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第3回 私たちの未来をデザインする 環境データを暮らしに役立てよう 実施結果
令和3年度からはじまった、「データを見る・知る・活かす!持続可能なくらし創造プロジェクト」。
令和4年度は、高校生以上を対象として、私たちの暮らしを取り巻く環境事象を環境データから正しく理解し、毎日の生活で自分ができる行動を継続的に取り組んでいくための拠点をつくります。
第1回、第2回では環境問題を題材とした取組によって参加者間の繋がりをつくり、「環境データ」活用のための土台をつくってきました。2年間の締めくくり、第3回では環境問題を自分事として捉え、私たちの暮らしを便利でワクワクさせる「環境データ」の活用アイデアを考え、発表しました!
自分事として捉えるため、
「子育て」「健康」「暮らし」の身近な分野で「環境データ」との掛け合わせを考えました!
便利でワクワクする未来のデザインはたくさん生まれた?!当日の様子をぜひご覧ください!
目次
1.開催日時
令和5年2月4日(土曜日)13時から17時まで
2.プログラム
- (1)情報提供
大阪府・大阪市:環境データをはじめとしたオープンデータ活用の最新事例をご紹介! - (2)ワークショップ
講師:YuMake合同会社 代表社員 CEO 佐藤 拓也氏
3.講師等のプロフィール
講師
YuMake合同会社 代表社員 CEO 佐藤 拓也氏
大学院時代には、気象予測モデルを使用したシミュレーションを活用した事例研究を行う。
その後、SE、民間気象情報会社を経て、気象業界を変えるべく独立しYuMake合同会社を設立。
気象データの提供を通じて、アプリやWebサービス等の付加価値向上、データ分析サービスへの気象データ活用に取り組む。
2017年から2018年にかけては、ハルカス大学と共同で地域での気象情報活用を推進するイベント「ハルカス気象大学」を実施。
「気象は人の生活のどこにでも関わっている」ことから、Code for Ikomaの立ち上げを機に、視野を広めることも含めてCivicTechやGovTechの領域へも挑戦。
地域におけるオープンデータ活用・ITを活用した地域活性化、行政におけるデジタルトランスフォーメーション・働き方改革・EBPMなどの伴走型ワークショップなども実施している。
- 経歴等
YuMake合同会社 代表社員 CEO
総務省 地域情報化アドバイザー/一般社団法人 コード・フォー・ジャパン フェロー
Code for Ikoma Founder/防災士
グラフィックレコーダー
あるが ゆう氏
”即興描き”が得意な、グラフィックファシリテーター。
大学の卒業研究で「グラフィックレコーディング」を自らテーマにしたことをきっかけに、グラフィッカー歴7年目・全国で活動をしています。
原動力は、相手や知らない世界の「分からなさ」とそれを「知ること」。
普段は、港区のIT会社で事業開発の部門に所属し、新卒時から2足のわらじを奮闘中!
4.当日の様子レポート
今回も非常に多くの方に興味を持っていただき、定員を超えるお申込みでした!応募していただいた皆様ありがとうございます!受講前アンケートでは、申込者の4割以上が20代以下、今回はじめてイベントに参加してくださった方が全体の6割以上となり、学生も含めた幅広い世代に対する認知度の向上を感じる申込状況でした!
受付では参加者の皆様にはおなじみ、シールアンケートにご協力いただきました。
SDGsの17のゴールを5つの分野にわけ、興味のあるものにシールを貼ってもらいました。
結果は「地球」「人間」分野のゴールが最多となりました。「地球」分野は前回までと変わらずですが、今回は「人間」分野に興味を持っている人が多かったようです。
13時よりイベントスタートです!
当日は11名の20代から60代以上までの幅広い年代の方々にご参加いただきました。
プロジェクトの趣旨&当日プログラムはこちら!!なんとグラフィックレコーディングいただいちゃいました。
さあ!みんなで、「知識」×「実体験」から、環境事象を正しく知り、最新技術で便利でワクワクするデータ活用をスタートしましょう!
まずは大阪府から、プロジェクトの趣旨とこれまでの活動、さらに環境分野のオープンデータ活用事例についてご紹介!
そして、写真左側にご注目!
今回は、グラフィックレコーディングを志す学生さんが初チャレンジした回でもありました!
あるが様とともに、リアルタイムですらすらすらっと記録くださいました。
「データを活用してよ」なんて、他力本願だけでは終わりませんよ!
実は大阪府、実際の活用事例も世の中に送り出すべく奮闘しています。
大阪府で唯一のリアルタイム公表データサイトである「大阪府の大気情報」や「大阪府赤ちゃんの駅マップ」など、最新情報を交えてご紹介しました。
今後も「環境データ」を活用した事例を増やしていきますので、是非大阪府の「環境データ」活用事例を覗いてみてください。
大阪府の説明が聞きたくなった方、もう一度聞きたい方、アーカイブ動画をぜひチェック!!
下記アイコンをクリックするとアーカイブ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
続いて大阪市より、「大阪市オープンデータポータルサイト」についてご紹介いただきました!
同サイトは二次利用をより強く意識したものとなっており、大阪市が保有する多様な公共データが、オープンデータとして掲載されています。これにより、市民の行政参画の推進や地域コミュニティの活性化だけでなく、行政の透明性の確保にも役立つものとなっています。
ぜひ「大阪市オープンデータポータルサイト」(外部サイトへリンク)をご覧ください!
大阪市の説明が聞きたくなった方、もう一度聞きたい方、アーカイブ動画をぜひチェック!!
下記アイコンをクリックするとアーカイブ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
続いて、YuMake合同会社 佐藤様より、本日のワークショップの検討テーマである「子育て」「健康」「暮らし」のデータ活用事例をご紹介いただきました。ワークショップに向けてインプットした情報を整理していきます!
