ここから本文です。
平成16年度第1回大阪府都市計画審議会
日時 平成16年7月28日(水曜日)
午前10時30分開会
午前11時00分閉会
場所 プリムローズ大阪会議室2階「鳳凰の間」
議題
【審議案件】
議第138号 「東部大阪都市計画用途地域の変更について」
議第139号 「産業廃棄物処理施設の敷地の位置(高槻市)について」
議第140号 「産業廃棄物処理施設の敷地の位置(堺市)について」
議第141号 「産業廃棄物処理施設の敷地の位置(高石市)について」
番号 | 資格 | 氏名 |
---|---|---|
1 | 学識経験者(京都大学教授) | 岡田 憲夫 |
3 | 学識経験者(大阪府選挙管理委員会委員長) | 松室 猛 |
5 | 学識経験者(大阪府立大学教授) | 溝端 朗 |
6 | 学識経験者(大阪学院大学教授) | 細見 昌彦 |
7 | 学識経験者(大阪商工会議所代表) | 長谷川 妙子 |
9 | 学識経験者(弁護士) | 上原 理子 |
12 | 学識経験者(大阪府立大学教授) | 増田 昇 |
13 | 関係行政機関の職員(近畿農政局長) | 山川 雅典(代理:農村計画部農村振興課長 本田 雅昭) |
14 | 関係行政機関の職員(近畿経済産業局長) | 福水 健文(代理:産業企画部地域振興課長 福崎 文伸) |
15 | 関係行政機関の職員(近畿地方整備局長) | 藤本 貴也(代理:企画部広域計画課長 小川 博之) |
16 | 関係行政機関の職員(近畿運輸局長) | 谷口 克己(代理:企画振興部企画課長 坂本 弘毅) |
18 | 府議会議員(自民) | 川合 通夫 |
19 | 府議会議員(自民) | 吉田 利幸 |
23 | 府議会議員(公明) | 谷口 昌隆 |
24 | 府議会議員(公明) | 池川 康朗 |
25 | 府議会議員(主権) | 土井 達也 |
27 | 町村の長を代表する者(大阪府町村長会会長) | 中出 春次 |
28 | 市の議会を代表する者(大阪府市議会議長会会長) | 高岸 利之 |
30 | 大阪市長 | 関 淳一(代理:大阪市計画調整局長 岩本 康男) |
31 | 大阪市会議長 | 新田 孝 |
番号 | 資格 | 氏名 |
---|---|---|
32 | 八尾市助役 | 岩崎 健二 |
午前10時30分開会
- 事務局(平田 義宣君) 定刻の時間となりました。
ただいまから、平成16年度第1回大阪府都市計画審議会を開催いたします。
私は、本日の司会を務めます総合計画課の平田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、現委員数31名の方々のうち、ただいま20名の委員の御出席をいただいておりますので、大阪府都市計画審議会条例第5条第2項の規定により、本審議会の定足数を満たしておりますことを御報告申し上げます。
なお、本審議会は公開で行いますので、よろしくお願いいたします。
審議会開会にあたり、皆様にお願いいたしたい事項を申し上げます。
まず、携帯電話をお持ちの方は、電源を切るか、マナーモードに設定いただきますよう、御協力をお願いいたします。
また、本会議場は禁煙となっておりますので、おたばこは御遠慮願います。
なお本日は、「関西エコスタイルキャンペーン」期間中のため、幹事をはじめ事務局の服装は、エコスタイルとさせていただいておりますので、御了承願います。
次に、報道関係の皆様には、審議会の開会後5分間はフリーで撮影していただいて結構ですが、その後は、審議の妨げにならない範囲内で取材をよろしくお願いいたします。
会議を傍聴されます方にお願いいたします。事前にお配りしております傍聴要領を守り、審議会開会中は、静粛にお願いいたします。
それでは、審議会の開会にあたり、阪倉建築都市部長からごあいさつを申し上げます。 - 建築都市部長(阪倉 嘉一君) 建築都市部長の阪倉でございます。
平成16年度第1回の大阪府都市計画審議会の開催にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
委員各位におかれましては、公私に御多忙のところ御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
また、平素より大阪府の都市計画行政の推進に格別の御協力、御指導を賜っておりますことを厚く御礼申し上げます。
本日は、今年度初めての都市計画審議会でもございますので、委員の皆様方におかれましても、府議会議員の委員の方をはじめ、新たに委員に御就任いただいた方がおられますので、後ほど事務局のほうから御紹介させていただきます。
また、4月の人事異動により建築都市部理事や総合計画課長をはじめ府の幹部に交代がございましたので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
