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さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例24
大東市立生涯学習センターアクロス 「だいとう地域塾」
活動のあらまし
「だいとう地域塾」は平成21年から続く地域の魅力を発信する活動で、平成25年からは「子育て世代の流入促進」のキーポイントとなる子どもにも焦点を当てた活動を行っています。地域に伝わる民話・伝承をもとに、昔大東にいたという妖怪にまつわるお話やワークショップを開催し、妖怪ゆかりの地を訪れるフィールドワークなどを通して地域の魅力を再発見し、市民活動のきっかけを提供しています。
活動のポイントとエピソード
ここがポイント1 子どもに地域の魅力を伝える -市の資料や施設などの現存の資源を活用-
だいとう地域塾は、「川」「まち歩き」「伝承」を軸に年間10数回の講座を実施しています。「伝承」の講座を企画する際、子どもが親しみやすいテーマを探していたところ、市作成の資料である「大東市文化財ガイドブック」の中の民話を発見し、“大東市にゆかりのある妖怪”をテーマにすることにしました。妖怪は多くの子どもたちの興味・関心を呼び、子どもたちとその保護者の参加につながりました。また、学んだ成果を発表する機会として、人が集まる駅前広場で「こども妖怪仮装行列」を行ったり、歴史民俗資料館と連携して展示を行うなど、参加していない子どもたちにも地域の魅力を伝える(伝承する)機会をつくっています。
ここがポイント2 地域の魅力を大人にも伝承 -子どもと大人を対象にした講座づくり-
だいとう地域塾では「伝承」や「川」への取組みを行う際に、子どもを対象とした講座であっても、大人が学んで帰ることができるよう、2つのエンドユーザーを意識した講座づくりをしています。これにより子どもだけでなく、保護者や地域の大人など、より多くの人に地域の歴史や文化に興味を持ってもらえるよう積極的に取り組んでいます。
ここがポイント3 地域人材の活用! ―つながりをさらに広げる―
だいとう地域塾では必ず、地域の人材を巻き込んだ企画を行っています。「川」「まち歩き」「伝承」それぞれのテーマに沿って、川への関心を高める取組みや、相撲の朝稽古の見学、手作り地車の見学会など、それぞれのテーマに関わる市民団体、協会、保存会などに出向いて協力者を発掘・依頼し、協働して講座を実施しています。また、それぞれの講座の協力者や生涯学習センターの講座を受講された方に「だいとう人財問屋(人材登録バンク)」への登録もオススメしています。登録者が活動する場を広げるため、さまざまな団体等に広く周知して、つながりがさらに広がるように取り組んでいます。その際、互いがより高めあえる「win-winの連携づくり」になることを意識してよい関係をつくり、次への活動につなげています。