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更新日:2012年4月2日

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さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例9

田尻町立中学校区地域教育協議会 「たじりtry・あんぐる」

活動の概要

田尻町立中学校区地域教育協議会「たじりtry・あんぐる」は田尻川クリーン作戦、登下校時の安全指導、園庭開放、親子の料理教室、小学校4年生から6年生を対象に町の公民館での通学合宿の実施などさまざまな取組みを行っています。「地域のみんなで子どもたちを育てていこう」という思いのもと、活動を始めたころは小学校・中学校に通う子どもたちを対象に事業を実施していました。その後、家庭が生活の中心になっている就学前の子どもとその保護者にも地域活動に参加してもらう取組みも必要であるとの考えから、乳幼児とその保護者が参加できる事業も実施するようになり、より多くの人がより多くの地域の人とつながることができるような取組みを行っています。

活動のエピソード

1 多くの人に参加してもらう

子どもとその保護者には屋外活動が好きな人もいれば、屋内での活動が好きな人もいるので、屋外事業、屋内事業の両方を実施している。また、男性の保護者も参加しやすいように土曜日にも事業を行っている。このように事業内容や実施日を工夫することで、より多くの人が参加できるように企画をしている。

ここがポイント1
  • 父親が参加できる活動
    園庭開放や親子の料理教室など子どもが小さい時から父親が親子で参加できる事業を実施することで、就学前から地域の活動に参加してもらい、地域とのつながりを早いうちからつくってもらうようにしている

2 地域のみんなで学びを深める

環境保全について学習した子どもたちが、その学びをさらに深めるために地域の環境保全活動に取り組んでいる団体と一緒になって田尻川の清掃活動に取り組んでいる。地域住民にも参加を呼びかけ、子どもたちは地域の人と一緒に楽しみながら学びを深めることができている。

ここがポイント2
  • 既存の活動を学校の授業とリンク
    地域の大人が行っている活動を、子どもたちの授業とリンクした学習の場となるようコーディネーターがつなぎ、子どもたちと地域の人が一緒に学ぶことができている

3 顔の見える関係づくり

田尻町の通学合宿ではもらい湯を実施している。もらい湯については口コミで広がり、協力してくれる家庭がふえている。子どもたちはもらい湯をしたあと、その家の人と学校での出来事など世間話をしている。子どもたちがざっくばらんに話すことができることと、その家の人が「また遊びにおいで」と声をかけてくれることにより、子どもたちは安心感とうれしさでいっぱいになっている。

ここがポイント3
  • 子どもを核としたつながり
    子どもと地域の人だけでなく子どもの保護者ともらい湯先の家庭など地域のいろいろな人とのつながりもでき、世代の異なる家庭どうしが知り合うきっかけになっている

問合せ先

田尻町教育委員会指導課 072-466-5002

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