さて、今月の月例経済報告では、景気の基調判断が「堅調に回復」という、バブル崩壊後、最も強い表現となっており、大阪経済につきましても、有効求人倍率や設備投資など各指標の改善が見られ、ようやく明るい兆しが見えてまいりました。
こうした追い風を生かしながら、大阪都市圏の再生に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
その一例を申し上げますと、本年5月の都市再生緊急整備地域の第4次指定で、府内で4地域が新たに指定されたところでございますけれども、今月13日には、早くも民間事業者から都市計画提案が本府になされました。
現在、この提案内容を審査中でございますが、都市計画決定を行うべきであるとの判断をした場合には、次回の本審議会で御審議していただく予定でございます。
さらに、地域の個性を生かしながら都市再生を推進するために、「まちづくり交付金」が本年度新たに国において設けられました。府内では6地域が新規に採用されたところでございます。
地域の創意工夫が生かされた提案を通じまして、大阪の都市再生が進むよう本府といたしましても、この制度の活用を積極的に支援してまいります。
委員の皆様におかれましても、どうかこれからの大阪都市圏の再生に向けた取り組みに、より一層の御支援、御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
なお、今回、御審議いただく案件でございますが、東部大阪都市計画用途地域の変更、建築基準法第51条ただし書きに基づく案件としての産業廃棄物処理施設の敷地の位置に関するものが3件でございます。
それでは、よろしく御審議のほどお願い申し上げまして、簡単ではございますが、私のあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。 - 事務局(平田 義宣君) ありがとうございました。では、前回の審議会以降、新たに委員に御就任いただいた方が多数おられますので、本日、御本人に出席いただいております方々を御紹介させていただきたいと思います。
まず、大阪府議会議員で、新委員の方々を御紹介申し上げます。
川合委員でございます。
谷口委員でございます。
池川委員でございます。
土井達也委員でございます。
続きまして、市町村を代表する委員で、新委員の方を御紹介申し上げます。
大阪府市議会議長会会長の高岸委員でございます。
大阪市議会議長の新田委員でございます。
学識経験者委員として、大阪府選挙管理委員会委員長の松室委員でございます。
以上でございます。
それでは、岡田会長、議事進行をよろしくお願いいたします。 - 議長(岡田 憲夫君) 本審議会の会長を務めております岡田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員の皆様方には、本日お忙しいところ、また大変お暑い中、御出席いただきまして誠にありがとうございます。
それでは、ただいまから平成16年度第1回大阪府都市計画審議会の議事に入らせていただきます。
今回、御審議いただきます案件は、あらかじめ皆様方のお手元にお届けいたしました議案書のとおり、「東部大阪都市計画用途地域の変更」を含みます4議案でございます。
- 議長(岡田 憲夫君) 最初に御審議いただきますのは、議第138号議案です。
その内容につきまして、幹事に説明させます。 - 幹事(中井 二郎君) 総合計画課長の中井でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、議第138号「東部大阪都市計画用途地域の変更について」御説明いたします。
議案書の1ページから4ページ、資料の1ページから5ページでございます。
まず、本年4月1日より、概ね市町村単位で定めておりました42の都市計画区域を広域化し、4つの都市計画区域に再編したことから、枚方都市計画ほか9都市計画ごとに定めていた10の都市計画用途地域の内容を統合し、新たに「東部大阪都市計画用途地域」として変更するものでございます。
具体的には、従来定めておりました10都市計画の計画書及び計画図を「東部大阪都市計画用途地域」の計画書及び計画図としてまとめたものでございます。
次に、実質的な用途地域の変更を行う地区について御説明いたします。当地区は、八尾市西部のJR大和路線久宝寺駅南側で整備が進んでいる大阪竜華都市拠点整備地区に接し、都市計画道路「竜華東西線」と「久宝寺太田線」の交差部に位置する交通条件のよい「八尾市跡部北の町等」でございます。
当地区の周辺は、八尾市の総合計画において「竜華操車場跡地及び周辺は、複合機能を備えた新たな都市核の形成をめざす。」と位置づけられており、都市計画道路「竜華東西線」などの一部供用開始、駅前広場の供用開始、市立病院の開院など、まちづくりが着々と進んでおります。
このような状況を踏まえ、当地区及びその周辺における既存工場の操業環境に配慮しながら、幹線道路沿道にふさわしい土地利用を誘導し、地域の特性を生かした活力あるまちづくりを促進しようとするものでございます。
