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ビブリオ・バルニフィカスによる健康被害の予防について
ビブリオ・バルニフィカスは夏季の沿岸の海水中にいる細菌です。平成13年7月には、熊本県内で2名が重症、2名が死亡した事例がありました。この菌は、夏の海で増殖し、魚介類を汚染します。汚染された魚介類を生食することにより、24時間前後で発熱、悪寒、激しい筋肉痛などの症状が現れます。
健康な人はほとんど発病しませんが、肝臓疾患のある人や貧血の治療で鉄剤を内服している人、免疫力の低下している人は、発病する危険性が高いので特に注意が必要です。
予防方法
- 肝臓疾患のある人や貧血の治療で鉄剤を内服している人、免疫力の低下している人は、夏場に魚介類の生食を避けましょう。
- 発病した場合には、死亡率が極めて高いため、早期診断、早期治療が重要です。