱状を交付しました。
日時:令和6年9月17日(火曜日)11時10分~ 場所:大阪府庁本館特別会議室(大)
【知事から大使への言葉】
知事からは、おおさか希望大使のお二人に向けて、「社会全体に認知症への理解を深めていくために、ご自身の思いや経験を積極的に発信していただく等、認知症の方やご家族が安心して暮らせる『大阪』の実現にむけ、お力を貸してください」と激励の言葉がありました。
【希望大使からの言葉】
お二人からは、認知症になってからのお気持ちや大使としての抱負をお話していただきました。
〇松田氏
認知症になってからも前を向いて歩いてきました。支援者にも会えたし、仲間も増えました。未だに進んでいるのかと思うこともありますが、今は認知症に関して不安はありません。これからもできることを頑張っていきたいです。
〇島谷氏
「認知症になってもできることがある。」と社会の人に知ってほしいです。私には考えていること、思っていることが沢山あります。これからも認知症の仲間と出会い、希望を分かち合えたらうれしく思います。これからも頑張っていきます。
おおさか希望大使のご紹介
「おおさか希望大使」のプロフィールを紹介します。
委嘱期間:委嘱日より2年間
松田 末男(まつだ すえお)氏 八尾市在住 77歳(委嘱時)
〇レビー小体型認知症
〇配送ドライバーとして全国各地を回っていた74歳の時、認知症の診断を受ける。
〇オレンジミーティングやオレンジパトロール等の活動にご活躍
【一番の楽しみ・大切にしていること】
公共交通機関を利用してお孫さんに会うことを楽しみにしている。認知症になっても、脳トレ、運動、他者との交流や笑いが大切と感じている。
島谷 通敬(しまたに みちひろ)氏 茨木市在住 72歳(委嘱時)
〇前頭側頭型認知症
〇銀行員として働いた後、50代で個人事業主として独立
〇64歳の頃、物忘れの自覚があり。その後、認知症の診断を受ける。
〇地域の認知症本人交流会や認知症カフェではマスターとしてご活躍
【一番の楽しみ・大切にしていること】
一番の楽しみは散歩。普段通った道や人と出会った場所を思い出せる時、懐かしく安心した気持ちになる。認知症の症状については、「楽しくなるようなことをやっていこう」と気持ちの切り替えを心掛けている。
おおさか希望大使への活動依頼について
依頼方法
1.活動希望日の4週間前までに、活動依頼書[別紙1]を大阪府あてにご提出ください。
2.大阪府が大使と依頼内容について調整します。後日、大阪府からご依頼元へ調整結果をご連絡します。
3.活動終了後1週間以内に、活動報告書[別紙2]をご提出ください。
大使の活動については、ご本人の希望や体調に合わせて可能な範囲で活動の調整を行います。ご依頼内容に添えないこともありますので、あらかじめご了承ください。
提出書類様式
Word版 活動依頼書[別紙1](ワード:19KB)
PDF版 活動依頼書[別紙1](PDF:49KB)
Word版 活動報告書[別紙2](ワード:19KB)
PDF版 活動報告書[別紙2](PDF:52KB)
提出先(問合せ先)
大阪府高齢介護室介護支援課 認知症・医介連携グループ
S106900G06@gbox.pref.osaka.lg.jp
Tel 06-6944-7098 Fax 06-6941-0513
〒540-0008 大阪市中央区大手前3丁目2-12別館7階