そのため、八尾市において、当地区で「住宅や教育施設等の建築制限」、「壁面位置の制限」、「地区施設道路」などを内容とする地区計画を決定するとともに、大阪府において用途地域を変更するものでございます。
変更する内容でございますが、「近隣商業地域」容積率200パーセント、建ぺい率80パーセント及び「工業専用地域」容積率200パーセント、建ぺい率60パーセントから、「近隣商業地域」容積率300パーセント、建ぺい率80パーセント及び「準工業地域」容積率200パーセント、建ぺい率60パーセントに変更するものでございます。
なお、本審議会の審議案件ではございませんが、用途地域の変更に関連して、八尾市において、今回「近隣商業地域」に追加する区域について、準防火地域の指定を行う「防火地域及び準防火地域の変更」、及び先ほど簡単に御説明いたしました「地区計画の決定」をいたします。
説明は以上でございます。 - 議長(岡田 憲夫君) それでは、ただいま説明を受けました議案につきまして、御意見、御質問ございませんでしょうか。
御意見、御質問はございませんか。
それでは、ないようですので、表決に入ります。
議第138号議案を原案どおり承認することについて、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり) - 議長(岡田 憲夫君) 御異議がないようですので、原案どおり可決します。
- 議長(岡田 憲夫君) 次に、御審議いただきますのは、高槻市関係の議第139号議案です。
その内容につきまして、幹事に説明をさせます。 - 幹事(中井 二郎君) 議第139号「産業廃棄物処理施設の敷地の位置(高槻市)について」御説明いたします。
議案書の5ページから8ページ、資料の7ページから9ページでございます。
最初に、建築基準法第51条ただし書きについて簡単に御説明いたします。
建築基準法第51条の規定では、汚物処理場、ごみ焼却場、産業廃棄物処理施設などの用途に供する建築物は、その敷地の位置が都市計画決定されていなければ、新築又は増築してはならないとされておりますが、同条にはただし書きの規定があり、特定行政庁が、「産業廃棄物処理施設」は都道府県都市計画審議会、その他の51条対象施設は、市町村都市計画審議会の議を経て、その敷地の位置が都市計画上支障がないと認めて許可した場合は、この限りではないとされております。
本日、御審議いただきます案件は、このただし書きの規定に基づき、民間事業者から特定行政庁に対し許可申請があり、特定行政庁が許可の判断に先立ち、今回本審議会に付議するものでございます。
本審議会におきましては、当該敷地及びその周辺地域における都市計画や土地利用の状況などを勘案し、「当該施設の敷地の位置に関する都市計画上の支障の有無」について、御審議いただきたいと考えております。
続きまして、付議案件の概要を御説明いたします。
本案件の敷地の位置は、「高槻市梶原中村町640番1」でございます。
計画内容は、「廃プラスチック類の破砕施設」であり、1日当たりの処理能力は6.4tでございます。なお、これはペットボトルを破砕するものでございます。
ペットボトルは、メーカーの瓶詰め工場等から排出されるもの及び販売店から排出されるものを回収する場合は産業廃棄物に該当し、自治体が各家庭から収集してきたもの及び自治体が設置するペットボトル回収拠点から収集したものは、一般廃棄物に該当いたします。
本施設では、両方の廃棄物を処理することとなりますので、産業廃棄物処理施設及び一般廃棄物処理施設として扱っております。
また、本施設内にポリ袋、空き瓶、空き缶、段ボール紙も処理するための一般廃棄物処理施設として扱うことにもなります。
それら一般廃棄物処理施設については、建築基準法第51条ただし書きの審議が、高槻市都市計画審議会において既に行われております。
敷地面積は、4,139.67平方メートルで、この敷地内に「工場棟」「事務所棟」を建設する計画でございます。
破砕施設につきましては、建築物内に設ける計画でございます。
また、敷地の周囲には緑地の保全、修景及び敷地外との遮断を図るため、緩衝帯として幅2m以上の緑地帯を設けております。
次に、当該敷地及びその周辺地域における都市計画や土地利用状況について御説明いたします。
当該地域は、国道171号と、都市計画決定されている第二名神自動車道が交わる東側にございます。
用途地域は、「準工業地域」となっており搬出入道路となる国道171号に沿って、準工業地域が広がっており、南東側は市街化調整区域となっております。敷地周辺の土地利用状況でございますが、池、工場、住宅、農地となっております。
搬出入道路として利用する国道171号の幅員は、現況18mでありますが、都市計画道路として32mに拡幅される計画となっております。今後、拡幅され敷地が狭くなったとしても建築物の建ぺい率、容積率は満足される計画となっております。
