印刷

更新日:2017年3月24日

ページID:26306

ここから本文です。

さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例28

貝塚市立浜手地区公民館 「出かける防災・使える防災」

活動のあらまし

貝塚市立浜手地区公民館は埋立て造成地内にあり、周辺は防潮堤で囲まれてはいるものの、地震による液状化の不安があります。また旧臨海部も海抜の低い地域で3本の河川に挟まれており、地震・台風・集中豪雨などへの備え・避難等の課題が大きいことから、「防災関連情報の提供」・「防災意識の向上」、および、「地域やグループなどの互助・共助の気運と体制構築」を目的とした活動を始めました。地域やグループの要請に応じ、災害時に使えることを重視して、「非常持出袋の中身」・「乳幼児がいる場合に災害時に準備するものや持ち出し方」・「身近にあるものの活用法や情報収集」・「家族との連絡方法」等の学習、および、クロスロードゲーム等を活用した防災・減災について考えるグループワークなどを実施しています。

活動のポイントとエピソード

ここがポイント1 公民館の職員が講師!

東日本大震災の後、公民館の職員の間で、防災啓発の取り組みを「やらなければ」という意識が一層強くなりました。普段の生活に取り入れられるちょっとした知恵や工夫などを身近な場所で地域の人が集い共に考える機会を作ろうと、職員自らが防災の講師となって出前講座を始めました。公民館が出向いて講座を開催することで、公民館まで出て来ることができない方にも参加してもらえる取組みになるとともに、地域全体の防災意識を高めることにもつながっています。

ここがポイント2 進化する講座と非常持出袋!

講座を開催する前には毎回必ず、依頼先と打合せを行い相手の要望を聴いてしっかりと準備して講座を開催しています。参加者からも、身の回りにある物を非常時に使えるようちょっと工夫し準備していることなど、さまざまな情報が寄せられ、出前講座に行けばいくほど、より良い講座に進化しています。特に、参加者数人に持ってきてもらっている非常持出袋は、互いに見せ合うことにより次の講座では中身が充実し進化してきており、参加者の防災の備えが向上していることが窺えます。視覚障がい者対象の講座からの依頼に対応することによって、災害弱者の視点も加わるようになりました。

ここがポイント3 防災・減災につながる講座の工夫!

出前講座以外にも、専門の講師による古武術やアウトドアの体の使い方を利用した救助方法の学習や、NPOとの協働で小学生対象のキャンプなども行っています。こうした防災・減災関連の他の講座の中で出前講座参加者の声や工夫を紹介したり、他の講座での情報を出前講座でも活用するなど、相互作用により講座の充実を図っています。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?