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更新日:2022年9月19日

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北部農と緑の総合事務所/農業・農空間の地域保全活動

農空間の保全・活動に向けた地域力による持続可能な農空間づくり

1.地域でまもる農空間(多面的機能支払事業)

農空間は、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成等の多面的機能を有しており、その利益は広く住民が享受しています。
しかしながら、近年の農業従事者の高齢化、地域の混住化等の進行に伴う集落機能の低下により、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。また、共同活動の困難化に伴い、農用地、水路、農道等の地域資源の保全管理に対する農家の負担の増加も懸念されています。
このため、地域の共同活動に対する支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進することにより、農空間の有する多面的機能の適切な維持・発揮を図ります。

活動内容

  • 1)農地維持の活動 : 農地法面の草刈り、水路の泥上げ、農道の路面維持など基礎的な共同活動
  • 2)資源向上の活動 : 地域住民を含む組織が取り組む、水路、農道等の施設の補修、植栽やビオトープづくりなど景観形成等の共同活動

北部管内では平成27年度から8地区(能勢町:西地区、東地区、豊能町:牧地区、高槻市:三箇牧地区、五領・大冠地区、茨木市:長谷・下音羽地区、豊中市:浜地区、摂津市:鳥飼八町地区)の組織がこの事業に取り組み、約700haの農地を対象に活動を実施しています。

→★今年度の多面活動地区の紹介(準備中)

活動の様子

能勢町西地区
(水路の泥上げ作業)

能勢町東地区
(地域住民による農道舗装)

豊能町牧地区1
(水路の植栽活動)

2.みんなでまもる棚田の風景(棚田保全活動)

「棚田」とは、山地の傾斜面に作られた田んぼのことです。その美しい景観は、府民の心のふるさととして親しまれるとともに、水源涵養、洪水調節、多様な生物の生息場所等多くの公益的機能を有しています。
しかし、一方で、急傾斜にあり、規模の小さな「棚田」は機械の導入も困難で、高齢の農家で維持していくことは大きな労力が必要です。そのため、多くの棚田が耕作放棄地となり、荒廃が進んでいます。
大阪府では、これらの棚田を保全する活動を、様々な方法で支援しています。

北部管内の取り組み

豊能町牧地区 棚田ボランティアの活動 →★今年度の牧の保全活動はこちらへ

牧地区では、農空間づくりプランにおいて、棚田の耕作放棄地の解消や未然防止に取り組む計画を盛り込み、棚田ふるさとファンクラブに呼びかけ、活動しています。
地区外周の獣害柵設置や耕作放棄地の再生作業に取り組んでいます。

豊能町牧地区

獣害柵の設置
(獣害柵の設置)

草刈り
(遊休農地の再生)

豊能町牧地区2
(ボランティアとの交流会)

豊能町高山地区

高山地区では、「農のふるさと協力隊」が耕作放棄地の棚田を利用して、保全活動を行っています。

→★高山の棚田保全活動については、こちらへ 農のふるさと協力隊の活動(リンク)(外部サイトへリンク)

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