一方、建築基準法の許可申請と並行して、事業者から「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく産業廃棄物処理施設設置許可申請がされております。
その中で、当該施設の設置に伴う生活環境影響調査が事業者により実施されております。
この生活環境影響調査では、審査項目のうち、周辺への影響が考えられる大気汚染、騒音、振動について、現況調査等をもとに将来予測が行われております。
それによりますと、大気汚染については、廃棄物運搬車両の走行に伴う排ガスによる二酸化窒素による影響について予測を行った結果、予測値で日平均の年間98パーセント値が0.055ppmとなり、環境保全目標値の0.06ppmを下回っております。
また、騒音については、現況騒音と、廃棄物運搬車両からの騒音及び施設稼働による騒音の予測複合騒音は、現況値の75デシベルと同じ値となっており、施設稼働のみによる騒音の予測値が58デシベルとなり、環境基準の60デシベルを下回ります。
また、振動については、施設の稼働による振動、運搬車両の走行による振動及びその複合振動について予測を行っております。それぞれ環境保全目標を下回っております。
以上のとおり、「本計画による大気汚染、騒音、振動についての周辺環境への影響は、軽微である」とされております。
また、近隣自治会の上牧町自治会、グリーンピア梶原自治会、五領住宅自治会の3自治会及び隣接地の方々に、事業者が事業説明を行っておりますが、反対の意見は伺っておりません。
説明は以上でございます。 - 議長(岡田 憲夫君) ただいま説明を受けました議案につきまして、御意見、御質問はございませんか。
御意見、御質問はございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり) - 議長(岡田 憲夫君) ないようですので、表決に入ります。
議第139号議案を原案どおり承認することにつきまして、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり) - 議長(岡田 憲夫君) 御異議がないようですので、原案どおり可決します。
- 議長(岡田 憲夫君) 次に御審議いただくのは、堺市関係の議第140号議案でございます。
その内容につきまして、幹事に説明をさせます。 - 幹事(中井 二郎君) 議第140号「産業廃棄物処理施設の敷地の位置(堺市)について」御説明いたします。
議案書の9ページから12ページ、資料の11ページから13ページでございます。
付議案件の概要を御説明いたします。
本案件の敷地の位置は、「堺市小代460番及び和田160番ほか」でございます。
計画内容は、「廃プラスチック類、木くずの破砕施設」であり、1日当たりの処理能力は廃プラスチック類6.8トン、木くず7.92トンでございます。
なお、これらはゲーム・おもちゃ類を分解し、発生した廃プラスチック類、木くずを破砕するものでございます。
敷地面積は、約5,000平方メートルで、この敷地内に「工場・ストックヤード棟」「事務所棟」を建築する計画でございます。
破砕施設につきましては、建築物内に設ける計画でございます。
また、敷地の周囲には、幅3mの緑地帯を配置し、周辺への環境を軽減する計画となっております。
次に、当該敷地及びその周辺地域における都市計画や土地利用状況等について御説明いたします。
当該敷地は、北側に都市計画道路松原泉大津線、南側に阪和自動車道堺インターチェンジ、西側に都市計画道路津久野豊田線に囲まれた地域でございます。
当該敷地は、市街化調整区域でございまして、用途地域の指定はございません。
当該地域への搬出入車両ルートは、都市計画道路松原泉大津線、幅員50m、都市計画道路津久野豊田線、幅員25m、阪和自動車道堺インターチェンジを介して、前面道路の堺市道平井小代1号線、幅員約7mで搬出入を行います。
都市計画道路津久野豊田線沿道には、販売、商業施設が点在し、市道平井小代1号線沿道には、農地、雑種地となっております。
一方、この建築基準法の許可申請に並行して、事業者から「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく廃棄物処理施設設置許可申請がされております。
その中で、当該施設の設置に伴う生活環境影響調査が事業者により実施されております。
この生活環境影響調査では、審査項目のうち、周辺環境に影響が考えられる騒音、振動について、現況調査等をもとに将来予測が行われております。
それによりますと、騒音については、敷地境界において最大45デシベルであり、騒音規制法に基づく用途地域の指定のない地域の規制基準である55デシベルを下回ります。
また、振動についても、敷地境界において最大58デシベルであり、振動規制法に基づく用途地域の指定のない地域の規制基準である60デシベルを下回ります。
以上のとおり、「本計画による騒音、振動についての周辺環境への影響は軽微である」とされております。
また、事業内容について、周辺自治会である和田自治会及び小代自治会で合意済みでございます。
