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更新日:2009年8月3日

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『大阪維新』プログラム(案)に対するご意見、大阪府の考え方(政策創造)-2

政策創造(他都市を圧倒する景観等で人を引きつける大阪づくり)
番号

府民からの意見

府の基本的な考え方
重点51 「他都市を圧倒する景観等で人を引きつける大阪づくり」の諸施策については、府が府民生活や生命を切り捨ててまで行うべきことではない。 「他都市を圧倒する景観等で人を引きつける大阪づくり」をはじめとする重点政策は、「財政再建」の道筋をつけつつ、大阪の明るい未来の実現に向けて、その布石となる施策・事業を絞り込み、重点化や集中投資を図って取り組むものです。重点政策の以外にも、当然府民の生活に必要とされる施策・事業がありますが、それらについては、財政再建の取組みの中で必要性や効果を精査し、真に必要なものについては継承・発展させていくこととしております。こうした中で、「いのち」「障害者」「治安」については、府政改革全体の中で特に配慮を行っております。
重点52 イルミネーションやライトアップは、地球温暖化防止に逆行、青少年の健全育成に支障、費用が過大、効果に疑問があることなどから反対。また、大阪府財政の建て直しのため、府民生活や文化、人件費にも切り込んで各種施設、事業等を見直している現状からも、実施すべきでない。 水の回廊や近代建築物は、大阪の貴重な資源です。これらを光という演出でより効果的に見せていくことで、大阪を特徴づけ、大阪を輝かせることによって、多くの人を大阪に呼び込むことができると考えています。そのため、今年度は実証実験という形で、御堂筋と大川・堂島川の一部区間において、ふさわしいイルミネーションやライトアップの方法はどのようなものか、また、府民・NPO・企業等との連携はどうあるべきか、府民の皆さんの評価はどうかといったことを検証することとしました。
重点53 イルミネーションやライトアップは、観光の振興、地元商店の活性化にもつながり賛成。ぜひ実施すべき。 「大阪ミュージアム構想」を推進する中で、大阪のシンボルである御堂筋や水の回廊、橋梁、近代建築物、歴史のまちなみなどの魅力を光等で際立たせ、都市の顔として演出します。今年度は、実証実験を行うこととしており、来年度以降の実施については、実証実験の結果や府民の皆さんの評価などを踏まえ、判断していきたいと思います。
重点54 御堂筋イルミネーションは、募金方式で実施すべき。 現在、「笑顔あふれる大阪づくりへの寄附のお願い」と題してふるさと納税の寄付を全国の方からお願いしており、その募金については、大阪にある魅力的な資源を磨き、際立たせ、内外に発信するために活用することとしております。大阪にお住まいの方、大阪で育った方、大阪を応援したいと思っておられる方、愛する大阪の魅力づくりにぜひ寄附をお願いします。
重点55 イルミネーションの実施に当たっては、府民投票を行う、規模を縮小して実施するなど、実施方法を工夫すべき。 今年度、御堂筋イルミネーションや水の回廊ライトアップ等の実証実験を行うこととしており、府民の皆さんのご意見を伺いながら、効果的な実施方法について検討を進めてまいります。
重点56 「御堂筋のイルミネーションは、「神戸ルミナリエ」や「札幌雪祭り」を参考にしたイベントにすべき。 今年度、冬季に実証実験を行うこととしており、内外の実施例も参考に、様々な工夫を行いながら進めてまいります。
重点57 「大阪ミュージアム構想」は成功の見込みもないし、税金の無駄遣い。反対。 「大阪ミュージアム構想」は、府内各地にある歴史的なまちなみや豊かなみどり・自然など魅力的な資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけ、内外に発信していく、大阪の魅力づくりの府民運動です。構想の推進にあたって、寄附の呼びかけを行ったところ、多数の方々からご寄附を頂くなど、多くのみなさんに支えられています。今度とも、みなさんのご支援・ご協力をいただきながら推進してまいります。
重点58 「大阪ミュージアム構想」を言うなら、既存の博物館をつぶすのではなく、予算を増加すべき。 「大阪ミュージアム構想」については、大阪にある歴史的まちなみや豊かなみどり・自然など魅力的な資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけ、内外へ発信していく府民運動です。
博物館については、財政再建の取組みの中で必要性や効果を精査し、弥生文化博物館及び近つ飛鳥博物館は、地元関係自治体等の協働、連携強化の取組み成果を検証し、平成21年度に改めてあり方を検討することとなっております。現在、両館では、館内事業を充実させつつ、学校への出前授業やミニ展示などを促進し教育現場との連携の強化を図るとともに、運営のさらなる効率化、地元自治体や地域との協働・連携によるコスト縮減、適正な受益者負担の見直しによる収入確保に取り組んでおります。
