ここから本文です。
第2回 SDGsにつながる身近な環境配慮やデータ利活用を考えよう 実施結果
令和3年度からはじまった、「データを見る・知る・活かす!持続可能なくらし創造プロジェクト」。
令和4年度は、高校生以上を対象として、私たちの暮らしを取り巻く環境事象を環境データから正しく理解し、毎日の生活で自分ができる行動を継続的に取り組んでいくための拠点をつくります。
第1回は環境も含めて視野を広く持ち、暮らしを俯瞰するため、「SDGs」をテーマにカードゲームで参加者間のつながりを作りました!
第2回は、「SDGsにつながる身近な環境配慮やデータ利活用を考えよう」をテーマに、あべのハルカスの環境配慮を見学するとともに、気象観測を体験して、環境データ等の活用を考えていただくイベントを実施しました!
あべのハルカスで活用されているお天気や廃棄物の活用事例は、自分に関係のない対岸のハナシ?!
気象分野で進む、マーケティングや集客へのデータ利活用って何だろう?
データ利活用の事例を知ることで、私たちの暮らしをより便利にしたり、ワクワクしたり、新たな取組みをはじめる発見はあった?!
当日の様子から見ていきましょう。
目次
- 開催日時
- プログラム
- 講師のプロフィール
- 当日の様子レポート
- イベントに関連するデータ
- もっと詳しく知る!つながる!第2回講師等の情報
- 参加者アンケートの結果
- SNSでの周知・取組状況
- データを見る知る活かす実践編&次回以降のお知らせ
1.開催日時
令和4年10月8日(土曜日)13時30分から16時00分まで
2.プログラム
- (1)情報提供
大阪府・大阪市:環境データ活用や再生可能エネルギー普及の取組事例をご紹介! - (2)あべのハルカスバックヤードツアー
講師:近鉄不動産株式会社 西畑 宏昭氏 - (3)体験!観天望気
講師:気象庁 大気海洋部 高橋 宙氏
3.講師等のプロフィール
近鉄不動産株式会社 西畑 宏昭氏
1987年大阪大学工学部電気工学科卒業。同年近鉄日本鉄道入社。
以来、鉄道23年、ホテル6年、不動産6年在籍し、けいはんな線建設や伊勢志摩サミットの施設管理の責任者やあべのハルカスの施設管理などを担当。
なかでも、あべのハルカスのバックヤードツアーに関しては企業様の見学等を含めて100回以上を担当。
<講師からのコメント>
日本一の「あべのハルカスのバックヤードツアー」の魅力を至るところで発信してきましたが、新聞・テレビ・ラジオに出演したことは一生の思い出です。是非皆様もあべのハルカスにお越しください。
気象庁 大気海洋部 高橋 宙氏
気象大学校卒。各地の気象台、気象研究所、気象庁気象情報課、大阪管区気象台等を歴任。
気候変動やヒートアイランド分野、リスク管理における気象情報の活用技術等において、地方自治体や産業界を支援している。
4.当日の様子レポート
今回は非常に多くの方に興味を持っていただき、情報解禁から1週間で定員に達しました!参加をご検討いただいていた方は申し訳ございません!
当日は16名の20代から60代以上までの幅広い年齢の方々にご参加いただきました。
そして今回はじめてイベントに参加してくださった方が全体の9割以上でした!
前回のイベントに引き続き、参加者の皆様には、受付でシールアンケートにご協力いただきました。
今回のイベント名に関連して「興味のあるゴール」を大調査!
SDGsの17のゴールを5つの分野にわけ、興味のあるものにシールを貼ってもらいました。
結果は「地球」が圧倒的多数となりました!主催が環境部局だからでしょうか。環境に関連のあるゴールに興味を持っていらっしゃる方が多いようです。
13時半よりイベントスタートです!
まずは大阪府から、イベントの趣旨と環境データの活用事例についてご紹介しました!
下記アイコンをクリックするとアーカイブ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
今回は、今年(令和4年)9月に公開したホットな話題をご提供!
「大阪府赤ちゃんの駅マップ」と環境データのコラボレーション事例をご紹介しました。
「環境データ」は、上手に使えば私たちの暮らしをより便利で快適にする有力な手段になります。この手段を、本プロジェクトで今後も一緒に考えていきましょう!
大阪府でも「環境データ」の活用事例を随時ホームページで公開していきますので、是非覗いてみてください。
続いて大阪市より、電気自動車や地下熱の効率的な利用方法、また、市が実施する環境施策の現状についてご紹介いただきました!
下記アイコンをクリックするとアーカイブ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
続いて、本日のメインの1つ目、あべのハルカスバックヤードツアーです!
「バックヤード」だけに、通常ではお目にかかれない業務用エレベーターに乗り込んで出発します。
まずは17階から延びる高さ約100メートルの上部が吹き抜けになっている場所です。自然光や外気を取り込むことで照明負荷を軽減したり、空調利用したり、省エネ効果があるそうです。
続いて一気に地下5階へ移動。
百貨店やホテルの厨房で発生した生ごみ等を使っての「バイオガス発電」を見学!
微生物の働きを利用したバイオガス発電導入の際には、微生物が飲食店から出る廃棄物に含まれる油に負けてしまうことが大きな問題になり、中華街で有名な神戸市にアドバイスをいただいたんだとか!
また、あべのハルカスのタワー館15階南面には太陽光パネル、ウイング館屋上には風力発電設備が設置されています。
これら自然エネルギーと既存の電力や蓄電池との組み合わせにより、ビル全体で省エネかつ、安定的な電力供給をしているそうです。
ゴールは58階の展望台です!大阪が一望できて最高の眺めですね。バックヤードツアーはここで終了です。
バックヤードツアーのあとは、気象講座です!