説明は以上でございます。 - 議長(岡田 憲夫君) ただいま説明を受けました議案につきまして、御意見、御質問はございませんでしょうか。
御意見、御質問はございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり) - 議長(岡田 憲夫君) ないようでございますので、表決に入らせていただきます。
議第140号議案を原案どおり承認することにつきまして、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり) - 議長(岡田 憲夫君) 御異議がないようですので、原案どおり可決します。
- 議長(岡田 憲夫君) 次に御審議いただきますのは、高石市関係の議第141号議案です。
その内容につきまして、幹事に説明をさせます。 - 幹事(中井 二郎君) 議第141号「産業廃棄物処理施設の敷地の位置(高石市)について」御説明いたします。
議案書の13ページから16ページでございます。資料の15ページから17ページでございます。
付議案件の概要を御説明いたします。
本案件の敷地の位置は「高石市高砂三丁目12番1」でございます。
計画内容は「廃プラスチック類、木くずの破砕施設」であり、1日当たりの処理能力は、廃プラスチック類14.4トン、木くず9.6トンでございます。
なお、これらは電気工事等で発生するプラスチックや木製パレットを破砕し、発電用固形化燃料を製造するものでございます。
敷地面積は、6,042.22平方メートルで、敷地内には平成2年に建築された事務所が1棟と倉庫が2棟あり、今回この倉庫の一つを破砕施設に用途変更するものでございます。
なお、他方の倉庫についても、蛍光管リサイクル工場に用途変更しますが、51条ただし書きの対象外の施設でございます。
また、敷地の周囲には、幅1.5mから3mの緑地帯を配置し、周辺への影響を軽減する計画となっております。
次に、当該敷地及びその周辺地域における都市計画や土地利用状況等について御説明いたします。
当該敷地は、高石市の臨海部に位置し、用途地域は「工業専用地域」に指定されております。
敷地周辺の土地利用状況でございますが、工業専用地域に指定されていることもあり、工業系用途に特化した施設が集積しており、住居関連施設はございません。
当該敷地は、幅員14mの市道高砂5号線に接しており、また幅員14mの緑道を挟んで幅員36mの市道高砂1号線に接しています。
一方、建築基準法の許可申請と並行して、事業者から「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく廃棄物施設設置許可申請がされております。
その中で、当該施設の設置に伴う生活環境影響調査が事業者により実施されております。その生活環境影響調査では、審査項目のうち周辺環境に影響が考えられる振動、騒音について、現況調査等をもとに将来予測が行われております。
それによりますと、騒音については敷地境界での予測値は最大67.6デシベルとなり、工業専用地域の基準はございませんが、高石市環境保全協定の95デシベルを下回ります。
また、振動については、敷地境界での予測値の最大は67.5デシベルとなり、工業専用地域の基準は同じくございませんが、振動規制法に基づく工業地域の規制基準であります70デシベルを下回ります。
以上のとおり、「本計画による騒音、振動についての周辺環境に及ぼす影響はほとんどない」とされております。
説明は以上でございます。 - 議長(岡田 憲夫君) ただいま説明を受けました議案につきまして、御意見、御質問はございませんでしょうか。
御意見、御質問はございませんでしょうか。
ないようですので、表決に入ります。
議第141号議案を原案どおり承認することにつきまして、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり) - 議長(岡田 憲夫君) 御異議がないようですので、原案どおり可決します。
- 議長(岡田 憲夫君) 以上で、本日の審議は終了いたしました。
本日、御審議いただきました4議案につきましては、直ちに必要な手続きを進めさせます。
なお、事務局より、連絡事項がございます。 - 事務局(平田 義宣君) ちょっとお時間をいただきたいと思います。
本日、委員のほうに資料でお配りいたしました委員名簿におきまして、松室委員の資格欄のところでございますが、大阪府選挙管理委員会事務局長と記しておりますが、正しくは、大阪府選挙管理委員会委員長でございます。事務局のミスでございます。ここに訂正並びにおわび申し上げたいと思います。
以上です。 - 議長(岡田 憲夫君) それでは、訂正をよろしくお願いいたします。
それでは、これをもちまして平成16年度第1回大阪府都市計画審議会を閉会とさせていただきます。
委員の皆様方におかれまして、議事の進行に御協力いただきありがとうございました。
午前11時閉会