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更新日:2023年4月1日

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建設工事におけるICT活用工事の推進(大阪港湾局)

大阪府におけるICT活用工事の取組み

建設現場における生産性向上、品質確保、安全性向上、熟練労働者不足への対応等の諸課題に対応するため、ICTの全面的な活用等の施策を導入することにより、施工プロセスの最適化を図るi-Constructionの取組みが、国土交通省により推進されています。大阪港湾局でも、ICTの活用を図るため、以下のとおり起工測量から検査までの一連の施工プロセスにおいて3次元データを活用する「ICT活用工事」の推進に取組んでいます。

ICT活用工事の概要

ICT活用工事とは、施工プロセスの各段階において、以下に示すICT施工技術を全面的に活用する工事です。なお、施工プロセスは、全てのプロセスを原則としますが、現場条件等により一部のプロセスのみを選択して実施することも可能とします。ただし、「(3)ICT建設機械による施工」のみを選択する場合を除き、複数のプロセスを選択するものとします。

  • (1)3次元起工測量
  • (2)3次元設計データ作成
  • (3)ICT建設機械による施工
  • (4)3次元出来形管理等の施工管理
  • (5)3次元データの納品

ICT活用工事の対象工事

大阪港湾局が発注する工事のうち、原則として下記工種を含む土木工事を対象とします。

  • 1)土工(当該工種のICT活用工事を「ICT土工」という。)
    • 道路土工、河川土工、海岸土工
  • 2)舗装工(当該工種のICT活用工事を「ICT舗装工(路盤)」という。)
    • 舗装工、付帯道路工
  • 3)河川浚渫工(当該工種のICT活用工事を「ICT河川浚渫工」という。)
    • 浚渫工
  • 4)作業土工(床掘)(当該工種のICT活用工事を「ICT作業土工(床掘)」という。)
  • 5)付帯構造物設置工(当該工種のICT活用工事を「ICT付帯構造物設置工」という。)
    • コンクリートブロック工、緑化ブロック工、石積(張)工、側溝工、管渠工、暗渠工、縁石工、基礎工、海岸コンクリートブロック工、コンクリート被覆工、護岸付属物工
  • 6)法面工(当該工種のICT活用工事を「ICT法面工」という。)
    • 植生工、吹付工、吹付法枠工
    • 法面整形工(土工量1000立方メートル未満)
  • 7)地盤改良工(当該工種のICT活用工事を「ICT地盤改良工」という。)
    • 安定処理工、固結工(中層混合処理、スラリー攪拌工)
  • 8)舗装工(修繕工)(当該工種のICT活用工事を「ICT舗装工(修繕工)」という。)
    • 切削オーバーレイ工、路面切削工
  • 9)構造物工(当該工種のICT活用工事を「ICT構造物工という。」)
    • 橋台工、RC橋脚工
    • 橋梁上部工
    • 矢板工
    • 既成杭工
    • 場所打杭工
    • 擁壁工
  • 10)浚渫工(港湾)(当該工種のICT活用工事を「ICT(浚渫工(港湾))という。」)
    • 浚渫工(港湾)

ICT活用工事の発注方式

  1. 発注者指定型
    発注者の指定によりICT活用工事を実施します。特記仕様書等によりICT活用工事の対象であることを明示し、積算基準に基づき必要な経費を計上して発注します。発注者指定型には2種類あり、(1)~(5)のすべてを発注者が指定する「完全型」とプロセスのうち一部を指定する「一部型」があります。原則として、各要領に基づき発注者指定型を選定しますが、それ以外の工事についても、ICT活用工事に適した工事を選定し、発注者指定型により発注することがあります。
  2. 施工者希望型
    上記発注者指定型以外の対象工事においては、従来積算により発注し、契約後に受注者からの協議によりICT活用工事を実施する場合は設計変更の対象とし、実績に応じて積算基準に基づき必要な経費を計上します。

ICT活用工事実施方針・実施要領等(令和5年度)

ICT活用工事実施方針・実施要領・積算要領等(令和4年度)

積算要領については、令和4年4月より国土交通省の積算要領に準拠することとします。

参考リンク

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