また、狭山池博物館は、大阪狭山市との共同運営、経営改善方策による運営の効率化、地域協働の推進を図ることとしており、関係機関と調整しているところです。
重点59 「大阪ミュージアム構想」は大阪のイメージアップになり、人も企業も学生も集まると思うので賛成。もっと宣伝すべき。 大阪にある歴史的まちなみや豊かなみどり・自然など魅力的な資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけ、内外へ発信する「大阪ミュージアム構想」については、現在、府ホームページ上でも内容を紹介するとともに、大規模イベントなどでPRを行うなど、今後とも、あらゆる機会を捉えて積極的に周知し、大阪の魅力づくりを進めていきます。
重点60 「大阪ミュージアム構想」の推進に当たっては、地元出身著名人によるPR、観光客にやさしい街づくり、既存のミュージアムのネットワーク化、総合的な文化事業の再編制などとあわせて行うべき。 「大阪ミュージアム構想」は、府民の皆さんに盛り上げていただく府民運動であり、ご提言の趣旨も踏まえ、様々な手法で取り組んでまいります。
重点61 「大阪ミュージアム構想」として、大阪の食文化に根ざした水路沿いの屋台街作り、「まちの空気感」を守るための小売店を守る施策、商店街等を位置づけるべき。 「大阪ミュージアム構想」は、府内各地にある魅力的な資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけ、内外に発信していく事業であり、商店街なども対象になりうると考えています。
重点62 本来、博物館とは、資料の収集・保管や調査・研究を必須条件とする研究機関であり、「展示品の演出」も「館内催し」も、付随的な要素にすぎない。「大阪ミュージアム構想」における「ミュージアム」という言葉は使用すべきでない。 「大阪ミュージアム構想」は、博物館法上の博物館ではなく、大阪のまち全体をミュージアムと見立て、府内各地にある魅力的は資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけ、内外に発信していく事業です。
重点63 「大阪ミュージアム構想」については、「何を」「誰が」「誰に」「いつ」「どのように」情報発信するのか。経済効果も含めて構想の目指すものが非常に不明確。 「大阪ミュージアム構想」は、地域住民や市町村、府などが役割分担を行いながら、府内各地にある歴史的なまちなみや豊かなみどり・自然など魅力的な資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけ、ホームページ等を活用しながら、大阪の魅力を発信していく、大阪の魅力づくりの府民運動です。
この取組みを進めていくことにより、府民の地域への愛着が高まり、地域コミュニティ活動が活性化し、大阪のイメージアップと集客につながるものと考えています。
重点64 御堂筋や日本橋でんでんタウン、堺筋での毎週の歩行者天国を行うべき。 いただいたご意見は、大阪のにぎわいを創出するための施策を検討する中で参考とさせていただきます。
重点65 御堂筋のホコテン大反対。御堂筋パレードを例年通り実施せよ。 今後も御堂筋で多くの府民の方に楽しんでいただける内容を検討してまいります。
重点66 大阪の魅力を発信するため、大阪の独立UHF局の設置、ゲーム機の展示場の設置などを行うべき。 いただいたご意見は、大阪のにぎわいを創出するための施策を検討する中で参考とさせていただきます。
重点67 府内各地の観光紹介や各地で気軽に参加できるイベントを年中行事に取り入れるなど、府外からの客も呼び込み、建設、観光需要も見込める提案を打ち上げて欲しい。 「大阪ミュージアム構想」では、府内各地にある魅力的な地域資源を「展示品」に、祭やイベントなどを「館内催し」と位置づけ、ホームページ等を活用しながら、大阪の魅力を国の内外に発信していきます。その結果、大阪のイメージアップと集客につながるものと考えています。
重点68 「大阪の魅力作り」は、大阪が永年にわたって築いてきた「歴史的・文化的なもの」総体としての魅力を、行政が磨きをかけ、内外に発信することを通じて、他都市との調和を図ることにより実現できる。 「大阪ミュージアム構想」は、地域住民が主役の大阪の魅力づくりの府民運動です。府内各地にある魅力的な資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせる主体は地域住民であり、大阪府はコーディネーター役を果たすとともに、積極的に内外へ情報発信していきます。
重点69 「水都」を言うなら、川のライトアップより府民が川に親しみ、美化や浄化を行うイベントを行うほうが有益。 府民が、川に親しむためには、美化や浄化も必要と認識しており、それぞれ河川愛護の啓発活動や河川浄化事業を実施しているところです。今年度、水の回廊ライトアップ等の実証実験を行うこととしており、府民の皆さんの評価はどうかといったことを検証することとしております。
政策創造(大阪経済の活性化)
番号

