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農業水利施設のストックマネジメント
農業水利施設のストックマネジメントとは
1.ストックマネジメントとは
農業水利施設の定期的な機能診断に基づく機能保全対策を通じて、既存施設の有効活用や長寿命化を図り、ライフサイクルコストを低減するための技術体系及び管理手法の総称です。
2.ストックマネジメントのしくみ
ストックマネジメントでは、1)から5)を、関係者が連携・情報共有を図りつつ、段階的・継続的に実施します。
- 1)施設管理者による日常管理における点検、補修
- 2)施設造成者による定期的な機能診断調査と評価
- 3)調査結果に基づく施設分類と劣化予測、効率的な対策工法の比較検討、機能保全計画の策定
- 4)関係機関等の情報共有と役割分担による所要の対策工事の実施
- 5)調査・検討の結果や対策工事に係る情報の蓄積等
3.北部管内の取り組み
北部農と緑の総合事務所管内では、五領揚水機場と大冠排水機場で事業を実施しています(PDF:112KB)
五領揚水機場
淀川から取水し、高槻市及び島本町の水田を主体とする農地に送水しているポンプ場。
H24年度から事業開始(平成24年度に機能保全計画策定)
- 平成25年度 ポンプ設備補修
- 平成26年度 ポンプ設備補修
- 平成27年度 建屋補修
- 平成29年度以降 電気設備更新(予定)
(五領揚水機場整備前の様子)
(ポンプ補修の様子)
大冠排水機場
芥川、淀川、檜尾川に囲まれた場所に位置する。
湛水被害が発生した地域の内水排除を目的として設置された施設。
H25年度より事業開始(平成25年度に機能保全計画策定)
- 平成25年度 ポンプ設備補修、電気設備更新
- 平成26年度 ポンプ設備補修、自家発電機補修
- 平成27年度 ポンプ設備補修
- 平成28年度 電気設備更新
- 平成29年度以降 建屋補修
(大冠排水機場ポンプ補修の様子)
(大冠排水機場 工場検査の様子)
(大冠排水機場 電気設備更新の様子)