平成23年度「教育コミュニティづくり地区別研修会(北河内地区)」
1. 日時
平成23年10月4日(火曜日) 午後7時 から 9時15分 (受付 午後6時30分から)
2. 会場
守口市立教育文化会館 5Fホール
3. 対象
教育コミュニティづくり推進事業(学校支援地域本部・おおさか元気広場・家庭教育支援)に関わるボランティア・コーディネーター、関係者
学校関係者、「すこやかネット」関係者、地域コーディネーター、子ども家庭サポーター
「放課後児童健全育成会事業」関係者、元気アップ地域本部関係者[大阪市]
教育コミュニティづくりに関心のある方 等
4. 研修内容
- 実践報告(地区から)
- 報告1 テーマ 「地域の大学と連携した取組み 大久保中学校区食育フェスタ」
守口市立大久保中学校区 西尾 照子 学校支援コーディネーター
- 報告2 テーマ 「おおさか元気広場での交野市の状況」
交野市教育委員会事務局生涯学習推進部青少年育成課 今井 靖志 課長
- 報告3 テーマ 「自学自習力システムを活用した枚方市放課後自習教室
枚方市教育委員会事務局学校教育部教育推進室教育指導課 嶋田 崇 主幹
- 報告4 テーマ 「門真市立浜町中央小学校区の通学合宿のとりくみについて」
門真市立第一中学校区 奥田 赳 学校支援コーディネーター
- 報告5 テーマ 「平成23年度おおさか元気広場大東市放課後こども教室の様子 特色ある取組みについて」
大東市教育委員会事務局生涯学習課 土野 美穂子 社会教育主事
- 報告6 テーマ 「おおさか元気広場 市内小学校合同チャレンジミュージカルについて」
四條畷市教育委員会事務局社会教育課 山下 香 事務職員
- 報告7 テーマ 「寝屋川市における家庭教育サポートチーム 取組みの概要」
寝屋川市教育委員会事務局社会教育部地域教育振興課 田中 太 係長
- ワークショップ 「ワールドカフェによるワークショップ」
ファシリテーター 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 ESDコース
高尾 千秋 コーディネーター
5. 研修の様子
守口市大久保中学校区の食育フェスタの報告
交野市のおおさか元気広場の報告
枚方市の放課後自習教室の報告
門真市立浜町中央小学校区の通学合宿の報告
大東市放課後子ども教室の報告
四條畷市小中合同チャレンジミュージカルの報告
寝屋川市の家庭教育サポートチームの報告
高尾ファシリテーターによるワークショップ
ワークショップに参加するみなさん
カフェオーナーによる意見交換の結果発表
- 参加者アンケートより
- ワールドカフェははじめての経験でしたが、いろいろな人の意見が聞けて良かった。7市の発表について、時間が少ないなりによ
くまとまっていた。
- 地域に関わって一年生の私にとって、とても意義のある会でした。自分自身ももっと勉強していきたいと思います。
- 3分発表、具体的でとても参考になりました。バラエティに富んだ内容で皆さん活動されているのがわかりました。これからもより
- よくなるように努力します。
- 各市の取組み、また、ワールドカフェでさまざまな意見交流・人材交流ができてよかったです。
- 色々な地域の方の話を聞くことができ、取組みをパワーアップするための手立てをいただきました。情報発信していきたいと思います。
- 各地区の報告がとても興味深かった。発表の時間が短かったことが残念です。
- 現在の取組みを少しパワーアップするために
- 信頼関係を生むには、立場・活動の理解と尊重。嘘のない情報
- 知る・広げる・つなげる
- 協働(地域・学校・家庭)、継続、人間関係、学校との関係
- 広報・情報発信→地域・保護者に関心を持ってもらう
- 組織の質、住民と教師の接点、ボランティアさんのがんばりをアピール
- 異世代交流、風通しよく
- アドバイザリースタッフ(関西こども文化協会 中村事務局次長)によるコメント等
- 守口市立大久保中学校; 校区内に大学があるという環境を活かし、大学キャンパス内で大学祭等のイベント時に地域の取組みを行っている。
大学は時に地域の人々にとって入りにくい場所になるが、地域資源の一つへと地域の人々の認識を変えるきっかけになるのではないか。また
大学キャンパス内に地域の人々が入る機会があることによって、地域と大学生との交流の機会となり、連携の契機となる。
- 交野市; 全小中学校で毎週水曜日に校庭開放を行っている。安全管理員を置いて、子どもたちが豊かに、かつ、のびのびと活動できる機会と
場所を提供している。子どもたちが放課後に過ごす場所を学校で確保することによって、子どもたちの安全も守られる。また、地域の人々が教
育委員会とのつながりを意識的にとっていることも特徴的である。多様な情報を持つ教育委員会と意識的な連携をすることで、地域での活動に
有用な情報をいち早く取り入れることができる。
- 枚方市; 朝学習・放課後学習・家庭学習と、自学自習の習慣作りに取り組んでいる。大学生など、中学生にとって身近に感じることのできる存
在をサポーターとしていることは、ぜひ参考にしていただきたい。振り返りカードを活用し、サポーターからコメントをつけて保護者に渡しているこ
とは、保護者との連携を図り、子どもたちの学習習慣を家庭でも確保しやすいよう親の理解促進につながる工夫である。
- 門真市; 通学合宿は、地域の資源を最大限に活用する取組みであると考える。通学合宿では、テレビやゲーム、携帯のない生活を過ごす。
また、衣食住の共同生活を通して、「早寝早起き朝ごはん」の生活習慣づくりのきっかけを提供することができる。保護者への事前説明やアレ
ルギー等の食事への配慮も行き届いている。地域の子どもと大人が、共同生活を通して関わり合う機会となり、地域資源を活用することにより、
子どもも大人も、地域を一層深く理解することにつながる。
- 大東市; こども教室の活動として、そろばん教室を実施している。指導者は子育て中の母親であったり、保護者である。保護者が指導者になる
ことにより、保護者同士の連携も取りやすく、活動の中に親の視点を積極的に取り入れることで、子どもたちが意欲的に取り組める工夫につなが
っている。
- 四條畷市; おおさか元気広場としてチャレンジミュージカルの教室を開催している。市内全小学校区から参加可能で、子どもと教員が作り上
げ、家族や地域の人々も応援する。校区を超えた取組みを行うことで、複数の小学校から進学する中学校生活に対して、安心の材料につながっ
ているのではないか。
- 寝屋川市; 学校や地域で家庭教育を支援するということはなかなか難しいと感じられているが、家庭教育サポートチームを組織し、訪問型の家
庭教育支援に力を入れている。家庭教育サポーターは、学校の教職員や他の支援人材と連携を図り、チームとして課題の見える児童・生徒の
支援を行いながら、保護者に寄り添い、ともに考え、保護者とつながり、その家庭を支援していくというもの。今後どのような成果が現れるのか、
活動の展開に期待したい。
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