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令和2年(2020年)4月1日の記者会見で使用した資料の説明
会見項目「新型コロナウイルス感染症について」で使用した資料
新型コロナウイルス感染症の発生状況について(1)
- 新型コロナウイルス感染症患者については、大阪府内においてこれまで累計244人の陽性者が判明。
- 昨日3月31日には、1日の陽性者の人数としては、最多の28人が確認された。
- 5日ごとの陽性者数は、1.8倍、2.8倍と急激に増加している。
- 退院された方84人、お亡くなりになられた方 2人を除き、現在も158人の方が陽性者として入院中。
新型コロナウイルス感染症の発生状況について(2)
- 陽性者の中でも、感染源(リンク)が分からない感染者数が増加。
- リンク不明の感染者が増加すると、爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を伴う大規模流行につながるおそれがある。
新型コロナウイルス感染症の発生状況について(3)
- 検査件数に占める陽性者の割合(陽性率)についても、ここ数日、増加傾向。
- これは、市中における感染が広がっている可能性があることを示している。
新型コロナウイルス感染症に関する新たなクラスターについて
(クラスター対策班の分析)
- リンク不明の感染者の状況を分析すると、新たなクラスターが発生していると推測。
- 現在判明しているだけでも、リンク不明の陽性者のうち、行動歴等から、11人(府外をあわせると14人)がクラブ等で飲食等をしていたと考えられる(その濃厚接触者等の陽性者も4人確認)。
- 感染者からの聞き取りが難しく、行動歴等の解明が非常に困難な状況ではあるが、ナイトクラブなど、接客を伴う飲食の場で感染したと疑われる事例が複数確認されている。
- 府民の皆さんには、「3つの密」が重なるナイトクラブなど接客を伴う飲食店に行くことはお控えいただくとともに、これらの場所に行かれた方で、咳・発熱等の症状のある方は新型コロナ受診相談センターにご相談ください。
新型コロナウイルス感染症のフェーズに応じた保健医療対策(案)
- 病床については、現在、稼働病床と非稼働病床併せて、600床の確保の目途がたっている。
- さらに、廃止病棟の稼働も含め、合計で1,000床の確保に向け、準備をすすめているところ。
- しかしながら、厚生労働省の算定式では、ピーク時において1日あたり入院治療が必要な患者数は約15,000人。
- 当面、重症者対応で300床、トータルで3000床の病床の確保を急ぐ。
- オーバーシュートに備え、本日、医療機関に対し、健康医療部長名で、まず3,000床の病床確保の要請を行う。
会見項目「春の全国交通安全運動について」で使用した資料
春の全国交通安全運動
- 4月6日から15日まで、「春の全国交通安全運動」を実施する。
- 大阪府では、全国の重点項目に加え「横断歩道ハンドサイン運動」の推進を重点として取り組んでいく。
「横断歩道ハンドサイン運動」の推進
- 「横断歩道ハンドサイン運動」は、主に信号機が設置されていない横断歩道での歩行者優先を徹底させるため、昨年から府民運動として推進している。
- 大阪府では8割以上の車が横断歩道で停止していない状況にあるので、横断しようとする歩行者がいれば必ず停止して、歩行者とドライバーがお互いにハンドサインを送っていただきたい。
紅(くれない)ゆずる さんの広報動画
- 元宝塚歌劇団星組のトップスターで本運動の広報啓発モデルである「紅ゆずる」さん出演の広報動画を、大阪市内の大型ビジョンで放映するとともに、大阪府のホームページで公開している。
- 「ゆずってくれない?私はゆずる」とのわかりやすいキャッチフレーズでハンドサイン運動を呼びかけているので、ぜひ歩行者の安全確保に努めていただきたい。