まずは、「展望台からどこまで見えるか」ゲーム!
この日はお天気も良く、大気汚染物質も少なく、遠くまで見渡せました。私は大阪城(約5km)を発見しました!
60年前の大阪府は大気汚染問題が深刻で、あべのハルカスの高さから地面が見えないくらいの時もあったようです。今、きれいに下の景色を楽しむことができるのは府民のみなさまのおかげですね。
現在気象データは、自動販売機のホットとアイスの切り替え時期の判断や、プールの入場者予測などに活用されており、実は私たちの暮らしに深く関わっていることをご紹介いただきました!
以上、当日の様子でした!
イベントの様子はYouTubeでも確認できます。ぜひ覗いてみてください。
下記アイコンをクリックするとアーカイブ動画にリンクします。
(外部サイトへリンク)
5.イベントに関連するデータ
- 赤ちゃんの駅マップ(外部サイトへリンク)
大阪府内の外出先で「赤ちゃんの駅」の場所を確認できるデジタルマップです。赤ちゃんを連れて外出される方が、外出先で授乳やおむつ替えをすることができるスペースを「赤ちゃんの駅」として設置しています。
(現在は環境データの提供は行っておりません。) - 大阪府オープンデータカタログサイト(外部サイトへリンク)
大阪府が公開しているさまざまなオープンデータを掲載しています。データは2次利用しやすい形式で公開していますので、ぜひご活用ください。 - 気象情報を活用して気象の影響を軽減してみませんか?(気象庁)(外部サイトへリンク)
気候リスク管理に役立つツール・情報や活用事例などが掲載されています。今回ご紹介いただいた「プール入場数と気温との関係の調査」のほか、家事やアパレル分野と気象データの掛け合わせ事例など事例多数! - 気象ビジネス推進コンソーシアム(外部サイトへリンク)
産学官連携による気象データのビジネスへの利活用事例と気象データに関するAPIサービスがまとめられています。フリーワード検索で「光化学スモッグ」や「PM2.5」データの活用事例がすぐに見つかります! - 大阪府の大気情報(外部サイトへリンク)
大阪府内の大気を毎日測定、1時間ごとのデータをリアルタイムで公表しています。最大50年以上前からご提供が可能です!
気温や風、光化学オキシダントやPM2.5など、実は意外と測っている項目がたくさんありますよ! - 大阪府におけるSDGsの取組み
イベントを機にSDGsに関心を持ってくださった方へ!大阪府ではSDGsに関して様々なプロジェクトを展開しています!
6.もっと詳しく知る!つながる!第2回講師等の情報
気象庁
X(旧Twitter)(外部サイトへリンク)/YouTube(外部サイトへリンク)
「ハルカス大学」プロジェクト
X(旧Twitter)(外部サイトへリンク)/Facebook(外部サイトへリンク)
大阪市 環境局 環境施策部 環境施策課
<大阪市環境局>
X(旧Twitter)(外部サイトへリンク)/YouTube(外部サイトへリンク)
<大阪市環境局環境学習情報サイト なにわエコスタイル>
X(旧Twitter)(外部サイトへリンク)/Facebook(外部サイトへリンク)/Instagram(外部サイトへリンク)
大阪府 環境農林水産部 環境管理室
※画像クリックで各社・団体・個人のホームページにリンクします。
7.参加者アンケートの結果
12名の方にご回答いただきましたアンケート結果です!
ご協力ありがとうございました。
今回の講義はあなたの行動を変えるきっかけになりそうか?という質問に対して、回答者全員が「今後の行動を変えるきっかけになりそう」と回答してくださいました!
また、「データを見る・知る・活かす!持続可能なくらし創造プロジェクト」について知っていたかという質問に対しては、75%の方が今回初めて知って初参加、17%の方が以前から知っていたが今回初参加と回答してくださり、初めて参加される方が約9割という結果になりました。
8.SNSでの周知・取組状況
講座にご参加いただいたみなさん、ご自身の取組みをSNSで発信しましょう!また、本日のお仲間の取組をフォローしましょう!
参加できなかったみなさん、参加された方の講座後の周知・取組状況をウォッチングしてみましょう!
ハッシュタグは「#環境データ活用」「#大阪府常時監視」です。
9.データを見る知る活かす実践編&次回以降のお知らせ
第2回の広報を戦略的に分析して次に活かすために、ホームページアクセスやX(旧Twitter)インプレッションを可視化してみました。その結果をちょっとだけシェアします。
トップページの閲覧数は、ハルカス大学等のメルマガ配信をきっかけに閲覧数がアップするという傾向が見られました。
また、X(旧Twitter)の表示回数は初日からイベント前日まで伸び悩みましたが、イベント当日はX(旧Twitter)で実況を行っていたこともあり、表示回数は700回を超える表示回数を記録しました。
※X(旧Twitter):「データを見る知る活かす!持続可能なくらし創造プロジェクト」事業公式X(旧Twitter)(令和3、4年度に運用)
トップページ:データを見る・知る・活かす!持続可能なくらし創造プロジェクトのページ
事業ページ:トップページの1階層下、第1回の詳細情報を掲載したページ(本ページの前身)
また、本プロジェクトの運営側になってくれる方も大募集です!
ぜひ参加してみたい、関わってみたいと思った方は、お気軽にご連絡ください。
大阪府 環境農林水産部 環境管理室環境保全課 環境監視グループ
E-mail:kankyohozen-01@gbox.pref.osaka.lg.jp