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グラフィックレコーディングから「見る」「知る」「活かす」! ハルカス大学連携講座の軌跡
主催大阪府、協力「ハルカス大学」プロジェクト(※) YuMake合同会社、大阪市環境局で実施した、「データ」の観点から身の回りの「環境問題」を知り、考え、まわりに伝えるとともに、身近なくらしに「データ」を活かしていくことをめざす、「データを見る・知る・活かす!持続可能なくらし創造プロジェクト」。
令和3年度はハルカス大学(外部サイトへリンク)と連携した講座全5回を実施しました。
このページでは5回分の講座の内容を、グラフィックレコーディングを使ってまとめています。
グラフィックレコーディングはあるが ゆう様に作成いただきました。
ぜひ最後までご覧ください!!
※ハルカス大学は、あべのハルカスキャンパスフロア(23階)に入居している大学と企業がつながってできた学びのプロジェクトの名称です。
学校教育法上で定められた大学ではありません。
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第1回
令和3年6月20日に開催した第1回講座。
新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言が発出・・・
急遽オンラインでの開催となりました。
テーマは「大気汚染」。講演とワークショップの2本立てです。
講演では株式会社南気象予報士事務所の南様をお招きし、気象と大気汚染データとのつながりや対応策などについて、世界から、そして大阪府からわかることをお話しいただきました。
ワークショップではYuMake合同会社の佐藤様を総括ファシリテーターにお招きし、参加者みんなで「大阪府の大気情報(外部サイトへリンク)」のデータを「可視化」しました。
講演から学んだことを活かして、シェアしたくなる作品ができました!
第2回
令和3年8月21日に開催した第2回講座。
またしても、新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言発出・・・
第1回講座に引き続き第2回も急遽オンライン開催となりました。
テーマは「温暖化」。
講演には株式会社バイオームの藤木様、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所おおさか気候変動適応センターの高井様をお招きしました。
藤木様には、生きもの図鑑アプリ「Biome」の特徴、大阪府でもみられる生きものデータからわかることを解説いただくとともに、「現場の気付きを集めることの重要性」についてご説明いただきました。
高井様には、私たちにとって身近な“大阪産(もん)”が、温暖化が進んだ未来の地球ではどのように変化していくのかご説明いただきました。
地球規模の話かと思いきや、自分の周りのことから温暖化の影響に気付くことができるんですね…!
講演のあとは、特別企画としてあべのハルカスのバックヤードツアーを実施!
急遽オンラインでの実施となったため、まるで自分が学生とともに現場を巡っているような映像に楽しい解説がついた“バーチャルツアー”となりました。
その後のワークショップでは、YuMake合同会社の佐藤様を総括ファシリテーターにお招きし、参加者みんなで大阪の気温の経年変化とともに変化してきたコトを可視化しました。
第3回
令和3年10月23日に開催した第3回講座。
新型コロナウイルスの感染拡大が一旦収束?!
この間に本事業初の対面とオンライン併用開催となりました!
テーマは「海洋プラスチック」。
この回から講座名は大阪弁からおしゃれになりました。
まず初めに大阪府と大阪市から、行政の観点から見た海洋プラスチックの「いま」と「みらい」についてお話ししました。
講演には株式会社ピリカの小嶌様をお招きしました。小嶌様には、泉大津市などでも導入されているごみ拾いSNS「ピリカ」をはじめとした、市民が集めたデータから見えてくる「海洋プラスチック問題の最新動向」について楽しくご説明いただきました。
海洋プラスチックの中で人工芝が大きな割合を占めるとは驚きです…!
続くワークショップでは、YuMake合同会社の佐藤様を総括ファシリテーターにお招きし、「Canva」を利用した「伝わる」データ可視化方法をみんなで模索しました。
第4回
令和3年12月19日に開催した第4回講座。
第4回講座は、第3回講座に引き続き対面とオンライン併用となりました!
