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さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例1
柏原市 堅下南小学校区青少年健全育成会「学校支援の活動」
活動の概要
堅下南小中学校区の学校支援の活動は、これまでからさまざまな地域活動を行ってきた青少年健全育成会が中心となって取り組んでいます。平成22年度に小中一貫校となったことにより、小・中それぞれにあった二つの青少年健全育成会が一つにまとまりました。子どもの健やかな成長を支援するため、地域ふれあいフェスタの実施、小学校におけるグラウンドの芝生の管理や芝生の上での読み聞かせ、放課後子ども教室、夏休みの巡視、通学合宿(平成23年度)などさまざまな活動に取り組んでいます。同校区の青少年健全育成会は、学校支援を行うにあたり活動内容に基づいて専門の委員会を設けており、地域の区長、青少年指導員やこども会育成会などさまざまな団体がいずれかの委員会に入り、各活動をサポートする体制を作りあげています。
活動のエピソード
1 組織づくり
学校支援の活動を行うにあたり、委員会方式を導入し、「緑化」「のびのびルーム」「フェスタ実行」の各委員会を組織している。構成団体ごとに所属希望の委員会を聞くようにしているため、各構成団体は得意とする分野を担当することができ、活動を無理なく円滑にすすめることができる。
ここがポイント1
- 各団体が納得できる体制づくり
特定の委員会に各団体の所属希望が集中した場合は、健全育成会が、団体間の調整を行い、納得したうえで各団体の所属委員会が決定されている。
2 PTAを核としたネットワークづくり
中学校PTA会長が次年度に校区の健全育成会会長となり、小学校のPTA会長が副会長をすることになっている。
このルールがあることと、従前からのつながりにより、活動を行う際の協力体制が得やすくなるとともに活動する人のスキルアップも期待でき、新しいキーパーソンの参入につながっている。
ここがポイント2
- PTAのつながりを継続させる
PTA活動には毎年新しい人が加わるので、このつながりを継続することで、新たなキーパーソンをまき込み、人材発掘につなぐことができる。
3 小中一貫による活動等の見直し
健全育成会が一つにまとまったことにより、小・中学校それぞれで行っていた同種の会議を一つにまとめた。
また、活動についても大学サークルと連携して実施している小学校での放課後学習教室を、中学校でも継続して実施することができるようになっている。
ここがポイント3
- 小中一貫の利点を活かす
小中一貫校になったことを契機に、小中学校全体を見渡した事業計画ができるようになり、子どもの発達段階に応じて継続した活動を行うことができる。
問合せ先
柏原市教育委員会社会教育課 072-972-1688