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野生鳥獣に関すること
目次
傷ついた鳥獣、ヒナを見かけたら
傷ついた野生鳥獣を見かけたが、どうしたら良い?
→野生鳥獣はペットとは異なり、自然の中で生活しているため、他の生物を襲ったり他の生物に襲われたりすることや気象条件等により弱ることは、自然の摂理であるとも言えます。
生物多様性保全の観点からも、傷ついた野生鳥獣を見つけた場合は、そのままそっとしておいてください。
ただし、明らかに人間活動の影響で傷ついた場合で、野生鳥獣救護ドクター制度の条件を満たす場合は、制度の対象となる場合がありますので、ご確認の上、当事務所にご連絡ください。
落ちているヒナを見かけたが、どうしたら良い?
→「野鳥のヒナは拾わないで(動物愛護畜産課野生動物グループ)」をご参照ください。
野生鳥獣でお困りの方へ
農業被害
大阪府では、農作物鳥獣被害防止対策事業などにより、農作物鳥獣被害対策(農政室推進課)を実施しています。
イノシシ
当事務所管内では、これまで、東大阪市、八尾市、柏原市で特に分布していましたが、近年、交野市や四條畷市等の北河内地域にも分布が拡大しており、
生駒山系全域で、対策の強化が必要です。
イノシシの農業被害対策は、(1)被害防除対策、(2)環境管理、(3)個体数管理の3つをセットで行うことが大切です。
- (1)被害防除対策 防護柵の適切な設置、維持管理
- (2)環境管理 イノシシの隠れ家となる耕作地に近接した藪の刈り払い、エサとなる収穫残渣を出さない
- (3)個体数管理 狩猟・有害捕獲の推進
大阪府では、「大阪府イノシシ第二種鳥獣管理計画」を策定しています。
アライグマ
アライグマは本来日本に生息していない北米原産の動物であり、特定外来生物に指定されています。
安易にペットにされ、飼いきれずに捨てられる等した個体が野生化して繁殖し、様々な問題を引き起こしています。
中部地域は、府内では被害の発生が比較的遅れてやってきましたが、近年捕獲頭数や被害が増加しており、積極的な捕獲が必要です。
大阪府では、外来生物法に基づく「アライグマ防除実施計画」を策定しており、市役所の捕獲者台帳に登録いただくことで、捕獲を行うことができます。
被害対策について詳しくは、アライグマの被害対策について(動物愛護畜産課野生動物グループ)をご参照ください。
ヌートリア
ヌートリアは南米原産の動物であり、特定外来生物に指定されています。
河川や湖沼で生活し、水際から10m以内にいることがほとんどですが、水稲や野菜等の農作物被害や、生態系への被害が発生しています。
中部地域では、八尾市、東大阪市を中心に、柏原市や枚方市等でも目撃されています。(ヌートリアの生息状況等について(動物愛護畜産課野生動物グループ))
ヌートリアは世界及び日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれており、初めは被害が小さくても、放っておくと被害が拡大してしまいます。
積極的に捕獲し、早期の防除対策を行うことが重要です。
生活環境被害
鳥獣の生活環境被害対策には、下記のページをご参考ください。
イタチ/ドバト/カラス/鳥類のねぐら(動物愛護畜産課野生動物グループ)
野生鳥獣の捕獲許可について
有害鳥獣を捕獲したい場合は、市役所で捕獲許可を得てご自身で捕獲いただくか、専門の業者にご相談ください。
市街地における野生動物の出没情報
通常見かけない地域で目撃されたサルやイノシシ等の出没情報を掲載しています。
令和6年度(中部地域)
令和5年度(中部地域)
令和4年度(中部地域)
関連リンク先(動物愛護畜産課野生動物グループ)
鳥インフルエンザについて
大阪府では、野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査を行っています。
水鳥や猛禽類が死亡している場合、もしくは同じ場所でたくさん野鳥が死んでいる場合は、調査の対象となる可能性がありますので、当事務所へご連絡ください。
鳥インフルエンザウイルスは通常の接し方では人に感染しないと考えられていますので、過度に心配する必要はありません。
※調査の対象外である場合、ご自身での処理をお願いする場合があります。公道で死んでいる場合は、道路管理者にご連絡ください。
詳しくは「野鳥における高病原性鳥インフルエンザ対応に対応について(動物愛護畜産課野生動物グループ)」をご参照ください。
その他
その他の大阪府の鳥獣行政について詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。