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平成23年度第9回大阪府戦略本部会議 議事概要【報告】
報告1 成長戦略の点検・強化に向けた課題整理
報告2 大阪における人口減少の潮流と影響
報告3 府政運営の基本方針2012(留意点等)(案)
報告4 新たなマネジメント課題について
案件 |
資料名 |
PDFファイル |
その他のファイル |
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報告1 |
資料3 成長戦略の点検・強化に向けた課題整理 |
成長戦略の点検・強化に向けた課題整理(PDF:639KB) | 成長戦略の点検・強化に向けた課題整理(ワード:491KB) |
報告2 | 資料4 大阪における人口減少の潮流と影響 | 大阪における人口減少の潮流と影響(PDF:401KB) | 大阪における人口減少の潮流と影響(ワード:174KB) |
報告3 | 資料5 府政運営の基本方針2012(留意点等)(案) | 府政運営の基本方針2012(留意点等)(案)(PDF:207KB) | 府政運営の基本方針2012(留意点等)(案)(ワード:76KB) |
資料5(別紙1) 東日本大震災などの大阪経済への影響 | 東日本大震災などの大阪経済への影響(PDF:250KB) | 東日本大震災などの大阪経済への影響(PPT:193KB) | |
資料5(別紙2) 「主な政策課題」の現状と論点 | 「主な政策課題」の現状と論点(PDF:3,330KB) | ||
報告4 | 資料6-1 「大阪の総合力」の強化 | 「大阪の総合力」の強化(PDF:85KB) | 「大阪の総合力」の強化(PPT:199KB) |
資料6-2 新たなエネルギー社会の構築 | 新たなエネルギー社会の構築(PDF:77KB) | 新たなエネルギー社会の構築(PPT:204KB) |
※政策企画部より、資料に基づき報告。
【政策企画部長】
これまで、毎年夏に財政の収支見通しを出してきたが、今年度は少し遅れるという理解か。
【企画室】
「粗い試算」そのものは、予算編成と連動して行われる。その見通しがどれくらい早い段階で立てられるかということだが、現時点では不確定要素があるため、引き続き検討し、財政課と相談しながら進めていく。
【政策企画部長】
「人口減少」について、先ほど統計データの整理をお示ししたが、いわゆる人口減少局面では行政の仕組みも変えていかなければならない。先般、第30次の地方制度調査会が立ち上がり、人口減少を踏まえた大都市制度のあり方が検討されることとなる。府の人口減少レポートでも、行政の仕組みや法制度を検証していかなければならないと考えるが、それはどうか。
【企画室】
今回の報告では、あくまでも現状から30年先を見通したデータと、府民生活、経済、都市などにどのような影響が出るかというところまで整理させていただいた。今後、これまでの右肩上がりの時代の行政の仕組み、法制度にどのような課題が出てくるかは、これからいろいろな方のご意見を聴きながら整理していきたい。
【政策企画部長】
「成長戦略」について、震災の影響は限定的だと解釈しているが、今や震災の影響より円高の影響が大きい。そこはどう分析しているか。
【企画室】
- 今回の成長戦略の点検・強化に向けた課題整理というのは、あくまで大震災の影響に絞って整理を行ったもの。
- 目下の日本経済においては、円高は大きな課題と認識。ただし、円高は、需要の引き下げ要因であり、基本的には国の金融政策、経済対策による解決が期待される。現在国においても、3次補正予算等による円高対策が検討されているという報道もある。成長戦略としては、円高傾向がこれ以上長期、固定化する場合に産業の空洞化圧力が加速する要因となるおそれがあるため、大阪における立地競争力を強める取組みを進めていきたいと考えている。
【知事】
- 生産年齢人口の問題も最近よく言われるようになってきたが、もともと成長戦略を作ったときの2つの都市像(「高付加価値都市」、「中継都市」をめざすということ)は、生産年齢人口が減少するときこそピッタリ当てはまる軸。
- 「高付加価値」というのは、生産年齢人口が減るからこそ労働集約型ではなく高付加価値型でいこうということ。「中継都市」というのは、ドメスティックな生産年齢人口が減ってきたとしても、外から大阪にいろいろな人を呼び込み、通過させようということ。この2つの軸は、生産年齢人口が減少する社会においての成長戦略の2つのキーワードになると思う。これまでやってきたことをしっかり進めながら、高齢者の問題などいろいろな課題については、各部局でしっかり対応を。「高付加価値都市」と「中継都市」ということで、商品、サービスの付加価値を高めていく、そして、外国から、日本国内から大阪に呼び込み、通過させる、ということが、生産年齢人口が減少する社会の中での成長戦略のキーワード。しっかり進めてもらいたい。
- 予算について、知事選もあるので少し気になっているところがある。私がこれまでいろいろやってきた事業について、「見直しルール」の中で、今年度末に見直さなければならないものがいくつかあったと思う。そういったものについては、予算編成作業に入らず、次の知事の判断を待つ必要がある。
- 予算編成作業はいつから入るのか。秋ごろか。
【総務部】
9月頃から作業に入る。
【知事】
予算編成作業に入る事業の範囲について、継続性の問題があるので、資料5と資料5(別紙2)に掲げてくれたような、これまでやってきたところは、ある程度予算編成の対象かと思う。ここからまた新しいことを何か打ち出してやるというのはあり得ないと思うが、これまで積み上げてきた継続性の部分も全部なしにして骨格予算にすべきではないのではないか。そのときの知事の判断で変わるかもしれないが、私自身は、これまで積み上げた部分についてはある程度、継続性も考慮していく必要があるという思いがある。予算編成について大まかな方針はあるか。
【総務部長】
- 方針を出すのはもっと後になる。
- 骨格予算にはしないつもり。11月末に選挙があると言われているので、通常予算を編成する。我々の作業としては、知事がおっしゃるように、これまで取り組んできたものを点検するところは点検しながら、全体予算を組み立て、新しい知事とご相談する。その中で、新しい特色なども出てくると思う。
【知事】
新しいものは打ち出さないということと、継続性と言っても見直しルールにかかっているものも対象外にするということか。
【総務部長】
見直した上で組み立てる。
【綛山副知事】
見直し作業を着実にやっていく。
【知事】
資料5に掲げているような、これまで積み上げたものに関しては編成作業に入るか。
【綛山副知事】
行政の継続性の中で着実にやっていく。
【小河副知事】
資料5(別紙2)について、「総合治安対策」の項目に交通安全対策が入っていない。大阪は非常に厳しい状況にあるので、きちんと入れるべき。
【知事】
交通安全対策については新しいことではなく、私も「交通死亡事故多発警報」を2度ほど発令した。交通死亡事故を半減させるという目標も出したはず。府警本部と連動させて追記を。
【政策企画部長】
資料については、副知事も交えて部局長ディスカッションをした上で作成したが、いまの論点についても追加しておく。