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更新日:2010年4月19日

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平成22年度第9回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題3】

議題3 監査委員事務局長マニフェスト

※監査委員事務局長から資料をもとに説明

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資料3-1 平成21年度監査委員事務局長マニフェスト評価・検証シート(案)

平成21年度監査委員事務局長マニフェスト評価・検証シート(案)(PDF:30KB)

平成21年度監査委員事務局長マニフェスト評価・検証シート(案)(ワード:79KB)

資料3-2 平成22年度監査委員事務局長マニフェスト(案)

平成22年度監査委員事務局長マニフェスト(案)(PDF:58KB)

平成22年度監査委員事務局長マニフェスト(案)(PPT:182KB)

【知事】
資料3-1 4ページ監査意見指示事項の従来型でない、「不作為であったもの」、業務改善の例はなぜ従来やってなかったのか。

【監査委員事務局長】
従来は個別の問題点は指摘していたが、例えば「保健所検査における機器や検査技師の効率的な配置」のように、集約化して行政効果をあげなさいという意見までは言えていなかったのが現状。

【知事】

  • 監査について、僕の感覚は皆さんの感覚と決定的に違う。世界のトップ企業の経営陣は、まず監査役に力を入れる。監査は経営陣。監査をしっかりすることで、トップの方針が道を外れないことにつながる。
  • 議会のチェック機能は府民感覚のチェックで、専門的なチェックは監査。去年から新しい方針で取り組んでもらってきたが、監査は、府政運営を一緒に支えているという意識でやってもらいたい。
  • 職員の意識を変えてもらって、橋下府政を誤らせないために、どこを見ないといけないのか、何を意見しないといけないのかというところを大胆に出してもらいたい。最後の決定は私が責任をもってするので、とにかく出してもらうことが大事。
  • 部局とハレーションが起こるかもしれないが、監査のポジション、ステータスを考えないといけない。普通の会社では監査のステータスのほうが高い。今の行政の組織はそうではないのか。

【総務部長】
知事がおっしゃっているのは、今の仕組みでは、毎年テーマを決めてやっていた包括外部監査と呼ばれるものに近い。

【監査委員事務局長】
監査には、制度的な権限は与えられているが、従来の運用では、身内意識、独立意識の不足、専門性の不足によって甘くなっていたという点は禁じえない。

【知事】
事務局長がそこまで言われる監査事務局はなかった。近畿府県知事会で話すと、どの府県も「問題ない」といってきた。しかし、問題点があるならクリアしましょう。

【監査委員事務局長】
監査結果を知事部局が採用し、改善することが、監査の力を増していく原動力に繋がる。意見を言っても変わらなければ職員の意欲も落ちる。意見を取り入れて改善してもらえるような、きちっとした監査をしていかなければならない。

【知事】

  • 監査は府政運営に直結していることを、事務局長から現場の職員に伝えてもらい、積極的に意見出すようしてほしい。
  • 大阪府のやり方で進めていくと、外部監査がいらなくなってくる。自治法で義務化されており、やらざるをえないのか。

【監査委員事務局】

  • 自治法上、包括外部監査人は都道府県に必置です。法改正により平成11年度から実施している。最初は財務監査を中心にやってきた。最近は業績監査、政策の評価的な監査も見受けられる。
  • 今日の日経新聞に自治体監査の記事が出ていた。自治体の監査委員の監査は、全体としては、自治法の改正が伴うが、独立性専門性を強化する方向性となってきている。

【知事】
大阪府が国に提言したものが流れになっている。そのような意識で取り組んでもらいたい。

【監査事務局長】
これまでは、個々の職員の事務が間違っていると指摘するので皆が監査を煙たがっていた。むしろ、元となる制度そのもの、事業そのものを見直すべきという、担当職員が思っていることを引き出していけば、そのようなことはない。うちの職員にはそうやってくれといっている。

【知事】
現場の職員からすると、個別の細かなミスなどの指摘が人事などにつながるのが気になるのは当然。それよりも大きな話、事業や制度のあり方で監査してもらうようお願いする。

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