ここまでのグラフィックレコーディングはこちら!
ばらばらの話題から、それぞれが意図する「データ活用」の繋がりが見えてきて面白いですね!
続いて、本日のメイン!「環境データを暮らしに役立てよう」ワークショップです!
まずは個人ワークで徹底的にアイデアを書く!書く!書く!書く!
(ひえー思いつかない。あらっ、お隣のアイデア見てなんだか浮かんできた!!)
続いて、2人組をつくり、アイデアを共有しつつブラッシュアップしていきます。
(おお!こんな視点があったのか!発見発見!)
ここからはグループワークです!!
アイデアスケッチをもとに、3人グループで1つのアイデアをまとめていきます。
視点は「何のデータを使用するか」「ターゲットは誰か」「何の社会課題を解決するのか」です。60分後にパワーポイントや模造紙にまとめて発表です!
(世代も性別も関係なく、自由闊達な意見交換がどのチームでもされています!)
60分終了!!
4グループから、それぞれのアイデアを発表しました。
イラストの図解、バッチリのパワーポイント、寸劇など、グループの個性が光っていました!
アイデアは関係者により「YuMake賞」「ハルカス大学賞」「阪南大学賞」「大阪府賞」を選定!
結果は以下のとおりです。
賞 | 環境データ×○○ | タイトル | 概要 |
---|---|---|---|
YuMake賞 |
自分の情報 |
なにしてあそぶ? |
AIに自身の情報(趣味や嗜好など)と環境データ(気候、防災、給水スポットなど)との掛け合わせで、 |
ハルカス大学賞 | 地図 ポイント還元 |
ごみへらそ! |
ごみ箱やポイ捨て状況を見える化し、ごみ箱を適正な場所に設置したり、 |
阪南大学賞 |
地図 |
ハッピ~ル~ト |
季節によって変化する環境データ(日射量や暑さ指数)、給水スポットなどと |
大阪府賞 | 口コミ情報 | 日々の暮らしを快適に! |
環境データ(気温、湿度など)とリアルタイムに収集される口コミの掛け合わせで |
たくさんの素晴らしいアイデアをありがとうございました!
ワークショップで得たたくさんのアイデアは、今後のプロジェクトでアプリケーション等により社会実装できないか、検討していく予定です!
この過程に携わりたい方、ご興味を持たれた方、ちょっと話を聞いてみたい方、大募集です!!
お気軽にご連絡ください。
大阪府 環境農林水産部 環境管理室環境保全課 環境監視グループ
E-mail:kankyohozen-01@gbox.pref.osaka.lg.jp
以上、当日の様子でした!
イベントの様子はYouTubeでも配信中!ぜひ覗いてみてください。
下記アイコンをクリックするとアーカイブ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
5.イベントに関連するデータ
- 大阪府の大気情報(外部サイトへリンク)
大阪府内の大気を毎日測定、1時間ごとのデータをリアルタイムで公表しています。最大50年以上前からご提供が可能です!
気温や風、光化学オキシダントやPM2.5など、実は意外と身近な項目がたくさんありますよ! - 大阪府赤ちゃんの駅マップ(外部サイトへリンク)
大阪府内の外出先で「赤ちゃんの駅」の場所を確認できるデジタルマップです。赤ちゃんを連れて外出される方が、外出先で授乳やおむつ替えをすることができるスペースを「赤ちゃんの駅」として設置しています。
(現在は環境データの提供は行っておりません。) - 大阪府オープンデータカタログサイト(外部サイトへリンク)
大阪府が公開しているさまざまなオープンデータを掲載しています。データは二次利用しやすい形式で公開していますので、ぜひご活用ください。 - 大阪市オープンデータポータルサイト(外部サイトへリンク)
最先端ICT都市の実現に向け、市民サービスの向上、ビジネスの活性化を目的として、大阪市の保有する地理空間情報や統計情報などの公共データを、二次利用が可能なオープンデータで公開しています!
6.もっと詳しく知る!つながる!第3回講師等の情報
「ハルカス大学」プロジェクト
X(旧Twitter)(外部サイトへリンク)/Facebook(外部サイトへリンク)
YuMake合同会社
X(旧Twitter)(外部サイトへリンク)/Facebook(外部サイトへリンク)
あるが ゆう氏
大阪市 デジタル統括室
大阪府 環境農林水産部 環境管理室
※画像クリックで各社・団体・個人のホームページにリンクします。
7.参加者アンケートの結果
参加者11名中8名の方にご回答いただきましたアンケート結果です!
回答者の7割以上が「今後の行動を変えるきっかけになりそう!」と回答してくださいました。
ご協力ありがとうございました。
8.データを見る知る活かす実践編
第3回の広報を戦略的に分析して次に活かすために、申込者数やX(旧Twitter)の表示回数を可視化してみました。その結果をちょっとだけシェアします。
事業公式X(旧Twitter)を更新した日は表示回数が多いという傾向が見られます。
また、イベントの当日・翌日もX(旧Twitter)の表示回数が多かったです。
※X(旧Twitter):「データを見る知る活かす!持続可能なくらし創造プロジェクト」事業公式X(旧Twitter)(令和3、4年度に運用)
本プロジェクトは、令和5年度以降はハルカス大学が運営主体となって継続していきます!
大阪府では、これまでと変わらずホームページ等で随時ご紹介していきますので、引き続きご注目ください!
本プロジェクトの運営側になってくれる方を大募集です!
ぜひ参加してみたい、関わってみたいと思った方は、お気軽にご連絡ください。
大阪府 環境農林水産部 環境管理室環境保全課 環境監視グループ
E-mail:kankyohozen-01@gbox.pref.osaka.lg.jp