府民からの意見

府の基本的な考え方
重点70 「重点政策」に企業誘致がない。財政や府庁改革だけではなく、プラス面、次の一歩となるよう企業誘致を知事自らのトップセールで果たしてもらいたい。 重点政策(案)は、「財政再建」の道筋をつけつつ、大阪の明るい未来の実現に向けて、その布石となる施策・事業を絞り込み、重点化や集中投資を図って取り組むものです。重点政策(案)以外にも、必要とされる施策・事業があるが、それらについては、財政再建の取組みの中で必要性や効果を精査し、真に必要なものについては継承・発展させていくこととしております。企業誘致については、知事自らのトップセールスはもちろんのこと、府庁全体で取り組んでまいります。
重点71 大阪は新しい産業を興す下地があるので、それをうまく育成していく機関の設置を希望する。 バイオや新エネルギーなど、次の時代を担う新産業の振興は大変重要と考えており、バイオについては、この9月に、オール大阪でバイオ産業の振興に戦略的に取組むための推進体制(ヘッドクオーター体制)を設置したところです。
技術支援については、府立産業技術総合研究所やクリエイションコア・東大阪が、大学等の関係機関と連携しながら実施しています。
今後とも、新産業の振興に向け、関係機関と連携しながら積極的に取り組んでいきます。
重点72 大阪の商店街や市場通りがシャッターを閉め、本来繁栄すべき中心部の貴重な一角が、現状の有様では、大阪の発展は望めない。その対策として、高松市丸亀町の商店街の再開発事業を参考にしたり、服飾学校や調理学校などに呼びかけて出店してもらうなど工夫すべき。 府内のみならず全国に発信できる、また活性化を目指す他の商店街のモデルとなり大阪商業のけん引役となる商店街を創出していくため、「産学連携」や「歴史・文化」などのコンセプトに基づき活性化を目指す商店街に対して事業計画の作成、その具体化、また成果の情報発信に至るまで一貫した支援を行ってまいります。
重点73 「中小企業の販路開拓支援等」については、初期投資を府の施設や設備をレンタルするという形が整えば、起業家たちが集まるのではないか。 クリエイションコア・東大阪では、中小企業の製品や技術等を展示する個別ブースを備えています。
府立産業技術総合研究所では、製品等の技術開発のための試作・試験を行うとともに、機器を広く開放しています。あわせて、両機関ともにインキュベーション施設を備えています。
重点74 大阪経済活性化策として、間伐材等を利用した木質燃料の使用普及など環境分野の産業育成を推進すべき。 木質資源の有効活用については、「大阪府森林バイオマス利用推進行動計画」に基づき、間伐材等の未利用木質資源をペレットやチップに加工し、木質燃料として利用する取り組みを推進しています。
今後さらに、間伐材搬出の効率化を進めるなどにより利用拡大を図り、木質資源の循環利用を促進してまいります。
政策創造(新たな国際交流の取組み)
番号

