トップページ > くらし・環境 > 人権・男女共同参画 > 人権 > 教材・啓発冊子 > 参加体験型学習のための人権教育教材 > 人権学習シリーズ 初めてのファシリテーター > 初めてのファシリテーター 学習プログラムの解説/「対立」に向き合う姿勢づくり 1.解説/対立のイメージを色で

印刷

更新日:2009年9月10日

ページID:30187

ここから本文です。

初めてのファシリテーター 学習プログラムの解説/「対立」に向き合う姿勢づくり 1.解説/対立のイメージを色で

学習プログラムの解説

「対立」に向き合う姿勢づくり(人権学習シリーズvol.5『ぶつかる力 ひきあう力-対立と解決-』所収

解説/1 対立のイメージを色で(15分)

対立のイメージを色で(15分)

「対立」ときいたときに、あなたはどのようなイメージをもちますか。そのイメージを色で表すとどうなるでしょうか。同じ色をイメージした人で集まって、グループを作ってみてください。それぞれの色は、対立のどんなイメージからくるのでしょうか。話しあってみましょう。
→色を確認しながら、人数が多いところは分け、少ないところは集めて、4、5人のグループにする。

「対立のイメージを色で」のフロー図。色のイメージでグループ分け(3分)→グループ内で自己紹介とイメージの共有(5分)→グループでの話し合いの発表(5分)

まずは、お互いのイメージを出し合うところから始めてみましょう。
「対立」と聞いたときに、どんなイメージを持ちますか。そのイメージを色で表してみてください。

  • はじめの席のままで良い。様子を見ながら、30秒程度時間をとる。

では、同じ色をイメージした人で集まって、グループを作りましょう。立ち上がって、お互いに何色をイメージしたか、声を掛け合いながら、同じ色の人で集まってください。
だいたい、1グループ3から5人程度でと思いますので、6人以上集まったところは半分に分かれてください。同じ色の人がいない、という方はありますか。少ないところは違う色で集まっていただいてかまわないので、グループになってください。グループができたら座ってください。

  • 参加者に動いてもらい、自由にいすを動かしてグループになって座ってもらう。
  • 同じ色の人を参加者自身が探す活動なので、あまり介入する必要はないが、最後のほうでひとりかふたりで相手が見つからない人がいるようなら、グループにする手助けをする。
  • また、6人以上で集まっているところは、3から5人になるように分かれてもらう。

こんな場合
「色は2色以上でもいいんですか」「形のイメージなんですけど、どうしたらいいですか」などの質問が出ることもある。この活動は、最初のウォーミングアップをかねて、対立についてのイメージを共有することが目的なので、どんなイメージでも自由に出してもらってかまわない。「2色(またはそれ以上)のグループ」をつくったり、「形と関連した色はないですか」と問いかけて近い色のグループに入ってもらったりして、あまり細かいことにこだわらずにグループ作りを促す。

それでは、グループごとに簡単に自己紹介をしていただいて、なぜ、その色を選んだか、対立についてどんなイメージを持っているか、話し合ってください。3から5分程度時間をとります。

  • グループごとで話をしてもらう。3分程度たったところで、「いまで3分ですが、全員話せそうですか。まだお一人しか話していないところがあれば、少しペースを早めてください」と促す。
  • ほとんどのグループが話し終わって、別の話題などに移っているようなら、「だいたい終わったでしょうか」と少し早めに切り上げてもかまわない。

グループで出た話を少し発表して共有したいと思います。
こちらのグループでは何色を選ばれたでしょうか。その色はどんなイメージからきていますか。いまグループで話し合われたことを、簡単に紹介していただけますでしょうか。

  • 順に発表してもらう。グループの数が少なければ全グループに、多ければいくつかに絞る。いくつかに絞る場合は、違う色になるように選ぶ。

前へ 次へ≫ 目次へ

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?