印刷

更新日:2014年8月29日

ページID:30811

ここから本文です。

人権学習シリーズ ちがいのとびら 冊子の構成

冊子の構成

人権学習シリーズVol.4『ちがいのとびら―多様性と受容―』は、多様性という観点に立脚して新しい人権教育の方向性を指し示そうとしています。

まず、第1章では、基本的な考え方や概念を論じます。多様性を尊重する人権教育、多様性を学ぶための場づくり、感情とエンパワメント、自己開示とカミングアウトなどです。

第2章では、いくつかのアクティビティを組み合わせた学習プログラムの例を紹介していきます。ここで紹介するプログラムは、いずれも1.私を知る、2.背景を知る、3.社会に働きかける、という流れで組み立てられています。学習プログラムのテーマとなっているのは、まず私たちの多様性に関連して、「多様な感情とその扱い」、「多様な見方・考え方」、「知ってる!知らない?わたしの立場」、「「ちがい」と「まちがい」」などとなっています。次いで、多様な立場の奥にある人権課題にアプローチする学習プログラムを位置づけています。「フツーの感覚?」、「ガラスの天井を越えて」、「さまざまな性と生」、「ニートは困った人?」などです。さらに、さまざまな人権課題に共通する視点や概念を深めるプログラムがそれに続きます。「“うわさ”をよむ」、「これぞ不平等?」、「オークション体験で考える平等」といったプログラムがそれにあたります。さまざまなテーマによる学習プログラムを知り、その土台にあるプログラム編成原理を身につけることによって、さまざまなアクティビティを使いこなしやすくなっていただけるものと期待しています。

その後の資料では、多様性の学習にかかわって参考となる資料を紹介しています。また、これまで財団法人大阪府人権協会が作成した、人権学習シリーズと『人権学習のプログラムづくり』も紹介しています。これらを手がかりにしていただけば、多様性の学習を皆さんの手で発展させる道筋が見えてきやすいのではないかと思います。

前へ 次へ≫ 目次へ

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?