府民からの意見

府の基本的な考え方
重点75 「2010上海万博への出展」は無駄遣い以外の何者でもない。特に、水質汚染で悪名高い大和川を擁する大阪が、どのような水と環境についての知恵と技術をアピールできるのか。 大阪には、「水の利」を活かし水運を発展させ、日本最大の交易・商業都市として栄えてきた歴史があります。大阪は、「水害」や大気汚染等の様々な公害問題を克服し、安全で快適なくらしを提供するため、環境技術の開発、環境共生型のまちづくりを進め、今もなお「環境先進都市・水都大阪」に向けた挑戦を続けています。その経験と、官民の技術を中国・上海の人々と世界の人々にアピールし、世界の都市環境改善に貢献するとともに、大阪の人・まち・産業の魅力を発信することを目的に、2010年上海万博に出展します。
重点76 「アジアの中で確固とした地位を築けば、北米やヨーロッパでもより知名度を高くする。世界を見据えたアジア政策を目指してほしい。 歴史的・経済的に緊密な関係にあり、アジアに強みをもつ大阪が、人・モノ・情報の交流、アジア主要都市との協働、都市問題解決への貢献といった取組みを進め、アジアで確固たる地位を導くことが、ひいては世界都市・大阪としての発展につながると考えます。
重点77 アジアからの観光客に、もっと大阪でお金を落としてもらえる方策を考えるべき。 現在、民間の事業者と連携して、中国人民元カード(銀聯カード)の普及促進を図るとともに、大阪での滞在時間を増加させる「関空出国型ツアー」を造成するなど、観光客がショッピングする際の利便性向上をはじめ、大阪での観光消費を拡大させる取組みを進めています。今後も、アジアからの観光客を積極的に誘致し、大阪の経済効果を高める施策を展開していきます。
重点78 関西国際空港の離発着料を世界一安くするなど、関西国際空港を活かし、海外から大阪への観光客の呼込みと貿易促進を図るべき。 関西国際空港の高額な着陸料については、海上空港である関西国際空港の建設費が巨額であり、その費用の多くを空港の利用者が賄うこととされていることに起因しています。このため、関西国際空港(株)の財務構造の抜本的改善を図り、着陸料をはじめとする空港利用コストが引下げられるよう、国に対して働きかけてまいります。
一方、これまでも、関西国際空港(株)と連携した「関空出国型ツアー」の造成や関西各府県と連携した「広域観光プロモーション」などに力を入れてきました。今後とも大阪が発展していくため、関西国際空港を活かし、海外から大阪への観光客の呼び込みや貿易促進を図ることが必要であると認識しており、関西国際空港の利用促進や国際物流機能の強化が図られるよう取り組んでまいります。
重点79 「重点政策」に挙げられている国際交流(国際都市化)を教育、先端医療と有機的に組み合わせることで、より大きな効果をあげることができると考える。 教育など様々な分野において、国際交流を一層進め、国際都市としての機能を高めてまいります。
例えば、府立大学においては、これまでから学生、研究者の国際交流を積極的に推進しており、この間21の国と地域・56大学・2研究機関と国際交流協定を締結し、現在、167名の留学生を受け入れています。今後とも、こうした取組みをはじめとする府立大学の国際化を推進し、世界に通用する高度研究型大学を目指してまいりたい。

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