第4回、第5回講座は連続講座です。テーマはいずれも「SDGs」。
第4回では講演に加えてSDGsカードゲームも行いました。
まず初めに大阪府と大阪市から、持続可能な社会に向けて目指すべき将来像をお話ししました。
続いて、YuMake合同会社の佐藤様による講演です。日常生活に役立つ、私たちができるデータ活用についてお話いただきました。
ワークショップでは「SDGs de地方創生」公認ファシリテーターである風の人研究所のサガワ ミユキ様をお招きし、カードゲームを行いました。
このカードゲームは対面参加者のみで実施。リアル開催ができて本当によかった…!
第5回
令和4年1月15日に開催した第5回講座。
直前まで対面での開催を検討し続けていましたが、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、急遽オンライン開催となりました。
講演には気象庁の高橋様、YuMake合同会社の佐藤様をお迎えしました。
高橋様には、気象を楽しく地域に活かしていく視点についてお話しいただきました。
佐藤様には、データ活用アイデアを行動に移す手段「シビックテック」による成功事例についてお話しいただきました。
講演のあとは本日の目玉、「環境データ可視化チャレンジ」です!
大阪府の環境データを視覚的に表現していただくこのチャレンジ。
応募者3名より、着目したデータや可視化したポイントなどについてプレゼンテーションをしていただきました。
どの方も着眼点が素晴らしく、日常に役立つものばかりでとてもよいチャレンジでした!
「見る」「知る」「活か…」せた?参加者のイマ
実は毎回の参加者の皆様に、申込時と受講後に2回のアンケートを実施してきました。
第1回からはもう8カ月、直近の第5回からでも早1カ月、実施した講座は、参加いただいた皆様にとって、くらしのなかのちょっとした気づきや「はじめるぞ!」のきっかけに
果たしてなったのか・・・?
この疑問を解決すべく、これまでの参加・申込者あてに改めてアンケートを実施しました。結果はコチラ!
詳細データはこちら⇒全体アンケート結果詳細版(アンケート結果詳細版(PDF:456KB)/アンケート結果詳細版(ワード:569KB))
回答にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
「見る」「知る」「活か…」したい!効果を計るデータ分析
講座するだけが仕事じゃない!ホームページアクセスにX(旧Twitter)アナリティクス、申込状況の時系列変化などなど、裏でうごくデータだってずーーーっと分析してきました!
そこで、ありきたりなアンケートのみならず、今回のプロジェクトを環境啓発ではなかなか目にしないような切り口からご紹介!
詳細データはこちら⇒データ分析詳細版(データ分析詳細版(PDF:266KB)/データ分析詳細版(PPT:269KB))
これからイベントしてみようかな、公式X(旧Twitter)はじめてみようかな、そんな方々の参考になれば幸いです。
おわりに
開催方法を新型コロナウイルスに振り回されつつも、参加者、関係者のみなさまのご協力のおかげで無事に全5回を終了できました。
参加してくださったみなさま、関係者のみなさま、誠にありがとうございました。
本プロジェクトを通じて、くらしのなかの変化に気づき、環境問題を少しでも“自分ごと”に感じていただければとても嬉しいです。
各講座の詳しいアーカイブページもございますので、ぜひのぞいてみてください!
↓↓アーカイブページはこちら↓↓
- 第1回「今日のお空、きげんよぅやってまっか?」実施結果
- 第2回「あれ?なんか昔と違わへん?!進んだんか?おんだんか」実施結果
- 第3回「今からはじまる、環境問題と向き合う時間 海プラ編」実施結果
- 第4回「今からはじまる、環境問題と向き合う時間 SDGsで知る未来の環境編」実施結果
- 第5回「今からはじまる、環境問題と向き合う時間 SDGsで知る未来の環境編」実施結果
また、本プロジェクトの内容をぎゅっとまとめた動画も作成しています!
YouTubeで公開していますので、ぜひ見てください。
下記アイコンをクリックするとまとめ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
今年度生まれた人の輪がもっともっと大きくなりますように…!